幕岩の岳樺ルート =竜の滝登り=  ~2024.05.03-05~

dakekanba-admin

山域:湯河原 幕岩
日程:2024.5.3-5
メンバー:竜少年、レイザー、アーサー、ロッピー、群草、ナナ、エビゾウ、ドリル


昨年末悟空スラブを超えてからドリさんにロープで連行されようよう幕山山頂に倒れこんだ。そのトラウマがまた蘇ってきた。
体力的に悟空スラブの取り付きから一人下山の心つもりだった。大滝フェースが濡れている、しめしめ登らなくてすむぞ! と、ところが乾いているところから登れますよとツメタイ。
 今回は何とか悟空スラブの取りつきにたどり着いた。この山行は成功だ、さ、気持ちは帰るぞ。「会長、ビレイおねがい」む、む、致し方ない。もらったクライミングシューズは足に合わず痛い。
何とか登り切り、もう戻れない。戻りたい。戻れない。昨年のトラウマがよみがえる。ロッピーとハッシーに遮二無二引かれ連行され昨年同様でなんとかゴール。
 皆さんのおかげで大滝フェースから悟空スラブを超えて山頂までつながった。これを「竜の滝登り」と命名。30年かかった。

@竜少年


今回のGW合宿は湯河原幕岩 (^^)/

ロクスノ#095に紹介された、悟空スラブ・エクステンション【悟空スラブ+岳樺クラブルート】(6P/5.8~5.9)をさらに下から繋げる壮大なルートにチャレンジ !(^^)!

前回は悔しくも悟空スラブにたどり着けなかった… (^^;
前回レポは以下参照↓↓
幕岩忘年山行 ~2022.12.10-11~ – 山の会「岳樺クラブ」 (千葉県勤労者山岳連盟加盟) (dakekanba-club.com)

今回はリベンジを果たすべく、竜少年を含む総勢8名でアタック !(^^)!

水が滴り落ちる大滝フェイスから、泥ルンゼを抜けて悟空スラブ1P目に繋げるルート「龍の滝昇り(竜少年が命名)」を遂に突破 !(^^)!

悟空スラブをサクッと抜けた後は、苔コケスラブと棘の藪地獄! ( ゚Д゚)
まさにアルパイン!

みなさん、「いたーい!いたくなーい!」と嬉しそうにはしゃぎながら突っ込んでいきます! (^^;

そして遂に幕岩山頂へ (^^)/

竜少年、やりましたね!
当会発足30周年にこのような偉業に参加させていただきありがとうございました!

そして素晴らしい仲間に感謝!(^^)!
30年後も続けていられるよう精進します!

@レイザー


悟空スラブは今回で2度目
前回は岳樺ルートの取り付きを確認するもルートを回避し山頂へと向う
こちら↓

あれから2年の月日が過ぎたけど少し気がかりだった岳樺ルートへチャレンジ

前日の雨のおかげでツルツルコケコケ、そして薮ではトゲトゲ

これぞアルパイン!
会のみんなと竜少年と共に楽しく行動出来た事に感謝です

@アーサー


岳樺に入ってから初めて泊りで合宿に参加しました。
みんなテン場装備なのに自分一人だけキャンプ装備だったのは笑うしかなかった。

初日は岳樺ルートに挑戦し、藪漕ぎルートに大苦戦。
藪漕ぎルートは下草のない時期のほうが良いだろう、踏み跡が見つからない。
それにしても会長、山頂まで登れてすごすぎです。

2日目は正面壁でクライミング。
まだクラックリードは5.8程度を1、2本しか経験がないのにもかかわらず、
N0,1ルート(5,10b)のリードに挑戦してしまった。
登り初めの右のクラックから左のクラックへのトラバースはサッシ―改め海老ちゃんの残置
ヌンチャクでA0にもかかわらず大苦戦。
何とか左のクラックに移れてカムを決めつつ登っていく、途中レストポイントを見つけて
しっかりレストしたがすでに体力の大半を消耗していて回復しない。
回復しきらないレストを終えて登り始めるもほとんど登れず、
その間も体力はどんどん吸われるし喉もカラカラで、ここで敗退するしかないのか?
カムを支点に下してもらうかとカムを見たら、あ?あれ?このカム回収できないぞ?
ここからは落ちることが怖くても回収!腕に力が入らなくても回収!
呼吸がまともにできなくても回収!とにかく回収だ!と変な気合が入る。
レストポイントから3mほど登ったあたりで頭上にU字ボルトが見えてきた。
そこにヌンチャクがかけられれば落下の心配がなくなる、しかしそこに行くための左の一手が届かない。
あと10センチがどうしても届かない。
あの左の一手はガバなのか?カチなのか?デッドでも抑え込めるか?すでにランナウトしてるし、
落ちたらカムが外れるだろうな、などと考えながらもここで留まってても体力が尽きて結局は
落ちるだろうな、ならばと「腹を括れ!残っている力を絞り出せ!飛びつけ!抑え込め!」
よし止まった!ヌンチャクかけろ!手が言うこと効かん!ロープ掛けろ!腕が上がらん!
そんな状態でもなんとかヌンチャクとロープをかけられてようやく一息付けた。
終了点から海老ちゃんに下してもらい、動かない手で懸垂してようやく終了。
これほどの恐怖と体力の限界を超えたクライミングは初めてだ。
海老ちゃん、超長時間のビレイをありがとう。
レイさん、このルートをあんな短時間で登るなんてさすがです。
今度はテンションなしの完登にリベンジだ。

ロッピー


会長とダケカンバリートに行きたい!
願いが叶いました。1年半ぶりに叶った願いです

ところが、時期が悪かった。幕岩は5月じゃない、とレイさんが言っていたのが気になってはいたけれど。先輩のいうことは聞くべきです。
滝には水が流れている(汗)
あまり人が登っていないらしく草つきやちょっとした岩の割れ目に手をかけるとヌルッ。
承知していてもいざ手を突っ込むと「*#○$%!」と声が漏れてしまう。
あぁ、こういうことだったんですね。

そしてダケカンバルートは棘の道これからの私の行く道か?

それでも会長はじめ皆そろって頂上で記念撮影!ばんざ~~~い

夜は神谷温泉で宴会 ケガや病気!?からの復帰やら、家族サービスを頑張って今日の参加に至った会員の慰労やら、個人的には資格試験からの解放、お酒を飲む理由は盛りだくさん。
ダケカンバに乾杯!

神谷温泉のお湯はとてもよろしくて、湯上りのお肌のお手入れが必要ないくらいでした。

二日目私はクラック練習。練習にちょうど良いクラックで、気持ちよく「クラックとは何ぞや」をわかったつもりになれました。私の掲げる大きな目標を達成するにはクラックもクリアせねばならない。この「わかったつもり」が大事だと思っている。これから出会う様々なクラックの中に、この感覚を探していけばいいのだろうと思う。

海老ちゃんの命名もハマり過ぎてかあっという間に定着。めでたしめでたし。

神谷温泉キャンプ場の木漏れ日サイトも木々に囲まれ気持ちよかったです!

合宿は行う度に達成感を味わえるだけでなく次への課題を見つけることができて、本当に有意義であります。この年になっても進歩(ほんのちょっとだとしても)を感じられるなんて幸せです。
これからも何度も何度も皆と乾杯をしたいです。

@群草


春合宿は湯河原幕岩で岳樺ルートを登攀しました。藪漕ぎ、ルンゼ、クラックや棘の刑に処されたアルパイン、楽しかったです。
テン場の朝は小鳥の鳴き声と新緑芳しい、そんな青々とした2日間でした。
温泉付きのテン場とゆー贅沢な環境は初めてでしたが年々お湯に浸かれること、それだけでありがたいなーという”おとし”になりました。
今年もご一緒してくれてありがとうございました。

@ナナ


いばらの道、クライミング、美味しいお料理、お酒。楽しかったです。58歳エビ、これからも歌舞伎ます。
よろしくお願いいたぁぁぅしぃぃぃぃまぁぁうーぅすぅ。

@エビゾウ


今年の合宿は一昨年のリベンジで「竜の滝登り」に挑戦してきた。
大滝フェイスから悟空スラブの取り付きを目指した。
悟空スラブの終了点から今度は岳樺ルートへ。
30年ほど前のルートなので草木が覆い茂ってなかなかハードなルートだ。
3ピッチほどのルートが終わるとそこから幕岩頂上に向かって直登する。
無事にみんなで頂上で写真と撮り下山できた。
このルートを登るなら冬の草木が枯れて岩に苔がなく濡れてない季節が良いかな。
夜は楽しい話を肴にお酒がおいしい!!
みなさんありがとうございました!

@ドリル