谷川県連雪上訓練
■日程:2010年4月11日
■目的地:谷川岳 一ノ倉沢 雪上訓練
■メンバー:take マーメイド toku
■天候:晴
■記録者:take マーメイド toku
7:00ベースプラザ入り口に集合。当初、初級者と中級者に分けて行う予定であったが準備の都合上初級者用雪訓を講師石川さんにより実施する。
雪面歩行 ここで問題になったのはピッケルの持ち方であった。
☆ピックを前にして持つ
傾斜の少ない雪面登降時の杖としてピックが前になる持ち方が最も楽で手のひらにフィットする。また、急斜面の登降ではクライミングの補助としてピックを雪面に刺しブレードに荷重して登ると安定する。
たたし、滑落した場合、持ち替えるため停止の体勢をとるのに時間がかかる。
☆ブレードを前にして持つ
稜線歩行中、トラバース、下降中など滑落が考えられる場面に適している。1秒を争う初期制動・滑落停止素早く行う場合に有効な持ち方である。
滑落停止 滑りだしたら止まらないため初期制動を強く説明する。
☆肩制動
定番の停止方法であり、うまく止まるがザックを担いでいる場合はまだ経験していない。
☆腰制動
半身になり腰の位置にピッケルを刺し、腰の体重を乗せて止める方法。これが難しく課題を残す。
☆コンティニュアス
東京コンテ、大阪コンテの説明を受ける。訓練ではハンドビレイとしてガイドコンテ(タイトロープ)を実践する。
8mm10mロープを使用。相手とは約2mの距離を保てるよう手にループを作る。右手は雪面に刺したピッケルで自分を確保し、左手でロープを持つ。相手が転倒し滑落を止めようとするが止まらず確保者も引きずり込まれロープの摩擦も大きい。
要検討・再訓練事項 9mmロープの場合はどうなるか?
(take)
県連雪訓 講師 : 船橋山の会 石川さん
滑落停止
”とにかく初期動作が大事!!!滑り出す前に必ず止める事!!と、教えを受ける。これは、体が覚えるまで何回も練習しなければと思う。
コンティニュアス
滑落した人をピッケルとハンドで停止する。ハンドにかかる摩擦力も強い。実際行ったが、自分も一緒に滑落してしまう。現在の私の力では完全に滑落を停止する事は難しいが、何回も繰り返し練習が必要と思う。
シート梱包
5人パーティとして実際行動。梱包されて、短い距離を歩いてもらったが、居眠りしたくなるぐらい気持ちが良いです。体が滑らかに運ばれている感じです。
今後、学んだ事を何度でも繰り返し体で覚える事が大事であると思った。
貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
(マーメイド)
この日もtakeさんが要点を報告しているので割愛するとして、 本訓練の講師石川さん、ご近所さんだったのね。びっくり。世の中狭。
訓練が終わり、下山中、フキノトウを摘んでいたところ、委員長の岡田さんも摘み始めたのだが、岡田さんが摘んだフキノトウ、「持ってけ」って。
なんだかうれしいね。日常ではあまりない人情ってか。天ぷらにして、春の谷川を美味しく頂きました。
訓練で得た技術は、例会などでお伝えします。
(toku)