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奥多摩・鉄五郎新道から大塚山

     ~ イワウチワの群生に感動しました ~

大塚山トラックデータ【日時】2008年4月12日
【目的地】奥多摩・鉄五郎新道経由で大塚山~丹三郎尾根~古里駅
【メンバー】Nob

夕方から用事があったので、半日で歩きおえるルートを物色していたら大塚山を巡るルートに鉄五郎新道という道があるのを知る。
4月中旬のこの時期にはイワウチワの群落が見事との情報もあり、とにかく歩いてみることにした。



4月12日(土) 晴れのち曇り

大多摩ウォーキング・トレイルの案内板青梅線の古里駅に着いたのが8時19分。靴を締め直して軽い準備運動のあとそのまま出発する。
青梅街道を右折して、しばらく歩くと左手に寸庭橋方面に下っていく舗装道路が分かれる。分岐には「大多摩ウォーキングトレイル」の立派な案内板があるので迷うことはない。

このあたりの民家はみな庭の手入れが行き届いていてツツジや桃、しだれ桜などがいっせいに咲き誇っていて眺めているだけで気持ちがウキウキしてくる。
やがて赤い塗装の寸庭橋が現れ水量豊富な奥多摩渓谷を渡る。渡りきると舗装路は左に折れるが、標識にしたがい右折し奥多摩渓谷沿いの山道に入る。
しばらく進むと越沢と寸庭川の合流点の少し上で寸庭川を木橋で渡り、今度は越沢沿いのトレイルを進む。

橋を渡らずに手前の踏み跡を左上するこのあたりは水量が豊富で沢登り気分が味わえて楽しい。夏にたどっても楽しいトレイルにちがいない。
多摩川を離れて越沢沿いに登っていくと前方に鉄パイプで組まれた橋が見えてくる。鉄五郎新道のポイントはここだ。
この橋を渡らずに橋の5,6m手前の左手に登っていく踏み跡が鉄五郎新道の入口である。ここには赤テープなども付いていないので見落とさないようにしたい。

やや急な踏み跡をたどっていくとやがて民家が現れるが、そちらには行かずに右折して山道に入る。
しばらく登ると今度は道が尾根筋から外れて左に巻くようになる。ここで少し戸惑ってしまった。あちこち歩き回って正解をさがしているうちに正しい道筋を発見。
尾根筋から離れて左に巻いていく踏み跡が結局正解だった。少したどると立派な標識があり、御岳山方面を示してくれている。
ここからは迷うことなき一本道だ。踏み跡というよりもハイキングコースに近い。
途中頻繁に「金比羅神社まで○○m」の古い案内板も出てくる。

金比羅神社の鳥居鉄五郎新道は尾根道だと思っていたが、コースの前半は越沢沿いに高巻くルート設定になっていた。コースからは時折越沢の小滝群が垣間見えて涼しげな気持ちになる。
高みにいくにつれ徐々に越沢から離れて尾根をからむように登っていく。
ひと登りで2軒の小屋を配した鳥居が見えてくる。ここが金比羅神社らしい。
鳥居のそばにザックをおいて滝見台や神社を拝観してくる。小高い岩場の上に立つ金比羅神社の周りではミツバツツジの美しいピンク色の花が迎えてくれた。

ミツバツツジが咲き誇る岩の上にしつらえられた祠と芽吹き始めた新緑との絶妙のマッチングにしばし釘付けとなる。
ここからは越沢バットレスが俯瞰できるはずだが、今日はクライマーのコールは聞こえてこなかった。ともあれ非常に気分の良い場所である。

さて、鳥居にもどり今度は鳥居に向かって左手の踏み跡に入る。
最初のうちはなだらかな尾根道もやがて急登が続くようになる。
ところどころ岩混じりの急な尾根道になると、薄いピンクの花をつけたイワウチワがそこここに咲き乱れている。

イワウチワの群落うわさどおり、いやうわさ以上の群生ぶりにびっくり。
コイワカガミに少し似た花だが、より白に近い薄いピンクはなかなか気品のある感じだ。
マイナーな尾根道なのにこんなにたくさんの花々に迎えられるとは得した気分になる。
本当にきれいだった。

しばらくはイワウチワの群生地沿いに登るが、ところどころヤセた尾根筋もありヒヤリとするところもある。特に越沢側は急斜面となっているので雨の日などは注意したほうが良い。

やや急な斜面をひと頑張りで広沢山(848m)に登り着く。
この頃から前方を歩く8名パーティーに追いついてしまった。
この連中には辟易とさせられる。中年女性たちの甲高い嬌声が静かな好ましい雰囲気を滅茶苦茶にしてしまった。まったく困ったものである。

さて、広沢山からは一転して緩やかな登りとなり、やがて前方に大きな無線中継所のある大塚山が近づいてくる。
バラ線の張ってある踏み跡沿いに登っていくと、ひょっこりと無線中継所に飛び出した。
大塚山山頂はここからひと登りだった。

カタクリの花まだ時間が早いのでカタクリを見に御岳山方面に向かうことにする。御岳山手前にある富士峰園地は春はカタクリ、夏はレンゲショウマの見事な群生地になっている。
大塚山から15分ほどで富士峰園地下のベンチに到着する。
お目当てのカタクリの一斉開花にはまだ少し早かったようだ。それでも点々とカタクリの濃いピンク色の花が咲いていた。
先日都会の自然公園で見たものとはやはり花色の鮮やかさが違う。奥多摩のカタクリは本当に美しい。

お昼には少し早かったがベンチにだれも居なかったので昼食をとることにした。
カタクリの花に囲まれた贅沢なランチタイムを過ごしていると、件の8人パーティーが追いついてきた。
まさかここで休憩するのかなあ?と不安にかられていると悪い予感は当たるもので、彼らもここでお弁当を広げはじめた。ピーチクパーチクが始まってのであわてて退散する。

奥多摩渓谷の春帰路は時間に余裕があったので、境界尾根やもう少し足を伸ばして日の出山北尾根経由で下山することもできたが、計画書どおり丹三郎尾根の下山コースをとった。

大塚山の巻き道を通り、よく整備された緩やかな下りをたどっていくと、やがて杉の植林帯になり眼下に古里の町並みが近づいてくる。
茅葺き屋根と赤い屋根のお寺が見えてくると丹三郎の集落だ。有害獣対策の鉄網をくぐると丹三郎園地の休憩舎に着いた。
美しい春の花々に彩られた集落をたどり青梅街道沿いに進むとやがて朝出発した古里駅に着いた。
(記 Nob)


タイム
古里駅(8:25)---寸庭橋(8:37)---金比羅神社(9:20~25)---広沢山(10:23)---大塚山(10:47)---富士峰園地下(11:02~30)---古里駅(13:05)

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