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南アルプス 甲斐駒ヶ岳

-初めての南アルプス登山に感激-

【日時】2007年3月16日~19日
【目的地】南アルプス 甲斐駒ヶ岳
【メンバー】富士丸、他2名


■3月16日(金)
JR.茅野駅にメンバー各々16:40に集合してメンバーの個人別荘に向かう。メンバーは別荘の持ち主しのHIG君(58才)と九州は小倉より遠来のTANさん(34才)と富士丸の3名である。

残念ながら当初メンバーのバーボンさんが家庭の事情で不参加である。その夜は山の話に花が咲き日本酒、焼酎で時の経つのを忘れる。

■3月17日(土)
HIG君の運転で南アルプスの登山口である戸台(1,020m)を目指す。戸台の広い駐車場よりいよいよ登山開始である。小一時間程歩いた雪の積もった戸台川の河原にてプラブーツに履き替えてひたすら北沢峠(2,030m)に向けて歩く。

今夜の宿泊小屋である「仙水小屋」のご主人(矢葺敬造さん)とその仲間の方々と前後しながらである。トップを行くTANさんの脚力の強さについて行けず途中よりマイペースで歩かせて貰う。

いよいよ八丁坂の登りであるがトレースはあるものの氷化した上に新雪が積もっており歩き辛い。やっとの思いで北沢峠に着いたが仙水小屋までのルートは新雪に足を取られてかなりバテバテになった。

それでも先ずは担ぎ上げた缶ビールにて乾杯をする。この仙水小屋の夕食は必ず刺身が付く非常に心のこもった内容と聞いていたが正にその通りであった。宿泊客は我々3名の他にもう1名と静かな山小屋である。

別荘(6:10)→ 戸台駐車場(8:10~20)・・・ 北沢峠(13:40)・・・ 仙水小屋(15:00)泊

■3月18日(日)
先ずは甲斐駒ケ岳を目指すことにする。仙水小屋より仙水峠そして駒津峰はトレースはあるものの足がはまって歩き辛い。駒津峰よりは雪稜・雪壁・岩稜と中々変化のある登りできつい登りではあるが楽しい登高である。天候は良いものの風が強く冷たい。

やっとのことで甲斐駒ヶ岳(2,967m)の頂上に立ち北アルプス・中央アルプス・・・等360度の展望を楽しむ。帰りは40mロープを2回使用して急な雪壁を慎重に降る。脚力の強いHIG君とTANさんは仙水峠(2,264m)より栗沢山(2,714m)を往復するとのことで脚力の弱い富士丸は一足先に仙水小屋に戻ることにする。

もう一人の登山者も下山しており今夜は我々3名だけであり担ぎ上げていたウィスキーを嗜みながら静かな山小屋での一時を楽しむ。

仙水小屋(6:50)・・・ 仙水峠(7:20~30)・・・ 駒津峰(9:10~20)・・・ 甲斐駒ヶ岳(10:50~11:10)・・・駒津峰(12:40~50)・・・ 仙水峠(13:30~40)・・・仙水小屋(14:10)泊

■3月19日(月)
2泊3日お世話になった小屋のご主人に感謝のお礼をして北沢峠を目指す。北沢峠にて仙丈ヶ岳(3,032m)を目指すHIG君とTANさんと別れて富士丸一人で登山口の戸台へと降る。戸台の橋本山荘でタクシーを呼んで貰いJR.伊那市駅にと向かう。

その待ち時間に地元(高遠)の地酒「仙譲」を一杯を飲み干し今回の登山を締め括った。

仙水小屋(6:15)・・・ 北沢峠(7:00~15)・・・戸台(10:00~20)・・・ 橋本山荘(10:30)タクシーで伊那市駅へ



■感想
今から20年ほど前の韮崎市近郊。4月の終わりに会社関係の集まりで初めて仰ぎ見た甲斐駒ヶ岳の容姿に感激して何時かはこの頂上に立ちたいと思っていました。

天候が良好であったことと、良きパートナー(旧友のHIG君と小倉山岳会の現役のTANさん=女性)のお陰で少々バテながらも初めての南アルプス・甲斐駒ヶ岳に登ることが出来ました。
(記 富士丸)

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