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南アルプス 仙丈岳

高山植物の宝庫 仙丈岳へ

イワギキョウ

当初、高山直物の宝庫と言われる鳥海山に行く計画を立てていたが、東北の豪雨の為、急遽行先を変更した。T嬢が甲斐駒ヶ岳と仙丈岳を、私が仙丈岳に未だ登ったことが無いことと、天気予報が晴れだったので北沢峠に幕営して二峰を目指した。結果は予報が外れ前線が南下し18日は悪天となり停滞、19日に仙丈岳に登頂した。
■7月17日(土)   21時JR高田馬場駅前集合、M氏の車にて一路中央道伊那から高遠を経て長谷村戸台の村営駐車場へ。村役場に問い合わせた時には駐車場で幕営OKということだったが混んでいてとても無理、少々引き返し道路脇の公園のトイレの前にテントを張った。

■7月18日(日) 
 6:30バスに間に合うべく駐車場に行くが、ものすごい人、人、人、行列が蛇行している。駐車のスペースが無い。ぐるぐる回っていると一台が帰るところでやっと駐車できた。10台のマイクロバスをフル稼動して北沢峠までピストンしているというが一体いつになったら乗れることやら・・今日中に着けるのかと不安になる。

T嬢初の食当の味は如何?
 漸く7:30に乗れた。運転手さんの話では駐車場開設以来満杯になったのは初めてとのこと。北沢峠のテント場は色とりどりのテントで密集状態だったがなんとか場所を見つけ設営。風雨がどんどん強くなってくる。上部ではもっと風雨が強いというので停滞と決めた。

飛ばされそうなテントやら半壊したテントもでてきた。我々のテントはM氏がしっかり補強してくれたので安心だったが、それでも何度もテントごと飛ばされそうな気がした。四方山話をして時を過ごす。午後、晴れ間に外に出てみるが、寒い。東京のあの暑さが嘘のよう。

 15:00夕食の用意、今回はT嬢が食事当番を引き受けてくれて私はとっても嬉しい。この1年程T嬢と山行を共にしているがT嬢の食当は初めて。何を食べさせてくれるのかしら? とっても楽しみ。先ずは野菜、それからT嬢が味付けした肉をフライパンで焼いてビールと共に頂く。美味でした。極めつけはT嬢特製のデサート「杏仁豆腐」。(竜少年さんやNobさんに食べさせて上げたかった。)
 18:00就寝。夜中トイレに行くと満天の星空に織姫と彦星が輝いていた。

■7月19日(月) 
 3:30起床、T嬢食当の朝食は焼き餅とシチュー風スパゲッティ、これもまた美味でした。5:30出発。夜中に星が出ていたのに時折雨がぱらつく。「Tちゃんの晴女もいよいよ寿命が尽きたね」と冗談を言いつつも、心では頂上から北岳と富士山を眺めたいと願っている私。
日本第一位と第二位の背比べ
黙々とひたすら歩いて6:30三合目着。相変わらず天気ははっきりとしない。7:24小仙丈・藪沢分岐着。ここからが結構急登だ。M氏が「そろそろ森林限界だよ」と教えてくれる。ハイマツの間を縫うように登って行くと、ついに待望のお花達が! フーロ、クルマユリ、シオガマ、ウサギギク、イチゲ・・今年もまた逢えました! 小仙丈8:00着。雲の流れが速く、切れ間に山が見え始める。山が見えてくると足が止まってしまう。ついに北岳、鳳凰三山が顔を出した。そして時折、陽も射してきた。

仙丈岳山頂にて
 9:25頂上着。ちょうど2週間前に竜少年さんとT嬢と3人で登った富士山が北岳の隣にきれいに見える。反対側には伊那谷を挟んで木曾の山々。チングルマは既にヒゲになってしまっていたが、イワギキョウ、タカネツメクサ、ツガザクラ等に囲まれながら山々を眺めて至福の時を過ごした。

 10:12下山開始。「Tちゃんの晴女の寿命は未だ尽きず、良かったね」と来た道を引き返した。12:50天場着。テントを撤収し、村営バスにて北沢峠へ。高遠「さくらの湯」に寄って汗を流し、帰途に着いた。Mさん、渋滞の中、ドライバーありがとう! Tちゃん、次回も食当お願いします。竜少年さんやNobさんにも味見?させて上げて下さい。
(記:ヨーコ)

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