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秩父 二子山・西岳中央稜 他

― 晩秋の二日間を快晴の二子山で過ごす ―


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 晩秋の二子山中央稜を訪れた。
 前夜林道入り口の民宿「登人」に泊まり、翌朝7:15民宿発。林道入口から登山口までは車で20分足らず。身支度をして中央稜取付きには8時前に着く。

 8:10、錦少年とMiyaさんが先行パーティとなりスタート。Miyaさんリードで1P目に取り付く。セカンドの錦少年の姿が右上して見えなくなってから、8:35に第2パーティが微苦笑リードでNobさん竜少年の順にアタックを開始。

 朝一番は身体が硬く、岩も冷たく緊張する。
ピンや残置ハーケンも多いが、練習の意味もありフレンズが使えそうなところにはセットしながら攀る。凹角をつめて右上すると朝日をまともに浴びてまぶしい。

 その逆光の中に2P目のリード中の錦少年をビレイしているMiyaさんが声をかけてくれる。テラス状になっていて、ビレイ体勢を整えてセカンドのNobさんに声を掛ける。

 2P目竜少年がリード。フェイス状の岩壁を少し左に回りこんで最後は右に戻って終了。ボルトが整備され快適に攀れる。ビレイポイントは少し狭いがリングボルトがあり3~4人は立てる。

 3P目はこの中央稜の核心であるコーナークラックだが、右のバリエーションルート「ラップタイム」へ竜少年が取り付く。

 終了間際「おお怖えー」と言う声が聞こえるが、様子からして「やったー」という感情が「おお怖えー」に表われたと思える。二番手はギヤを回収しながらNobさんが攀る。微苦笑はザックを背負ってラストになる。ラップタイムは典型的な石灰岩のフェイスで、湖面にさざ波が立ったような、小さな突起状の模様がついた壁である。下部は特に指先を立てないとホールドが掴みづらい。

 慎重に手・足のホールドを捜し、緊張して、汗をかいて、大テラスへ乗り込む。テラスは陽を浴びて、風もなく温かく、昼寝ができそうだ。

 この2P~3Pは韓国にあるインスボンの「医大」ルート、オアシステラスから上の1P~2Pの小型版を連想させる。景観と言い、傾斜と言い、狭いビレイポイントと言い、岩質やホールドの状態は違うが似ている。振り返ると、今回のクライミングの核心はこのラップタイムの下部部分と思われる。

 次のピッチからはNobさんがリードし、ややかぶり気味のクラックを乗っ越すと又テラスに出る。
続く5P目は右のカンテ状を上がり、左に回りこむところがいやらしいが、それを越えて少しあがると見晴らしの良いビレイポイントにでる。ここからは上まで踏み跡があり一息で頂稜の一角にでることができた。(12:10登攀終了)

 縦走路の端に腰を下ろしての展望はすばらしい。両神山を目の前に、西岳山頂のハイカーが眺望を楽しんでいるのが間近に見える。

 下りは懸垂でおりることにした。懸垂下降2回で大テラスへ、さらに1ピッチ目終了のテラス、そして取り付きへと計4回で降りた。
 雲一つない快晴で、風もなく、暖かく、晩秋の山麓を眼下に楽しく素晴らしいクライミングであった。


■おまけ

1)23日偵察がてら中央稜取り付きまで行ってみる。そしてその奥のタジアン21(5.9)を小手調べに攀って見る。

 1ヶ目ボルトの上を右手で取るホールドがあるが、足が決まらず苦労する。掴むと指が切れそうな鋭いホールドで体を支えきれない。指のテーピングが必要のようだ。岳樺のエース竜少年がうまく処理してオンサイト。

2)中央稜終了後これまた偵察がてら東岳の右壁エリア「笑う猫」(5.9)にNobさん、Miyaさん、微苦笑で挑戦する。TPながらノーテンションで処理でき満足する。

 右手でガバを掴み、足を決めて左手で横クラックをアーケ気味に捕らえて、左足をあげて、右手を上に飛ばして人差し指と中指でクラック状の隙間に入れて体重を支え、右足を上げて又右手でその上のガバを取りに行く。

 なお、同じく右壁の徒然草(10c)には錦少年がトライして見事オンサイト!続く竜少年もTPながら余裕でクリアしたとか。さすがである。
(記 微苦笑)
 

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