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那須 主脈縦走(朝日岳~甲子山)

 思っても見なかった誘いがあって、急きょ参加させていただいた。後で送られてきた計画書を見てだいぶ心配になってきたが来週の山行のトレーニングと、赤木さんとの久しぶりの語らい と、秋を感じに行くという気持ちで出かけました。
 
三本槍岳山頂にて 風がとても強いので、歩くことに専念するが、コースの長さが気にかかる。行程の半分も行け ば 気持ちも楽になるだろうと思った。隠居倉への分岐を過ぎ、北東方向へ少し上ったところであまりの強風のためやむなく引き返し、ツエルトをかぶって様子を見ながらおしゃべり。いったんは下山を考えるも、また帰りの方が 怖いような気がする。下山と決まり引き返しの途中、ちぎれ飛ぶ雲もだいぶおさまり 視界も良くなってきたので、再び行くことにした。そこに私はリーダーとしての判断の速さや深さを感じとることができました。
 (編集者注:リーダーのNobさんは単に優柔不断だったと反省しておりました。(^^; )

台風の影響もあってでしょうか、兎にも角にも風の通り道のすごさ、前進~撤退~突撃のひとこまでした。
 鏡ヶ沼のあたりの様相は言葉では言い表せないほどで、紅葉のときはどんなにかすば らしいでしょう。又クマザサの明るい道端には、つるリンドウの真っ赤な実が花と同 じ くらい大きくて、はじめてみる事が出来ました。
山の湯に入り歩きとおした満足感にひたりながら、振り返ってみれば、変化があって 楽しかった。はるか遠くに歩いてきた山々や稜線を見るとき、大きさの差こそあれ ど、 やっぱり縦走はいいなあーと思うのです。(百合の花 記)



那須縦走に行きました。
 まだ紅葉には程遠かったのですが初秋の山を堪能しました。

【メンバー】(CL)Nobさん、百合の花さん、赤木さん(KHC)、(SL)クニ

【日程】
9月25日 檀(まゆみ)山荘へ移動 

 朝上野に集まる 今日も好い天気
 電車で黒磯へ
 駅前スーパーで買い物の後、山荘の主人の車で檀山荘へ
  お散歩、高尾温泉露天風呂 好い湯だぜ
 秋の山草狩り
 生け花、宴会
 またまた温泉
 そしてたっぷり寝た

9月26日 山に登る
【オーダー】 先頭:クニ、赤木さん、百合の花さん、ラストNobさん

峠の茶屋(6:16)‐峰の茶屋(6:54) 避難小屋で朝食
小屋発(7:36)‐風強し‐朝日岳(8:00)‐熊見曽根(8:20)

  風強くツエルト被って1時間耐える。
  Nobさん行こうか戻ろうか悩む、Nobさんの葛藤を知ってか知らずか
  皆ノー天気にツエルトの中で雑談三昧。
  やっぱいくべと

熊見曽根発(9:30)‐三本槍(10:08)‐須立山(11:00) ‐坊主沼(11:56) 昼食
坊主沼発(12:30)‐甲子山(13:27)‐甲子温泉(15:13)


【内容】
 山荘のご主人に車道終点の峠の茶屋まで車で送っていただいた。
 おかげ様で、登りのアルバイト無しの稜線漫歩のみのお手軽ハイキングとなるありがた い。これが無かったら、結構きつい行程になっていたはずだ。


那須名物の強風にあおられる
 峰ノ茶屋手前から強風
 稜線に出ると吹き飛ばれそう
 良いところに避難小屋がある。(ログハウス風)
 ここらあたりは風の通り道で 立っているのもやっとなくらいの風
 腹ごしらえのあと三本槍目指す。
 百名山に入っているせいか 大パーティーの行列が続く。 うんざりするくらい鎖がべったり張り巡らされている。

 三本槍までは銀座通りであるが そこから北は人も少なく 登山道も結構荒れている。 しかし、ここからが、那須の山の醍醐味が味わえるルートである。

 縦走路中の旭岳(赤崩山)には登頂ルートはなく東側を巻いている。 坊主沼から見上げると、ミニ北岳のような美しい山である。
 Nobさんは以前、冬季にこの旭岳を目指したことがあるが、ラッセルに阻まれ敗退している 。
 無雪期はやぶこぎが辛そうで行く気がしないが、積雪期であれば西側に回り込んで、ウィンドクラストした雪面を強風に耐えながら行けばチャンスがあるかもしれない。

 だらだらと下り、ちょっと登ると甲子山、振り返れば、踏破した山並み
  やったなーといいう充実感が溢れる。
 尾根を下り甲子温泉へ、温泉が見えてからが長い

 バスはここから更に下った新甲子温泉からしか出ていないが、 甲子温泉で交渉し、下のバス停までマイクロバスで送って貰うのと入湯料合わせて 一人1000円ということで湯に浸かる。

 もう歩かなくていいので湯上がりにビール。
 新甲子温泉から新白河までバスで50分
 新幹線に乗り再度ビールで乾杯!

 夕日にシルエットで浮かぶ那須連山が"あんたらようやったね" と誉めてくれているようだった
 それとも ”もっと鍛えてまたおいで”と言っているのだろうか
  心地よい疲れが全身をおおう



【クニ過ち】その1
熊見曽根 では強風で行こうか戻ろうか随分迷った。
状況は稜線上北西の風強く直立歩行つらい。ただ、厳冬期のアルプス縦走のように息継
ぎ、もみくちゃはないのでそんなに難しくない、クニ前へ進む。
Nobさんは当然問題ない。百合の花さんも前に12月の風雪の谷川一緒に登頂している
歩行技術に関しては百合の花さんは私よりはるかに上手い。どうしてるかなと振り返る
とNobさんが戻ってこいと呼んでいる。
後で聞くと、赤木さんが風でよろめいたそうな。
しまった、進む前に集結して相談すべきだった。
多少でも不安があるようならヨーロッパアルプスのガイドがするようにタイトロープビ レイをお助け紐で行うことが出来たはずである。 赤木さんには悪いことをした。

【クニ過ち】その2
甲子山の下りでクニの左足がつる
えっなんで
今回はザックも軽いし、アップダウンもないし
只の稜線漫歩だったのに???
Nobさんのシップ薬を膝裏に張り、百合の花さんにストックを借りて ひーひー言いながら下山。

後で原因を考えると、 ズボンの生地が薄かったのがいかんかったのだ。
稜線でずっと左側から風を受けていた。
それで、気がつかないうちに左足の体温が下がっていた。
若いうちは、新陳代謝が盛んなので問題ないが、こういうのを年寄りの冷や水というの だろう。
アップダウンが楽で、ザックが軽かったのが、足への負荷が少なくなっていて、体温が低 下しつづけていたようである。

季節に合わせたウエアを着てこなかったクニのお粗末でした。

【総括】
駅の売店、売り切れで、柏屋の薄皮饅頭が買えなかったのがちょっと残念でしたが いい山でした。
(クニ 記)

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