灼熱の谷川岳 一ノ倉沢 ~2023.7.29~

dakekanba-admin

山域:谷川岳

日程:2023/8/5

メンバー:ドリル、アーサー

行程:5:00谷川岳インフォメーションセンター~6:20一ノ倉沢出合~7:00ひょんぐりの滝~8:00テールリッジ取付~10:00中央陵取付(撤退)~16:00ひょんぐりの滝~一ノ倉沢出合16:30


今回は谷川岳烏帽子沢奥壁にチャレンジしてきた。
アーさんと私の二人とも初チャレンジなのでたくさんのレポを調べたが5~6月の記録ばかりだった。
雪渓がどうなっているのかなどの情報が無いので現地で確認するしかない。

前夜に谷川岳インフォメーションセンターに車を止め仮眠。
早朝に身支度をしてまずは一ノ倉沢出会を目指した。

よく晴れていて、スマホで天気を確認すると、晴れのち曇りで最高気温は35度になっていた。
その時は雪渓が残ってるぐらいの場所だから、そんなに暑くはならないと思っていた。

出会に着いて帽子沢奥壁方面を見ると迫力が凄い!


沢に目を移すと雪渓は上部に少し残っているぐらいだった。
念のため持ってきたアイゼンは全く必要なさそうだ。
ハーネスなどを準備して沢を登りひょんぐりの滝を高巻して懸垂地点に着いた。


下を覗くと雪渓は残っているがシュルンドが広く渡れそうになかった。
どうするかをアーさんと相談し、取り合えず懸垂で降りて確認することにした。
懸垂で降りると上からは陰で見えなかったが雪渓の端は解けて無く普通に渡渉できた。
ただ普段の沢の水量がどれほどなのかわからないので、今回はたまたま渡れたのかもしれない。

テールリッジに無事に取付くことができたが、リッジ下部の岩が剥がれるように崩れていた。
問題は無さそうだが注意して通過した。


リッジを登り締めると日が差しているせいで、岩を素手で触れなくなるくらい熱くなり始めた。
足取りが重くなりペースどんどん遅くなっていった。

テールリッジの終わり付近で、それを見ていたアーさんがこれ以上登るのは危険との判断で、今回はここまでとなった。

自分では気付いていなかったが、真っ直ぐ立っているとフラフラする。
水分はこまめに取っていたが、熱中症になっていたのかもしれない
この足取りで下るのはかなり怖い。


アーさんにお願いして、ロープを垂らしながら降りてもらった。
何とか無事にひょんぐりの滝まで降りることができ、滝の水をがぶ飲みして少し復活した。


沢を慎重に下って何とか無事に出会のアスファルトを踏むことができた。

アーさんに色々助けてもらい、ありがとうございました。

@ドリル


あこがれの谷川岳一ノ倉沢へ行く機会を得ました

当初は谷川の麓でキャンプしながらのんびりと沢遊びでもしようかと企てていたけど一ノ倉の岩壁に触れてみたいという思いが徐々に強くなり今回はドリさんにお付き合い頂く形で実現しました。

会長から事前に「一ノ倉沢は取り付きまでが核心 テールリッジから取り付きまで危ないと思ったらロープを出す」とのアドバイスを頂きました

駐車場から林道を歩き一ノ倉沢出合に到着 雲一つなく素晴らしい景色

しばし気持ちよい沢を歩いて時折冷たい水で顔を洗ったりして

入渓して30分程でひょうんぐりの滝が見えテンションUP

雑誌で見た通り見事なひょんぐりっぷり♪

今回は滝の左手を高巻きしました フィックスロープが張ってあるので使わせて頂きます

フリーで行くには少し危なっかしいかも

その後懸垂下降(50mダブル使用) そして左岸へ移り 

※ここの登り降り(往復)は雪渓次第で省略出来そう

※テールリッジ取り付き こちらもフィックスロープあり

ここからテールリッジの急登がしばらく続き汗だくになりながらゼィゼィハーハー

気温計は40℃を越えペースが上がらず 多めに用意した水も残り500ml(´;ω;`)

後続のドリさんも熱中症の症状が出始めていた

ここで無理は禁物 帰りの工程も考慮して引き返す事とした

また来るぞと誓う♪

恐るべし真夏の谷川 麓に到着してほっと一息つくと手のひらが真っ赤に半分焼けど状態になっていた

 今回はクライミングこそ出来なかったけど気持ちよい沢歩き、ひょんぐりの滝、テールリッジ、自分としては未知の世界を体験出来たのでとても収穫の多い山行でした 天候や雪渓の状態、沢の水量次第で取り付きまでの労力にかなり差が出ると思われます。

ドリさん、今回お付き合い頂き車出し共々ありがとうございます 涼しい季節にまたチャレンジしましょう(^^♪

@アーサー