瑞牆山アドベンチャー! トムソーヤの冒険 ~2022.5.21-22~

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山域:奥秩父山塊
日程:2022.5.21-22
メンバー:コッシー、osugi、レイザー
行程:<Day1>曇り時々小雨
みずがき山自然公園キャンプ場(12:00)→十一面岩左岩壁・正面壁(14:00)→小ヤスリ岩(15:00)→奥壁(16:00)→キャンプ場(18:00)
<Day2>曇り時々小雨→晴れ
キャンプ場(5:00)→トムソーヤの冒険取付き(8:00)→瑞牆山山頂(14:30)→キャンプ場(17:30)


瑞牆山マルチデビュー戦に選んだのは、トムソーヤの冒険 (^^♪

◇Day1◇
初日は小雨がパラついていたこともあり、クライミングはやめて十一面岩周辺を探索することに。
テント設営後、キャンプ場からGPSを頼りにスラブボルダー→KUMITEボルダーを経由して岩小屋へ。
岳樺ブラザーズ、本日もウェアがお揃です(笑

末端壁を経由して、まずは左岩壁・正面壁へ。
錦秋カナトコルート(7P,5.10a)取付きを発見♪

続いて奥壁を目指すがなかなか辿り着けず、FIXロープを頼りに進むと洞穴が!
テンション急上昇⤴ !(^^)!

さらに進むと断崖絶壁にFIXロープが…

どうやら奥壁を通り過ぎて小ヤスリ岩に来てしまったようだ (^^;)

そしてやっと奥壁のJoyful Moment取付きを発見 !(^^)!

帰りはパノラマコースを取り、カンマンボロンを経由してキャンプ場へ

最近は雪上ビバークが多かったので、
「おー!スコップで整地の必要がないぞ!ペグが打てるぞ!」
「雪溶かして水作る必要ないぞ!瓶に入ったワインが飲めるぞ!」
とコッシーと2人で大喜び、一方でosugiの冷たい視線を感じる…(^^;)

ワインの前菜はナナーズで仕入れたアヒージョとQさんお勧めのカニカマ、〆はキムチ鍋で大いに盛り上がる (^^♪

◇Day2◇
パノラマコースを経て本峰南壁、目印となる一つ目の洞穴へ

小雨がパラついていたが、ラッキー!止んだぞ !(^^)!

<1P目(20m Ⅲ 終:立木)>コッシーリード
ハンドより大きめの外に開いたビミョーなクラックを木登り交えて攀じる

<2P目(15m Ⅳ+ 終:クラック)>レイザーリード
有名な洞窟、ヘッデン点灯しテンションアップ⤴

しかし、どう見てもⅤ以上のワイドクラックだぞ! (゜o゜)
空身で使い慣れない#6のカムを決めながらズリズリと攀じるが、、、

ヤバい、カムが外れなくなった! (゜o゜)
でも大丈夫、今年は城ヶ崎で散々鍛えてきた。落ち着いてハンマーでコンコンして回収。
1回A0したものの、何とか攀じりきった! (^^)/

そして、おー!楽しいぞ (^^♪

マイクロトラクションを使ってザックを引き上げる。

<3P目(5m Ⅴ 終:立木)>osugiリード
3mほどチムニーを攀じり、メタボチェッカーをくぐる

<4P目(30m Ⅲ 終:立木)>コッシーリード
樹林帯に突入、岩稜沿いに登りCSを潜る

<5P目(50m)>コンテ
岩稜と樹林帯を歩いてダルマ岩の基部へ

<6P目(40m Ⅳ 終:ピナクル)>osugiリード
この辺りで晴れてきた!(^^)/
本日のハイライト、美しいクラック、ダルマ岩。
ハンドとフットジャムのフリクションが良く効きガシガシ登れる。
osugi、気持ちよさそうに攀じって行きます (^^♪

<7P目(30m Ⅲ 終:ピナクル)>コッシーリード
ピナクルから右下のルンゼにロワーダウンで下りながら、途中のトラバースクラックにて右の岩峰に移り凹角を攀じる

<8P目(45m Ⅱ 終:立木)>レイザーリード
岩稜帯を進む、大ヤスリ岩の景観がサイコー !(^^)!

<9P目(40m Ⅱ 終:立木)>osugiリード
osugiにラストを飾ってもらう予定だったが残念⤵ ロープ足りず

<10P目(30m Ⅳ位 終:ピナクル)>コッシーリード
左のクラック(Ⅲ位)を行くか、右のフェース(Ⅳ位)を行くか。
ドMコッシー、迷わず右を選び大声叫びながら攀じりきり、一般登山者ギャラリーのいる山頂へ !(^^)!

◇所感◇
トムソーヤの冒険、
その名の通り、木登りあり、洞穴あり、クラックあり、そしてゴールは瑞牆山本峰山頂 !(^^)!
アドベンチャーに富んだ2日間でした。
そして何より、osugiとコッシーの成長ぶりが著しい!
3人各々が活躍して、楽しんでやりきった感があります (^^)/
瑞牆山サイコー!次はJoyfulMomentだ (^^♪

@レイザー



ナナーズで食料調達の後、みずがき山自然公園キャンプ場へ。車乗り入れOKで、トイレと水場が、あり、GWの北アルプスと比較すると、段違いに快適なキャンプ場だ(^^/

テント設営し歩き始めると、osugiの服が青色の上官服とそっくりである事に気づく。

その瞬間、一気に一兵卒の隊員の気分になってしまった。ただし今回はレスキュー隊でなく、探検隊の様相でしたが(笑

1日目
Joyful momentと小ヤスリ岩の偵察。十一面岩左岩壁を下見した後、奥壁へ向かうが、なかなか取り付きが見つからない。
しかも途中には、急峻な岩場ロープあり、洞窟あり、がれ場あり、何度回れ右をしたことか。アプローチというより、道なき道を進み初日から探検隊モード全開だ!
この辺なんだけどな。と思いながら、なんとかJoyful取り付きを発見!

小ヤスリ岩もすぐ近くのようだが、ガスっており目視はできず、取り付きの確認はお預けに。

2日目
トムソーヤの冒険へアタックの日。歩き始めると少し雨がパラつき心配となるが、取り付きに到着すると止んでくれた。
途中、岩を潜ったり、洞窟があったりと、皆テンションアゲアゲだった。どれだけ冒険好きなんだ?と思いながら、私も人のこと言える立場ではないですが(^^

1P目:コッシーリード、半分木登りムーブありのミックス。

2P目:洞窟内のワイドクラック。レイさんリード。ザックは荷上げを行い、これもまた楽し。筑波でワイドを練習した甲斐あり?何とか越えるが、A0+αしまくりでした。やはりワイドは難しい。

3P目:osugiリード。ザックと共には通過できない狭い岩の隙間をくぐり、短くピッチを切る。

4P目:コッシーリード。草付き岩稜帯を超えて洞穴を抜ける。ここから少し歩き(5P目)。

6P目:ダルマフェイス、osugiリード。ハンドが良く決まるクラックルート。ピナクルのある終了点はビレー点が狭く、とても緊張!

7P目:そこから5mほど下って、10mほど登り返す。 ここから大ヤスリ岩が綺麗に見えた。

8P目:レイさんリード。ロープなくても良い程度の快適な岩稜。

9P目:osugiリード。山頂まであと少し。

10P目:コッシーリード。最後の岩壁、右か左か迷い、右ルートを選択したところ、左にしとけば良かったと思いながらヒヤヒヤ登攀であったが、何とか山頂へ。

天気は快晴になり、最高の景色が待っていてくれた。山頂に突き上げるルートは、この達成感がたまらない。

今回は、木登りあり、洞窟あり、クラックあり、まさにアドベンチャー感満載でした。
企画してくれたレイさんありがとうございました。ダルマフェイスをリードしてくれたosugiさんカッコ良かったです。
今回結成された怪しい探検隊は、これからも未知なる頂きを目指して突き進む!

@コッシー



 

土曜日は全国的に雨模様の予報ながら、翌日曜日は晴れ予報。
翌週のアプローチ予習も兼ね、いざ瑞牆山へ!
今回のメンバーは我が会を代表する激強ブラザーズ+最強ビビリ(osugi)の3人です。

レイさん、コッシーの【トムソーヤの冒険】補足として2P目裏話の記録いたします。

今回のハイライトは何といっても2P目のヘッデン装着ワイドクラック。
#5、#6という顔サイズのカムを駆使し、見事に登り切ったレイさん。

osugi、初ワイドクラック。どうやっても登れる気がしない・・・もとい、登れない!
後続パーティーも到着し、焦る私にコッシーの神の声『アブミ使いますか?』
このアブミ、コッシーの夢に現れお告げに従い!?購入したという縁起モノ。
それをコッシーが使用する前に『そうですか!ありがとうございます!』と有難くお借りした私。。。コッシー、ゴメン!
レイさんの設置してくれたカムをA0し、3番手のコッシーがつかめない位置まで
ずり上げ、アブミ登攀・・・何も言えません。

瑞牆山頂は絶景でしたが、ワイドを全く登れないという自分自身の不甲斐なさで
少しほろ苦いピークハントとなりました。

頼もしいお二人に同行させていただき、沢山助けていただき本当に感謝です!
苦手だと決めつけていたワイドクラック、努力してみようと思った1日でした

@osugi

 

 

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