瑞牆山アドベンチャー連チャン! (小ヤスリ岩 花唄小径編) ~2022.5.28-29~

dakekanba-admin

山域:奥秩父山塊
日程:2022.5.28
メンバー:コッシー、osugi、レイザー
行程:
みずがき山自然公園キャンプ場(11:00)→小ヤスリ岩取付き(14:30)→小ヤスリ岩ピーク(17:00)→キャンプ場(20:00)


トムソーヤの冒険で怪しいスイッチが入った3人、連チャン戦で挑んだのは、花唄小径+Joyful Moment!
まずは、小ヤスリ岩花唄小径編から (^^♪

先週末同様にナナーズで買出した後、みずがき山自然公園キャンプ場へ♪
おっと、先週末とは異なり天気が良いので、キャンプ場は昼前にも関わらず盛況です (^^)/

先週末と同じルートで小ヤスリ岩を目指したのだが、えっ、こんなに景色がちがうのっ?
十一面岩左岩壁・正面壁への分岐付近でふと見上げると、小ヤスリ岩がドーンッ!

後ろを振り向くと、末端壁を攀じっているクライマーと八ヶ岳東面が !(^^)!

コッシーと2ヵ月前にアタックした天狗尾根の雪はすっかり無くなっています
⇒天狗尾根のレポはこちら

そして岩稜リッジをFIXロープで越え、洞穴を潜り(2回目となるとアドベンチャー感が薄れます)、その後道に迷いながらも小ヤスリ岩基部へ到着

先行パーティ(3人組)がいたので挨拶したら、おっ!ワイドクラック講習会でお世話になったSガイドさんとバッタリ !(^^)!
蒼天攀路~花唄小径ルートを攀じるとのこと、花唄小径取付きと懸垂下降ルートを教えていただく。

花唄小径(1P,5.7)は瑞牆山ワイドクラックで「最もカンタン」と言われているルート。
しかしググっても情報は少なく、かつグレードよりも遥かに難しいと書かれている…
取付きから見上げてもルートが良く分からないので、とりあえずカム#2~6をギアラックにぶら下げてスタート (^^;)

尖った岩にスリングを巻きテラスに上げると、ハングした巨大な割れ目が現れた! (゜o゜)

何じゃこりゃー!これ、どう見ても5.9以上あるでしょ! 今まで経験してきたどのワイドクラックよりも難しいぞ…

「これを攀じらないと小ヤスリのピークに立てんっ!」
とにかく死に物狂いで#3~#6のカムをプルプル震えながら決め、息も絶え絶えにジリジリと攀じる (>_<)
ワイドクラックを越えたところに大きなテラスがあったので、ここでピッチを切り、荷揚げとビレイ

そして最後は、落ちたらヤバいスラブ攀じり、カムが決められそうなクラックが無い… ( ゚Д゚)
夕暮れ時で後光が差してきた

ヤッター!小ヤスリ岩ピークゲット !(^^)!
osugi、楽しそうに手乗りレイザーを決めてます(笑

ピークは予想以上に広く平ら(2人用テント3~4つ張れそう)、360度のパノラマを満喫しながら大の字でゴロン

どうやって会旗を広げて3人で記念撮影しようかなーと思っていた矢先、ひょこんと別ルートから攀じってきたクライマーが「写真撮りましょうか?」
ラッキー!(^^)!、ありがとうございます!

夕暮れ時の小ヤスリ岩ピーク、サイコーです (^^)/
次回来るときはビバークかな、その前にワイドをもっと練習せねば!

下山は20時頃になってしまったが、osugi特製ブイヤベースとコッシー持参の高級フランスパンで、これまたサイコーのディナーでした (^^♪
サイコーの仲間に恵まれて幸せです♪
さあ、明日はJoyful Momentだ!(^^)/

@レイザー



2週連続の瑞牆山。

今回は、小ヤスリ岩とJoyful Moment。どちらもとても気になるルート。事前にYouTube で予習をするものの、期待と不安が入り混じった門出となった。
みずがき山自然公園にテントを張って、出発。先週と同じルーティンなので、手慣れたものだ。

アプローチは、先週下見した道だが、もっとショートカットがあるはずだと攻めたところ、また迷ってしまった(泣
(実際のショートカットルートを発見したのは、翌日の下山時であった)

小ヤスリは、当初山頂で一泊案を計画していたが、メンバーに変更が生じたこともあり、日帰りでアタックする事でまとまった。

花唄小径、レイさんリード。
事前に見ていた取り付きの岩の形、実際に目の当たりにすると気持ちが高ぶる。

登り始めるとすぐにレイさんの姿が見えなくなる。そこからワイドクラックとなるが、レイさんがワイドをアタックしているところが見れなかったのは残念。セカンドのosugiがワイド手前のテラスまで、私をビレイしてくれ、そこでようやく全貌が見えた。

ほとんど仰向けの登攀となり、初のムーブだ。ヘルメットは挟まるし、片足だけでは広すぎて足が決まらないし、とにかくもがく。ずりずりと少しずつ体を引き上げ、何とか乗り越えた。

そこから山頂はすぐそこ。ちょうど夕焼け時、レイさんの後ろから夕陽がさしていたのがとても印象的であった。

まるで漫画の一コマのような後光(笑)

山頂からの景色は最高!明日登攀予定のJoyfull Momentもよく見える。大の字になると気持ちよく、このまま眠ってしまいそうだ。

しばらく景色を堪能した後、名残り惜しいが、山頂を後にする。
途中からヘッデンつけてテント場まで下山し、小ヤスリ岩登頂の祝杯をあげた。

@コッシー


先週に引き続き、激強ブラザーズ+最強ビビリコンビは瑞牆山へ。
今週は眩いばかりの青空で今回挑む『小ヤスリ岩(花唄小径)』『joyful moment』を歓迎してくれているよう。

今回もレイさん、コッシーのレポの裏話!?として記したいと思います
(本当は私のレポの作成が遅れたせいです・・・お二人、ゴメンナサイ)

翌日のJoyful momentの担当ピッチを気にするあまり小ヤスリ岩の予習を疎かにしていた私・・・
トライする予定の花唄小径は全くのノーマークで、またもや瑞牆山の洗礼を受けることとなる(´;ω;`)

先週のトムソーヤの冒険2P目をアブミ登攀の前例がある私に、念のためとレイさんが三種の神器“アッセンダー”を授けてくださいました。
花唄小径はTHEワイドクラック、途中から仰向け全身挟まる意味不明なムーブで(これをクライミングというのか!?)1ミリも這い上がることができず・・・無念の宣言『アッセンダー使います~~~』

三種の神器の活躍により何とか登攀するも、またもやほろ苦い山頂到達となった私。
見事なリードのレイさん、雄たけびを上げながらも花唄小径を制したコッシー、山頂で夕日に照らされ大の字になったお二人にそそぐ夕日・・・神の域に達しておりました。

明日のJoyful momentでは頑張るぞー!!

@osugi

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