日光白根山 撤退もまた楽し~2022.4.16~

dakekanba-admin

山域:日光白根山

日程:2022.4.16

メンバー:すけちよ、ドリル、Qちゃん、アーサー

行程:9:00ロープウェイ山頂駅→9:55七色平分岐→10:20引返し地点2120m→10:36七色平分岐→12:20 2250m→13:30下山開始2230m→16:15山頂駅→17:30駐車場(下山)


すけさんのお誘いで日光白根山東稜に行ってきました。
丸沼高原スキー場からロープウェイで山頂駅に。
よくレポでみる鳥居をくぐり登山開始しました。
順調に進んで行くが七色平避難小屋への分岐を見落としてしまいました。
分岐まで戻ると木と同化した看板が有りました。
もっと地図読みの練習をしないと(^^;
七色平避難小屋を過ぎたあたりで会長から頂いた渋い飴色の木製のワカンを装着。


初めてのワカンの感触を確かめながら10歩程進むと、バキッと音がしてワカン
が真っ二つに。
残念ながらワカンを脱いで歩くが、踏み抜きで体力が削がれていく
2249m地点までトラバースしながら進むが途中でタイムアップ
引き返して山頂駅に着いた時にはロープウェイは止まっていた。
こんなことを想定して私だけヒップそりを用意していた。


帰りは楽が出来ると早速そりを使用したが雪質と傾斜の関係で全然滑らない。
結局ほぼ歩いて降りることになってしまった。
すけさん、Qちゃん、アーさん、リベンジしましょう!

ドリル


 

今回の反省点
①ロープウェー運航開始と同時に乗れるようにする。
前泊して早く起きて準備をしていたのになんだかんだで乗車したのは運航開始してから暫く経ってからになってしまった。それに運航時間も調べていたより実際は15分も早く、ここで30分くらいのタイムロス
②またしても分岐見落とし(^◇^;)
先頭を歩く時は特に神経を使わなければならない。休憩しながら現在地確認をして行きすぎていることに気づく

来た道を戻ると見落としたのが不思議なくらい立派な標識があるではないか。しっかりした踏み跡に誘われてしまったのが原因と思う。

③久しぶりに使うワカン装着に手こずりタイムロス。

うっすらとトレースはあるが五色沼方面へ行くコースを歩く人は少ないようでワカンを装着しても踏み固められたトレースとは違い結構疲れる。

時折踏み抜きもあり穴から抜け出すのに体力消耗。腰が痛いと言いながらも七色平への思いのほか急登をサクサクと歩くすけさんのスピードについていけない…(まあ足の長さが違うから仕方ないか)東陵の取り付き2500m付近を高度を下げずにトラバースするのがベストらしいが雪に足を取られなかなか進まない。せっかく登ったが五色沼付近まで下り登り返した方が楽ではないかと下ってまた登り返す。時計をみると東陵取り付き予定時刻を2時間以上過ぎている。さてどうしたものか。

・まだ取り付きまで来ていない。現在地からしばらくかかりそう
・取り付きから登攀2時間以上で山頂。と以前登った人のレポにはあるがその時と条件も違えば技量だって違う。我々は全員初見だ。

上記のことから来た道を戻るのが賢明と判断し引き返すことにする。ロープウェイの最終15時半に向けてひたすら必死に歩くのみ。しかし
着いたのは頑張ったかいもなく最終便は出てしまった後だった…
人のいなくなった貸切のスキー場を下りながら、すけさんが
〝敗退に相応しい下山だ〟
とぼやいていたが傾斜がある斜面では童心に返り皆思い思いにお尻のシュプールを描き私的にはとっても楽しい下山でした(^^)

チケット売り場の窓が半分締まりかかったところに滑り込みセーフ。チケットのデポジットも戻りドリさんセレクトの温泉で汗を流し、食堂では山盛りのクリスピーな唐揚げとご飯を平らげお腹も満たされて帰路についたのでした。


山行は山を登るだけでなく温泉、その土地の美味しいものが食べられる楽しみがありますよね。

無雪期にも攀じることができるとのこと。
雪が溶けたらリベンジするぞ〜!!!

Qちゃん


今回は日光白根山の東稜にチャレンジしてきました。
GWの白馬合宿に向けての足慣らし山行も兼ねていたのですが、、、
 
 結果は敗退。(^^;
 
丸沼高原スキー場のロープウェイ山頂駅に降りると東稜の取付きはちょうど白根山の裏側に位置してます。
白根山を半周回り込んでから登るようなコース取りとなるのですが、
途中、避難小屋を左に行くところを右にいってしまいしばらくしてから道間違いと気付く。
道標が雪に埋まっちゃってるからな~、などとまだまだ余裕な4人。
 
弥陀ヶ池を過ぎてからは取付きまでの右カーブを描くトラバースを意識し過ぎてしまい、
かすかなトレースを信じて行くと樹木や谷スジにぶつかりうまく進めない。
ようはトラバースするのが早すぎて右往左往している4人なのでした。
 
時は刻刻と過ぎていき、相談した上で取付き到着までのリミットを14時と定める。
 
やっとのことで取付きらしい場所を発見して登り返すとなにやら尻セードの痕跡があるではないか。
あらー、
これは過去の先行者が我々と同じように取付きを誤ってしまい途中で引き返してきた尻セードと判明する。(^^;;;
 
時間を見ると13時半。取付きはもうひとつ向こうの尾根を越えた先にあると思われたが、
取付いた以降に何らかのトラブルがあった場合のことを考えて4人で相談した上、やむなく撤退としました。
 
来た道を引き返すと既にロープウェイも終業しており、誰もいない約4キロのゲレンデを徒歩で下山。
敗退者らしい最後でしめくくった山行となりました。(笑)
 
とはいえ、天候不順などで撤退するよりも、
4人自らの力不足、勉強不足を自覚しての結果なので意外にも諦めもサッパリしたものでした。
 
反省として、
・ロープウェイが8:30開業、15:30終業なので我々のような中高年にはちょっと余裕がありません。
 時間に追われるのも事故の素。テント泊がよいかもしれません。
・2年前に買ったワカンを初めて使うことができてよかったです。
 (うまく装着できずドリさんに教えてもらいながら装着。ここにも時間がかかったり。。。)
・GW合宿の足慣らし山行としては十分だったと思います。
反省点をふまえてリベンジを誓うのでありました。
 
山行のほか得たものとしては、
・スキー場のゲレンデを貸し切っての尻セードはなかなかできるものではありません。童心に返って楽しんできました。
・道の駅「尾瀬かたしな」はキレイで広い庇(ひさし)のほか足湯もあり仮眠するのに最適な場所でした。
・帰りに立ち寄った日帰り湯「ほっこりの湯」と隣接する定食屋「芳味亭」の唐揚げがとてもよかったです。
 
ドリさんナイス!
 
ゆるく楽しく安全に。こうして楽しめたのもメンバー、会の皆さんのおかげです。
今後ともよろしくお願いします。
すけちよ

 

丸沼高原スキー場ロープウェイ山頂駅から白根山を目指しスタート。

心配された台風の余波も無く風は穏やか。

午後には青空が広がり雪で白く覆われた山肌とのコントラストがとても綺麗で印象的だった。

タイムオーバーで登頂こそ断念したが、下山での雪遊びでは皆と楽しい時間を過ごせた。

追伸 今回は鼻水の記憶しか残ってません・・(*´Д`)

スケさん、ドリさん、Qちゃん、またチャレンジしましょう。

アーサー