ヤツは今夜も寒かった~赤岳~2022.2.11-12~

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山域:赤岳

日程:2022.2.11-12

メンバーすけちよ、Qちゃん、アーサー

行程:1日目 美濃戸口駐車場→赤岳山荘→赤岳鉱泉(テン泊)

2日目 赤岳鉱泉→文三郎尾根→赤岳→地蔵尾根→赤岳鉱泉→美濃戸口駐車場(下山)


久しぶりの山行。それも雪の八ヶ岳である。
去年は腰の手術とコロナでほとんど家にこもっていた冬であった。
3連休の初日前夜から降った雪のため、未明出発となり時間が限られたため、
今回は赤岳のみのピークハントとなったが、適度な足慣らしとなった。
初日は八ヶ岳ブルー。久々に履くアイゼンとピッケル。パウダースノーの鳴く音を聴くのはほんと久しぶりだ。

テントを張ると既に16時近いこともありさっそく夜の部へ移行。
Qちゃんがこしらえてくれた鍋を囲み、久々の宿泊山行とあって話題もとぎれることなく盛り上がる。
途中、ガスバーナーの火力よりも冷気の方が勝ったのだろうか、急激に寒く感じられる時間帯があった。
シュラフで身を隠しても寒い寒い。
以前、会におられた方が言ってたのを思い出した。「厳冬期の八ヶ岳はハンパなく寒い」
厳冬期とはおそらく今頃の時期だと思う。ガスを強めにしておかないと寒いのだ。
冬用のハイパワーガス(250)が1缶あれば十分足りると考えていたが、翌日の朝食を終えた際にはほとんどを使い切っていた。
アーさんもガスを持参していたので不安はなかったが、厳冬期は十分な燃料が必要だということを知りよい経験となった。
翌朝、文三郎を経て赤岳へ。この日は陽は薄いがほとんど風のない一日となった。

赤岳主稜の取り付きであるチョックストーンが雪に埋もれているようで、
今年の雪の多さはこれまで入会してから一番の積雪量と伺えた。
山頂の肩のあたりでは渋滞気味にはなったが、3人無事に山頂へ登ることができた。

何度目の赤岳になるだろうか。
眼下には雪に覆われた裾野、遠くには富士山、北アルプスの山々を見ると
腰痛は吹き飛び、何か忘れていたものを取り返しにきたような気分になれた。
思えば自分も最初の冬の八ヶ岳は同じルートを案内してもらった経験がある。
まだ雪山経験の浅いアーさんが赤岳を登ってどう感じたのかも楽しみである。
下山道となる地蔵尾根では3人童心に帰って尻セードを楽しんできました。
アーさん、車出しありがとうございました。
帰宅後、テントを乾かしたりするのも大変ですがよろしくお願いします。
Qちゃん、鍋おいしかったですよ〜。いつもすみません。お二人に感謝です。
こうして久々に楽しめたのもメンバー、会の皆さんのおかげです。

今後ともよろしく…

すけちよ


三連休前日に降った大雪で高速から見る山々は真っ白。テンション上がります(^^)

前夜発で山に入る予定を早朝発にしたため当初の予定であった赤岳鉱泉ベースで硫黄から赤岳縦走は無理となったが、入山日翌日には好天に恵まれ文三郎尾根経由で赤岳山頂を踏むことができた。

地蔵尾根の下りでは新雪でトレースが歩くたびに崩れ、一歩一歩いつも以上に気を使う(凍っているよりはいいけど…)そんな時思い出すのは先輩から習った事だ。
もっと腰を下ろす!足はフラットに置いてアイゼンの歯全体で雪面を捉えて!などなど。
何回同じ山に来ても何一つ同じ条件ではない。だから楽しめる。

楽しみはそれだけではない。
冬装備にテント泊で荷物は重いが頑張って担ぎあげた食材で仲間と囲む鍋は格別だ。
〝同じ釜の飯を食う〟事により仲間同士の絆も一層強くなる気がする。こういったことを経験できるのも会に入っているからこそだと思う。
大したことはできないが先輩達が培ってきたことを大切し、伝えていきたい。

Qちゃん


積雪期の赤岳へ すけさん、Qちゃんと行ってきました。

雪山ビギナーの自分にはうってつけの山行となった。

当初予定では硫黄岳~赤岳縦走だった、しかし前日から関東地方が大雪の為前夜出発する事が出来ず時間的余裕がない事から赤岳単独に変更する事となった。

Day 1

早朝自宅出発、すけさん→Qちゃんをピックアップし八ヶ岳へ向かう

高速インター降りると道路は完全なアイスバーン、スタッドレスタイヤを履いているが登り坂でスリップ!

すけさん、Qちゃんに車を押してもらいなんとか美濃戸の駐車場へ到着。

しかし駐車場はすでに満車である、停める場所を探しているとすけさんが機転を利かせ周囲の車両に声をかけて1台分のスペースを確保♪すけさんのナイスな行動にありがたや~

駐車場から赤岳山荘まで林道を歩くが地味にきつい

たまに横切る4輪駆動車がうらやましい・・

1時間弱で赤岳山荘へ到着、少し先の美濃戸山荘ベンチで小休止。

ここから幕営地の赤岳鉱泉まで本格的な雪道歩きとなる

 

Qちゃんはチェーンアイゼンを装着、自分は持っていないのでそのまま歩くが凍結に備えてチェーンアイゼンは持参した方がいいと思った。

辺り一面白銀の世界、空はどこまでも青くたまに聞こえる沢の流れが心地よい・・はずだったが重い荷物と鈍った身体には結構しんどい行程だった

そんな自分を察してか途中ですけさんにテントを持って頂き少し楽になった。

休憩を何度かはさみ約2時間ほどで赤岳鉱泉に到着 小屋の隣には人工で出来た氷の塊がそびえ立つ。  

何人かがアイスクライミングにいそしんでおりとても楽しそうだった。

テント設営が終わりあとは食べて寝るだけ、テント内で皆と談笑しながら夜を迎える。

日が暮れると一気に冷え込み気温は氷点下20℃を下回る。

しかしQちゃんお手製の野菜と肉がたっぷりと入った熱々鍋料理で身も心も温まりおかげで朝までぐっすりと眠る事が出来た。

Day2

朝4時起床、朝食を取り準備を整えアイゼンやピッケルを装着。本格的な雪山登山に向け緊張が高まる。

不要な荷物はテントにデポし出発。

テント場から30分ほどで行者小屋へ到着 ここもテントが沢山設営されていた。

阿弥陀岳分岐を過ぎると徐々に斜度が急になってきた。

足の置き方を変えながらアイゼンを効かせる。

しかしQちゃんすけさんの足取りは軽い、自分もあのように早く歩けるようになればいいのだがそれにはまだ修行が必要だ。

足を止めて空を見上げる、振り向けば真っ白に覆われた阿弥陀岳の眺めが素晴らしい。

赤岳山頂もすぐそこに見える。

中岳分岐から上部は岩が露出、アイゼンで躓かないように注意を払う。

ここから先は渋滞していたおかげでゆっくりと景色を見ながら歩く事が出来た。

約3時間弱で赤岳山頂に到着。

富士山や遠くにアルプスの山々の眺望が素晴らしい。

地蔵尾根で下山しテント場へ向かう、途中で尻セードは童心に返ったようで楽しかった。

赤岳鉱泉に到着しテントを撤収、無事に美濃戸駐車場へ到着。

厳冬期の本格的な雪山経験が乏しい自分にはとても有意義な山行となった。

今回お二人の行動にはとても勉強させて頂きました

すけさんQちゃんありがとうございました♪

アーサー