裏妙義山木戸壁右カンテ まさかのアイゼントレ!?~2022.2.19~

dakekanba-admin

山域:西上州 妙義山(裏妙義)
日程:2022.2.19
メンバー:レイザー、ゆうこりん


1年振りに木戸壁右カンテへ (^^♪

前日になって、1週間前の大雪が未だ残っていることが判明 (>_<)
急遽、「妙義山域の何処にでも行けるよう、アイゼン+ピッケルを携行しよう」ということに。
積雪の妙義山は初めて、どんな結末が待っているのかドキドキです !(^^)!

出発点となる旧国民宿舎駐車場への路面は未だ凍結箇所があり、ゆうこりん号は途中でスタック(汗 3.5km手前に駐車、雪山装備で木戸壁へ向かう。

丁須の頭へ向かう登山道は膝下ほどの残雪であった


しかし、南に面した木戸壁はすっかり乾いていた

ゆうこりん:「冬靴なのでアイゼン+皮手袋で攀じろうかな♪」
レイザー:「では負けずに+ダブルアックスで攀じろうっと♪」

また、ピカピカのハンガーボルトが1.5m間隔位で打ってあるが、ラインはジグザグ。
「今回はマルチピッチの練習が目的。 ダブルロープでラインを確認しながら全てのボルトにヌンチャクを掛けていこう」ということに。

<1P目(25m,5.6)>レイザーリード
小ハング~カンテ状フェース
「炭団岩、恐るべし!」
アックスを炭団岩に引っ掛けようにも、ズルっと滑って離陸できん、、、 (^^;)
直ぐに前言撤回、アイゼン+防寒手袋でアタック。 それでもガバを掴んだ手袋はズリズリとズレてくるわ、前爪2本で炭団岩に体をあずける恐怖はスリル満点! (>_<)

<2P目(25m,5.6)>ゆうこりんリード
フェースを右上~バンドを左へ
ゆうこりんにしては珍しく、途中で腕がパンプして辛そうだ。
それでもアイゼン+手袋で攀じりきったメンタルの強さ、さすがです !(^^)!

残念ながら、ここでタイムアップ。
2P目終了点から、懸垂下降50m×1本で取付きへ。

終わってみると終日貸し切り、充実したアイゼントレとなりました。
ゆうこりん、お付き合いいただきありがとう。
次回リベンジは木戸の頭だ! (^^)/

@レイザー


レイさんより木戸壁マルチピッチに行きませんか?との提案を頂き、一つ返事で行きます!
と答えたものの『木戸壁右カンテ+木戸の頭』と。
…木戸の頭?
右カンテの情報は豊富だけれど木戸の頭となるとめっきり情報量が少ない。
調べてみるとボルトも殆どないバリエーションルートらしく、俄然興味が湧いてきた!

ところが!決行の数日前。丁須の頭に行った方のレポを送ってくれた。
そこは一面の銀世界、本当に妙義山?しかも雪にて無念の敗退だったらしい。
これはマルチどころでは無い!?との判断で、急遽冬靴に12本アイゼンにピッケル持参の雪山装備に変更となりました。

そして当日。
案の定山道は凍結箇所が多く、私の街乗りcarでは旧国民宿舎まで辿り着けない!!


かなり手前で車を停め歩く事となり数十分のロスタイム。山道はレポよりは雪が溶けていたものの、かなりの残雪。
それでも何とか取り付きまで辿り着く。

せっかくの雪山装備、アイゼントレをやりましょう!との事でここでアイゼン装着、と、ここまでは良かったのですが…

1P目レイさんリード。
最初はダブルアックスでと思って取り付くも妙義の脆く危うい岩質に手袋とアイゼンでのトライに変更。
その後は流石のレイさん、危なげなくピッチを切る。
天覧山のアイゼントレでしか岩を登った経験がない私はビレイをしながら嫌な予感が拭えない。
フォローでの登攀にも関わらず、ヨレヨレになりながら何とか到着。

2P目 私リード。
ここからはほぼ恐怖で記憶が飛んでいます。
ホールドは沢山あるものの、脆い岩に前爪2本で乗りそこに全体重をかける恐怖。


ふくらはぎと土踏まずは攣りそうで腕もパンプ。
レイさんの呼びかけにも引き攣り笑顔しか出来ない。
なかなか2P目の終了点が現れず、クライミングを始めてから初めて恐怖で泣きそうになりましたが何とか支点構築^^;
フォローで登ってきたレイさんが『時間も押してるしここで懸垂して降りよう』と気を遣って下さり、その神の声に一つ返事で降りる事に。

明らかに自分の練習と経験不足、今後の大きな課題を考えさせられた登攀でした。
不完全燃焼の1日となってしまい、レイさんスミマセン。

@ゆうこりん