山域:屋久島 宮之浦岳
日程:2018.3.17-19
メンバー:ムー(L)、みっちゃん
行程:3/17淀川登山口→淀川避難小屋(泊) 3/18淀川避難小屋→宮之浦岳→高塚小屋(泊) 3/19高塚小屋→縄文杉→白谷雲水峡
山を第一の趣味として本格的に始めたのは5年前です。さらに、その5年ほど前から会社の先輩に誘われて年に1回程度、登山をしていました。その先輩と観光を兼ねて宮之浦岳縦走をしましたが、今回、それから約10年ぶりに同じルートを辿りました。
当時は、シュラフ等の寝具は全て先輩から借り、自前の登山装備は登山靴とザックとカッパのみ。ウエアもユニクロ製品を中心にした「観光客登山者」でした。そんな初心者に屋久島の天気は優しく、雨は降らず最高の眺望を与えてくれ、予定通りに下山できたのでした。
今回は、一度歩いたルートと言うこともありますが、やはり一般登山道。「歩きやすい」と思いました。また、当時よりも木道の整備は進み、小屋も更新されており、快適さも増していました。今回問題があったとすれば、それは花粉症の私が「杉」の有名なこの山に、この時期に登ってしまった、ということです。
計画段階では、まったくスギ花粉のことを考慮せず、屋久島に上陸して登山口まで移動する際に車窓から見えた杉の木の花粉を見て「しまった(≧◇≦)」と思いましたが、後の祭り・・・。「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」に苦しみました。歩いている時はまだしも、寝ている時の鼻水には特に悩まされました。
問題(花粉症に悩まされた)と書きましたが、それくらいしかなくて、あとは終始順調な山行です。ルート沿いには見どころも多く景色も変化する。ついでに天候も変化するので、歩いていて楽しい縦走ができました。
そういえば、新燃岳の噴火により鹿児島空港が閉鎖されるのでは!?という不安はありましたね。
ムー
約20年前に屋久島を訪れたことがある。まだ本格的に登山を始める遥か前で、目的は縄文杉に会いに行くことであった。その時に宮之浦岳の話をガイドさんから聞き、いつか行ってみたいとあこがれた。あの縄文杉ブームから約20年、ふたたび屋久島にやってきた。
よくパワースポットと呼ばれている神社仏閣などがあるが、屋久島の森のパワーは半端ではない。山岳地帯に足を踏み入れてすぐに、もののけがこちらを伺っているのではないかと、常に感じさせる森の神秘的な奥深さがある。
今回はけっしてピークハントだけではなく、山や森のパワーを感じながらゆっくり歩き、避難小屋で他の登山者と楽しく語らい、地元ガイドさんの仕事ぶりを垣間見ることができ、いろいろなものを得ることができた。
しばらくストレスフルな生活が続き、自分の山も出来ずにいた私にとって、屋久島の大自然の森林処方箋は、効果抜群であった。
みっちゃん