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越沢バットレス

日程:2008年8月2日
場所:奥多摩 越沢バットレス
天候:晴れ(猛暑)
メンバー:微苦笑、tomo(L)、HINA(SL)、Hammer、KAZUTAN
記録者:tomo


越沢バットレス

奥多摩 JR鳩ノ巣駅AM8:45着=徒歩約50分=越沢バットレス東屋AM10:00頃着

鳩ノ巣駅南側の集落を抜け林道に入る。途中から越沢に下る道を発見できず、遠回りながら越沢バットレスキャンプ場経由で越沢バットレス下部の東屋に到着。途中で迷ったので50分程かかったが、迷わなければ40分程度かもしれない。東屋に到着した時には既に汗だくだった。

パーティはHINA(リード)、微苦笑、KAZUTANのトライアングルとtomo(リード)、Hammerの2つに分けた。

越沢バットレスの第一印象は、結構垂直で、噂に違わず難しそうだ。HINAパーティは第二スラブルート(Ⅳ+、3ピッチ)、tomoパーティは右ルート(Ⅳ+、3ピッチ)とバットレスの中では最も簡単なルートを選択した。

東屋から取り付きまでに木戸がありそこで、入山料ひとり200円を払う仕組み。右ルートは、第二スラブルートの取り付きから右に少し岩場を登ったところにあるが、余り足場は良くない。

1ピッチ目:AM10:30頃、クラックを登りトラバースしながら天狗の肩へ。支点が少なく少し不安だったが、順調に登った。

越沢のせせらぎの音が煩いため、コールについては、叫んでいるのが分かる程度で、内容は全く分からない。

また、クラック、トラバースのルートなので、ロープの流れが非常に悪かった。天狗の肩には先行パーティが2ピッチ目のビレイをしていたので、順番待ち。ルートを観察する余裕があった。

2ピッチ目:結構凹凸のあるフェイスだが、見た目と違って、ホールド、スタンスとも小さい。昨日、雨が降ったのか、濡れてすべるため、微妙なバランスを要する。途中から右、左にルートが分かれるがそこで迷ったため、バランスが崩れフォール。幸い支点がしっかりしていたので、すぐにロープにぶら下がった。

3~5mくらい落ちたかもしれない。擦り傷程度なので、安定したスタンスから再び登り始める。今度は迷わず右ルートを選択し、3ピッチ目の確保支点まで登った。ビレイしてくれたHammerさんに感謝です。

3ピッチ目の確保支点では、先行パーティが、ハングしている直登ルートを人工登攀していたため、かなり待たされた。

3ピッチ目:核心部の通称「右の滑り台」。傾斜は60度くらいだが、磨いたようなスラブ。右は切れ落ちていて、左はハングしている。

一般的には、ハングしている壁の凹凸をホールドにして、スメアリングで足を上げていくのだが、出だしで、スラブのポケットにホールドを求めたせいで、スラブを直登する破目になり、非常に緊張したクライミングになった。Hammerさんは一般的な方法で登ってきた。さすがセンスがある。

何とか登りきり、直ぐ横の懸垂支点から2回に分けバットレス下部まで降りた。この時点で既にPM13:00。

Hammerさんも言っていたが、2・3ピッチ目はとてもⅣ+とは思えない。私もフォールしたから言う訳ではないが、藤坂ロックガーデンで例えると5.9~10aクラスはあるのではなかろうか・・・。

遅めの昼食をとり、第二スラブルートの取り付きへ。暑さのせいで、汗が止まらず、滝のような状態。動作がどうしても緩慢になる。

1ピッチ目:高木が生えているテラスまで、途中、1ヶ所いやらしい所があって、かなり手間取った。

2ピッチ目:垂直なクラック沿いに、核心部の第二スラブの下部まで。クラックでは、体が振られるのと、支点が少ないのとで、注意が必要だ。どのルートのどのピッチも簡単には登らせてくれない。

Hammerさんが暑さのため、顔を真っ赤にして上がってきた。Hammerさんの登りはどのピッチでもとても安定していて、感心する。

3ピッチ目の核心部は、先行パーティが登っていた。小さなテラスで彼らのルートを観察していたが、PM15時が近づいていたのと耐え切れない暑さと気力の減退のため、撤退。

第二スラブの核心部は次回のお楽しみに・・・。懸垂で降りることにした。2回の懸垂で取り付きまで降りた。すでに、東屋で休憩していたHINAパーティと合流。

PM15:00過ぎ越沢バットレスを後にした。近道があるはずだが、不安定な丸木橋を渡らねばならず、往路を帰ることにした。

PM16:15頃鳩ノ巣駅着=PM16:38鳩ノ巣駅発青梅行きに乗車

越沢バットレスは本チャンの準備訓練のための岩場としては最適。特に、三つ峠が天候や日程の関係で行けない場合、良い代替岩場になるのではないかと思う。

人工登攀ルートやハングルート(Ⅵ)もある。ハーケン、リングボルト主体だが、核心部には新しいハンガーボルトも打ってあった。ただ、簡単なルートは無いので、ある程度の覚悟は必要かなと思いました。

(記 tomo)


■感想&反省

注意看板入門ルートがⅣ級とはいえ、噂どおりランニングビレーピンは古いものが多く、半端な気持ちではリードできないゲレンデでした。クラックはわりとあるのでカムやナッツをうまく使えば、より安全に登ることができると思います。

私たちパーティは最初に第二スラブルートを登りましたが、核心の3ピッチめ、本当はテラスから右側のスラブを登らなくてはならないところ、ちゃんとトポを見ずにそのまま左の凹角を直上してしまい、結果的にⅥ-の左コーナールートを登るというミスをしてしまいました。

いくらなんでもこれはⅣ級じゃないだろうと思いながらもなんとか登ることができ、微苦笑さんにもフォローしていただきましたが、新入会員のKAZUTANさんには無理と判断し、2ピッチめの終了点で待ってもらって、同ルートを懸垂で降りることになってしまい反省しきりです。

本チャンでのルートミスは致命傷になりかねないので、事前の準備・ルート研究はしっかりと行わなくてはとあらためて思った次第です。

いずれにしても、しっかりと基礎技術を身に付けたうえで、緊張感をもってマルチピッチの本チャントレーニングをするのには良い岩場だと思います。

(記 HINA)

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