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伊豆 城山南壁・三日月ハングルート

【日時】2007年5月27日
【目的地】伊豆 城山南壁・三日月ハングルート(5P)
【メンバー】竜少年、Nob、他1


伊豆・城山南壁を訪れた。
私にとってはおよそ15年ぶりの再訪。久しぶりに訪れた城山の岩場では、はじめてのマルチピッチルートで厳しい洗礼を受けることになった。



■5月27日(日) 快晴

城山南壁は画面左手の岩壁です
横浜駅東口を7時に出発。東名道を沼津ICで出て、登山口には9時過ぎに到着した。
岩場の取り付きに着いてみると南壁基部にあるショートルートにはすでに何組ものクライマーが取り付いていた。
われわれの目指す三日月ハングルートなどマルチピッチルートには1パーティーしか取り付いていないようだ。

最初のピッチは、体も慣れていないので南壁基部にあるいくつかのショートルートの中から、易しそうなルートを選んで登ることにした。
順番が来るのを待って、錦少年トップでスタートする。
オーダーは、錦少年(風来坊・岳樺クラブOB)、Nob、竜少年の順番とする。

・1ピッチ目(5.8 錦少年)
1ピッチ目をリードする錦少年
この壁の中では一番易しそうなルート(5.8?)に取り付く。
やや湿っぽいせいか、錦少年は登りづらそうである。軽いスリップもしたが慎重に登り横断バンドに出てピッチを切る。
2番手としてNobが取り付くが、登りづらそうな原因がわかった。岩場全体が湿っているのである。
チョークを付けても白いクレパスのようにべたっとする。おそらく一昨日に降った雨が岩場内部に溜まっているのかも知れない。
超久しぶりの城山だが、前回(冬)に訪れたときよりも登りづらく感じた。
ここで同じく三日月ハングを登るべく先行していた4人パーティーからルートを譲ってもらう。彼らは南西カンテルートに転進するらしい。

・2ピッチ目(5.10a 錦少年)
正規のルートは10dらしいのだが、とても歯が立たないのでおとなりのエキスカーションの2ピッチ目を登ることにする。(5.10a)
2ピッチ目の登りだし

壁の傾斜も増してきてホールドも細かくなってくる。
今シーズン初リードという錦少年だが、落ち着いて着実に高度を上げていく。
ものすごく多忙な人なのに、そして今シーズンはほとんど岩場で登っていないのに、どうして岩登りでトップがつとまるのかまったく不思議な人である。
小さなハングの乗越しもあり、フォローながら禁断の技(ヌンチャク掴み)を多用して、ようやく終了点にたどり着く。情けない。


・3ピッチ目(5.10a 錦少年)
ロープの流れを考えて、上記エキスカーションの2ピッチ目を二つに分けた上半部である。
このピッチも緊張しまくりで、情けないけどあまり覚えていない。ともかく微妙なバランスが要求され、ハラハラドキドキの連続である。
上部で左上しながら本来の三日月ハングルートに戻る。

・4ピッチ目(5.8 錦少年)
下部岩壁のの湿った岩肌からは解放され、フリクションが効く登りやすい岩肌となる。
コンディションは良くなってきたが、相変わらず厳しい登りが続く。
三日月ハングが大きく眼前に迫ってくる。

三日月ハングに突入する錦少年
「えー!あのハングを越えるのー?」ルート初見参の私も竜少年もただただため息をつくばかりである。
ハング下にたどり着いた錦少年も思案中である。最初はハング中央にあるケミカルアンカー支点にヌンチャクをセットして中央突破(5.10d?)を試みるが、体が上がりきらずにあきらめて左にトラバース。
左手のオリジナルルートからハングを越えた。
このオリジナルルートはハングの弱点を上手く突いたルートどりである。人工登攀用の錆びたハーケンが連打されている。

フォローで登ったが、とてもグレード5.8とは思えなかった。
ハング下のアンカーにランナーを取ってから左に回るとロープの流れが悪くなるので要注意である。
ハングを越えると見晴らし最高の安定したテラスに出た。ここでトップを竜少年に交代する。

・5ピッチ目(5.5 竜少年)
5ピッチ目をリード中の竜少年
最後のピッチは65歳竜少年の出番である。
「えー!やだよー。うちの奥さんからリードは禁止されてるし・・・」などと抵抗していたが、やはりクライマーとしての血が騒ぐのを抑えることができずにトップを交代する。

前4ピッチに比べて明らかに傾斜は緩くなる。支点もケミカルアンカーとペツルのハンガーボルトなので不安はない。
順調にロープを伸ばしていき樹林帯に入って終了。
下降は同ルートを50mの懸垂3ピッチで取り付きに降り立つことができた。




■感想

最近ひどくなっている肩痛のためもあるが、練習不足がモロに出てしまった。
それにしても、三日月ハングのグレード(5.8)はかなり辛く感じられた。
ルート全体を通して1ピッチ目と5ピッチ目以外の3ピッチではほとんどA0(ヌンチャク掴み)をやってしまった。
情けない限りであるが、これが今の自分の実力なのだと思う。
故障が治らない以上、これまでにも増して足で立ち込むクライミングに習熟するしか上達の道はないのだろうか。
(記 Nob)

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