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藤坂ロックガーデン再訪

【日時】2007年3月17日
【目的地】北関東・藤坂ロックガーデン
【メンバー】Nob、m3nb


4,5年前まで岳樺クラブでもよく出かけていた藤坂ロックガーデンだが、最近は足が遠のいていた。
ルートの取り方によっては2,3ピッチのマルチピッチ練習ができる藤坂ロックガーデン。渋滞さえなければ東京から1時間半と至近にあるこの岩場を活用しない手はないので、今年は通い込んでみようと思う。


■3月17日(土)
小岩駅北口を6:45発。平井大橋ICから東北道・佐野藤岡ICを経て岩場駐車場に8:20着。
途中に道を間違えた部分もあったが約1時間半で到着したことになる。
今日のパートナーはm3nbさん。彼にとってこの岩場は初見参だ。

駐車場から岩場まではわずか5分。この便利さと岩場の整備水準の高さが藤坂ロックガーデンの大きなメリットだと思う。
誰もいない岩場で装備を身につけ、さっそくルートに取り付いた。

・メインストリート(IV+、2ピッチ)
下部のアイゼンロック(II~III、15m)を含めて3ピッチで刻める。マルチピッチの練習には良いルートである。

1ピッチ目、m3nbさんのリードでスタート。
易しい岩場をゆっくり感触を確かめながら登っていく。やや脆い岩肌が続くが傾斜もゆるく易しい。
名前のとおりアイゼン練習に良いだろう。

2ピッチ目(メインストリート1ピッチ目)、Nobリード。
いきなりクラックの直上で始まる。カムを持参すればよかった。
傾斜はきつくなり支点間隔も普通のゲレンデよりは遠く感じる。フォローのm3nbも心配げに声をかけてくるがここは慎重に高度を上げていく。IV+にしては結構シビアに感じる。


3ピッチ目、m3nbさんリード。
傾斜は相変わらずきついが先ほどよりも幾分登りやすいか。
m3nbさんも普段の軽口が消えて慎重に慎重に登っていく。やがて確保する私の視界から消えてしばらくして「ビレイ解除ー!」の声にホッとする。
フォローで登ったが高度感もあり快適なピッチだった。

最初に登ったルートにここを選んだのは正解だった。傾斜も強く、ゲレンデではあるが本チャン気分も満喫できる好ルートだと思う。名前負けしない文字どおりメインストリートだと思う。

・クラック・アラカルト(V、2ピッチ 33m)
1ピッチ目、m3nbさんリード
このルートも傾斜が強いが核心はm3nbさんがリードするややかぶり気味の1,2手である。
核心部は支点間隔が狭いので思い切って登ることができる。m3nbさんはやや左よりにルートをとり、核心を抜けていった。お見事。
安定した小広いテラスに着いてピッチを切る。

2ピッチ目、Nobリード
このピッチは核心らしい核心はないものの、傾斜はおおむね強く、高度感たっぷりのクライミングが楽しめる。出だしがやや悪いものの、冷静に見るとホールド、スタンスは豊富なのでランナウトに焦らずに登ることが肝心だと思う。

取り付きに戻ると、この岩場の開拓者であり管理者でもある斉藤雅巳氏と久しぶりにお会いした。
受付を済ませて山談義に花を咲かせる。
終了点のスリングが摩耗していたので、新しいスリングへの更新をやらせていただくことになった。


■感想

久しぶりに訪れた藤坂ロックガーデンだったが、短時間ながらも期待を裏切らない充実した練習ができた。

東京から1時間半という至近に、これだけ整備されたゲレンデがあるのは考えてみればもったいない話である。
これからもたびたび使わせていただくことにしよう。
(記 Nob)

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