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奥秩父 小川山・涸沢岩峰群2峰広瀬ルート他

名クラシックルートに夢を求めて … 充実の3日間

 8月後半はアルパインクライミングということだったが、各人ひざや足首に故障を抱えているので、それなら小川山、瑞牆(みずがき)山に行こうということになった。
 天気に恵まれ、ひさびさの快心のクライミングだった。



■セレクション、純情岩(8月18日)
 木曜夜遅く、八王子に集合して、中央高速・広域農道・信州峠経由で廻り目平に深夜着。すぐに朝になり数時間の睡眠では意気上がらないが、朝、セレクションに向かう。小川山デビューの師匠には、眺望の優れたこのルートは、岩場全体の構成を知るのに悪くないと思う。

 1ピッチ目のクラック(5.8)は錦少年リード。この短いクラックを登れるのに2年かかっている。2ピッチ目ダイヤモンドスラブ(5.8)は、師匠がリードした後、ロープを外してMIKIさんのリードとなる。3ピッチ目チムニー(3級)は錦少年がリードし、核心部の4ピッチ目の取り付きテラスに至る。ここで先行パーティーの時間待ちとなる。核心部の4ピッチ目のクラック・スラブ(5.8)は師匠がロープいっぱいリードする。

 4ピッチ目終了点から、ほんのわずかで、屋根岩2峰のピークにいたる。このピークは、5度目だが何回来ても、気持ちの良いところだ。今日は足並みもそろい、順番待ちもあまり無かったので2時間あまりで登攀は終了した。

 ピークから懸垂40mあまりで、ジエットストリームの取り付き点あたりに下降して、踏み後を下ってセレクション取り付きにもどる。帰りにソラマメスラブに寄るが濡れていて、どうも意欲が湧かない。

 パノラマコースを歩いて水晶スラブに行こうとしている内に、MIKIさんが、明るく開けた場所に岩塔を発見する。3人とも気にいったので取り付くことにする。どうも純情岩らしい。左端のクラックの入ったカンテ、純情大平のかかってきなさい(10b/c)を錦少年がリード。2回落ちた後、なんとか終了点へ。

 アンダーで最後を切り抜けるのがコツ。MIKIさんも最後のアンダーで少し苦労。師匠は、さすが簡単にクリアー。その内、偶然にもこの岩場の開拓者の一人がやってきて、しばし、歓談。しばらく遊んだ後、雨も降ってきたのでテントに帰る。

■涸沢岩峰群2峰広瀬ルート、ボルダリング(19日)
今日は、7月に取り付きを間違っていけなかったから沢岩峰群2峰広瀬ルートに向かう。40分ほどで1峰取り付きにつく。今回は、1峰左のルンゼをさらに上がって各岩峰を確認する。3峰をピナクルで特定し、2峰を探す。2、3峰間のルンゼが狭いのと木で取り付きが隠されていたので、前回は発見できなかったのだ。今回は持参したロックアンドスノーの写真も、役にたった。

見かけ以上に難しい? 1ピッチ目は錦少年がクラックにそって左上し、あまり頼りにならない2本の木で中間支点をとった後、フレンズを使いながら直上し、テラスへ。途中濡れた個所もあり緊張する (5.8)。
この濡れた箇所、師匠もMIKIさんも緊張した様子。

 2ピッチ目は、左のクラック(5.8) 、スラブ、コーナーを師匠がリード。このクラックをフォローしたMIKIさんも錦少年も、見かけ以上に難しいクラックに苦労する。

 3ピッチ目は階段状の岩場(5.6)を錦少年がリード。最後の短いコーナー奥のクラック(5.8)は、錦少年がキャメロットの3番、3,5番で中間支点をとってリード。クラックを越して、少し岩場を登るとピークに着く。小さなピークだがくつろげる良い場所である。3人で握手して2時間あまりの登攀が完了。クライミングシューズを脱いで、のんびり寛ぐ。

 下りは、まずピークから懸垂で少しもどり、さらに懸垂で2、3峰間のルンゼに40mほど降りる。そのころには雨がしっかりと降ってくる。雨の中、10mくらいの懸垂2回とわずかな歩行で取り付きに戻る。


 今回判明したが、前回登った涸沢岩峰群3峰のルートは、クーロアールルート右の垂壁、スラブであり、なかなか難しいラインであった。前回の終了点より上に行くにはボルトかピトンが欲しい。機会があれば再度試みてよいかな?2峰正面壁に負けない壁である。

終了点から懸垂下降 雨も小ぶりになったので、フェニックス、ガマスラブ、を見にいくが雨で濡れている。ボルダーのビクターに行くとかなりの人が取り付いている。MIKIさんの知り合いも多く、さかんに話こんでいる。。その内、錦少年の知り合いもやってくる。みんな、オーバーハングのボルダーを果敢に試みている。3人ともそのアクロバットなのぼりに痛く刺激される。やっぱり、フリークライミングをやっているというためにはボルダーが登れなくてはということになる。

■父岩(20日)
 昨日は、ボルダーで話題が盛り上がり3人とも飲みすぎ。ぜひ、微苦笑さんをさそってボルダリングに励もうという結論で、飲み会を終了。師匠とMIKIさんは、その後も飲んだようだ。

ボルダリングに刺激され、ムーブの要求されるショートルートに出かけることになる。瑞牆山のマルチピッチは次回としよう。まずは、人気ルートの父岩に向かう。師匠提案の早立の成果もあって、あまり待つことなく、超人気ルート小川山ストーリー(5.9)を3人で次々にリード。

 その後、左のモラリスト(5.8、10a?)を錦少年がリードして、トップロープで弱点主義(10c,11a?)を登る。ルート選択、ムーブを3人でいろいろ試みる。下部のコーナー、中間場のハング、上半部のスラブとなかなか多彩なルートである。

 一休みしてタジヤン2(10a)を錦少年がリード。最初のクリップの後の出だしのスラブでテンション、またテンションと大苦労。
このわずか50cmのムーブは、左足のハイステップがポイント。師匠がムーブを発見。



 今回は足の故障で、小川山となったが、密度の濃いクライミングだった。涸沢岩峰群2峰広瀬ルートは、各テラスの確保支点(リングボルト)以外は、残置支点が皆無で、緊張感と新鮮さにあふれた秀逸のルートだった。新しくトレースしたショートルートも悪くない。

 秋にまた出かけよう。それから、瑞牆山にも。城ガ崎から始まった今シーズンのロッククライミング、もう数ヶ月で終わりだ。そうしたら、アイスクライミングの季節となる。
(記 錦少年)

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