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奥秩父 小川山・涸沢岩峰群3峰クーロアールルート右

涸沢岩峰群2峰に登るつもりが3峰に!? あやしいマルチピッチの記録

 2パーティーで涸沢岩峰群2峰に取り付いたつもりが、3峰クーロアールルートの右を登ったらしい。
 そもそも、かねてから考えていた小川山クラッシクの、涸沢岩峰群2峰オリジナルかダイレクトを狙うつもりだったが、取り付きで迷いどうも3峰に取り付いてしまったようだ。



■7月22日
 10時前に廻り目平らを出て11時ころには取り付きにいたる。途中道を確認して1峰基部まできたらしいが、2峰の取り付きがわからない。1峰右のルンゼの奥にそれらしいのが見えるが南面していない。もう少し岩場の基部を右にトラバースしてそれらしいところに出る。帰ってから資料を探すとどうも3峰クロアールルートの右を登ったらしい。

 予想より切り立った壁に取り付く。10m以上、上にハンガーボルトらしきものが光っている。とりあえず岩場を一段あがり、ややかぶったクラック(5.8)をエイリアンでプロテクションをとって上がる。さらに上がり岩塔にスリングをかけてプロテクションとしてさらに左上するが行きづまり、クライムダウンして右にトラバースする。

 右の岩峰にスリングをかけ中間支点とし、先ほどの岩塔のスリングを外してロープの流れをよくする。右の岩峰を右上してやさしくなる。4級ぐらいの岩場をランナアウトして15mくらい登り、ロープが40mぐらいでたところで垂壁の個所となる。

 キャメロットと岩塔にかけたスリングで中間支点をつくり、やや左上する。上部左はスラブ、右は凹凸のある岩で登れるが確保支点がつくれない。10m上にはフレアーしたクラックが見えるが、フレンズが効くかどうか定かでないし、ロープも足らない恐れがある。結局、さきほどの中間支点を確保支点にすることにして、怖ーいクライムダウンをする。(^^;

 クライムダウンしたところで、下のロープがスタックして動かなくなる。微苦笑さんがはずしてくれる。
どうもルートが判然としないし、確保支点もつくれないので、右にトラバースぎみにクライムダウンしてやさしいスラブにたどり着く。その後、MIKI、微苦笑さんがフォローするが、みんな緊張した趣である。いやー、たしかに、5.8は十分あったし、なにしろプロテクションはもろい岩に自前で設置したものだし、…。
ラストの竜少年はフォローしないで、取り付きの右のやさしいスラブをフリーソロで上がってくる。

 2ピッチ目は、3級ぐらいのガリー状の岩場をのぼり最後は垂直の5.7ぐらいのディエードルを登る。途中、古いピトンを利用する。その後リッジをたどって頂上に至る。リッジ上をわずかな懸垂の後、右に30m懸垂して歩いて取り付きにもどる。

 どうも、どこをどうトレースしたか判然としない。すっきりしない気持ちで取り付きを後にする。すでに午後3時を過ぎている。帰りにジャーマンスープレックス(10B)で楽しむ。


■7月23日
 次の日はガマスラブをピークまで行くことにする。今日は、錦少年、MIKI、板さんの組み合わせで、つるべで登る。

 1ピッチ目は錦リード、ここは全員あっという間にフォロー、板さんは立って手を使わず歩いて登る。2ピッチ目は、スラブ状岩壁の右凹部(10a?)を板さんリード。ロープをいっぱいのばす。MIKIさんはすたすたスラブを登る。3ピッチ目はコーナーを錦少年が楽しくリード。ここで食事をとって一休み。昨日の緊張した雰囲気とはまるで異なる。4ピッチ目はクラックの入ったフェースを板さんリード。眺望の開けた場所にでる。

 5ピッチ目が、難しはないが、5.8くらいのスラブ、クラックをほぼ中間支点なしで登るので怖ーいのである。昨年Nobさんと来た時は、降りだした小雨を理由に敗退。スラブをのぼり、クラックの左端にある先端のみ入ったピトンに中間支点をとり、フレアーした水平クラックにキャメロットをセットする。あまり効いているようすでもない。

 水平クラックからそのままスラブを上がる。今日は岩はよく乾いていが、あまり気持ちよくない。わずか40cmあがれば、後はスイスイとリッジを歩く。6ピッチ目は板さんがリード。このピッチも中間支点がとれず気がぬけない。周辺が見渡せるすばらしい最終ピッチである。すでにピークに到達した板さん、MIKIさんがいる光景は素晴らしいクライミングの雰囲気にあふれている。おもわず、何枚も写真をとる。

 今日は、3人6ピッチだったが、3時間足らずで終了した。ピークから少し歩き、25m、15mの懸垂で下の踏み跡のおりる。

 まだ、時間に余裕があったので、スラブ状岩壁の「バナナケーキ」、「ブレイブハート」(10a)を登る。「ブレイブハート」はクラック、スラブとなかなか、楽しいルートである。
 日ごろ、時間の余裕が無く、追い立てられ生きていると、小川山はありがたい所である。起きたい時に起き、好きな時にクライミングする。アルパインのスタイルを持ち込まないところに味がある。また、別の世界である。
(記 錦少年)

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