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房総 鋸山南壁フリークライミング

 「今年は序盤からクライミングで飛ばすゾー!」との竜少年さんの気合いに負けて、鋸山クライミングに参加する。新春初クライミングというのにたった二人かと失望していたら、吉祥寺の岩さんから「行きますよー」との暖かいメールが届く。

 てなわけで、幕張本郷8:00スタート。一路花の房総路へ向け660ccのジムニーじゃなかった、2000ccの世界のレガシィワゴンで出発。(^^;

 一年ぶりに訪れた鋸山はポカポカ陽気に恵まれて、空は青空心は錦の心境だ。「あれっ、師匠の車がある!」

 そうです、鋸山の主、T師匠がいらっしゃいました。これで、今日はグッドクライミングの予感が。
T師匠は鋸山の開拓者。1980年代、フリークライミングの黎明期にここ房総の地にクライミングエリアを開拓されたエライ御仁である。
しかし、開拓者に似合わず性格はいたって温厚・謙虚でいつも恐縮してしまう。非常に暖かく優しい人柄である。
 「いやー、みなさんこんにちは!今年もよろしくお願いします。また少しルートを整備・リニューアルしたので登ってください。」なんて嬉しいことを仰有る。

 「いやー、いつもすいません。今度こそ私たちもお手伝いしますので、何なりと言いつけてください。」と応える。ホントに何かしなくては申し訳ない。支点の更新はぜひわが会の手で!

 最近、岳樺クラブの足も遠のいていたせいか知らないが、鋸山一帯はシカやサルの遊び場と化していたそうな。師匠などはサルたちと岩壁登りに興じていたとかいないとか。サルも師匠の登りを見て、きっと同類と思ったに違いない。

 「最近、12と11の後半のルートを整備したので、試してみませんか?」と優しい師匠の言葉。
 「いえ、アノ、9とか8とかは整備されないんですか?」と恐る恐る尋ねると、
 「あ、ありますよ。たぶん5.7位だと思うんですが、ちょっと試してみてください。まだ名前付けてないんで、オンサイトした方に付けてもらいたいんですが。」
 というわけで初めに取り付いたのがネームレスルート(推定5.7)



■ネームレスルート(5.8)
 林間フェースの右コーナーに新たに作られたルート。ちょうど、「海辺のパラダイス」の反対側にある。
下半部は右のフェースに刻まれたホールドを使い、上半部は2本走るクラックを上手に使って登る。
下半部は楽勝だったが、上半のクラックで3人ともラク。したがってルートの命名権は次回に持ち越しとなる。くやしいー!
 師匠と相談した結果、5.7はちょっと厳しいので5.8に格上げしてもらう。(^^;


■サンドシャワー(5.9+)
 いやはや名前は体を表す。を地でいくルートだ。とにかく登るほどに砂のシャワーが降り注ぐ。(^^;
 しかし、取り付きから非常に面白く、これで砂っぽくなければ★★★のルートだろうな。
 コーナーに走るクラックをレイバック気味に登る。Nob以外の2人は取り付きで敗退。Nobも上部の核心に阻まれ、惜しくもレッドポイントならず。上部は砂っぽくないので、慣れればお勧め。


■海辺のパラダイス(5.8)
 岩さんが初挑戦。下1/3にある核心でつまづき、惜しくもオンサイトならず。残念!でも、長いルートで、展望もよくご満悦でした。


■アイビークラック(5.10d)
 師匠の案内で、初めて取り付きに上がる。いやはや取り付きまでも十分に緊張する。幅狭なバンド上を上がり、頼りない梯子に身をゆだねる。ぐらぐら揺れて気持ち悪い。

 師匠はもちろんフリーソロ。われわれ3人はゲストということで、師匠に確保してもらいながら取り付きのテラスに着いた。眺めは最高!太平洋と房総半島が樹間越しにはっきり望まれる。

 さて、アイビークラックだが、美しいクラックだ。何の手も加えられていないとのこと。前半はわれわれでも登れる。ハンドジャムがばっちり決まる。ただし後半はかなり難しい。師匠も若干難儀していた。
 それより怖いのは支点の危うさ。ピンはグラグラ、スリングは80年代モノ。さすがの師匠も、上まで登ってから曰く「ちょっと怖いですね。止めときましょう」

 このルート整備はぜひやりたい。支点をステンレスボルトに、スリングは2000年モノに!


■トライアングル(5.10+)
 ご存じ定番のルートである。ハングを乗り越えて5.10c~d。ハングまでで5.9~5.10aとのこと。岩さんが初見にもかかわらず奮闘して、ハングの下まではい上がる。スゴイ!しかし、ハングの庇までには届かず、本人も悔しそう。そのため、また来週(1月16日)も来るそうな。ガンバ!
 竜少年さんは左足のハンデがあり、このルートは苦手。やっぱ今回もラク。
 Nobは2回とも庇までは行くのだが、乗り越しがどうしてもダメ。
3人3様で、みな密かに闘志を燃やすルートなのです。

 師匠がデモンストレーションをやってくれるのだが、上手すぎてぴんとこない。何しろ庇まではフリーソロなんだから…


■スミス・ロックバリエーション(5.11d)
 トライアングルの左手にあるカンテ(5.10+)から上部フェースをつなげた師匠の力作。師匠が華麗に登ってくれた。
 われわれは50cmも登れないだろう(^^;



 …というわけで、楽しい初クライミングだった。鋸山はいつ訪れても静かで穏やかな気候が迎えてくれる。師匠は草刈り機までも購入したらしい。

 われわれも使わせていただく以上、昨年にも増してルート整備のお手伝いをしなければならないと思う。海に面したオーシャニッククリフのデメリットとして、支点の劣化は避けられない。今年こそ、本腰を入れて整備しませんか。
 なお、T師匠から鋸山のエリア紹介の快諾を得ましたので、そのうち当Webサイト上でコンテンツを設けて公開する予定です。乞うご期待!
 吉祥寺の岩さん、遠いところをお疲れさまでした。また来てね!
 (記 Nob)

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