星穴岳 ~2020.4.5~

dakekanba-admin

■山域:西上州・妙義山・星穴岳
■日程:2020/4/5
■参加者:Qちゃん、レイザー

 

星穴岳に行きませんか?
新入会員であるレイザーさんからの誘いに二つ返事で飛びついた。西上州の数ある山の中から星穴岳をセレクトするなんて、しかも私が今年行きたい山の一つ。いい感してますねぇ〜

1番の新参者だった私。諸先輩方と一緒に山に入り実地でご指導いただくことが少なくなっている現状。未熟な私もこれからは数ある山岳会の中から岳樺クラブを選び、目標や期待を持って入会してきた後進を引っ張っていかなければならない立場となった。今回の山行では私がしっかりとリーダーの役目を担わなきゃ。と、勝手に気負っていたが、レイザーさんと色々と話をしながら歩いているうちに〝安全第一!〟で伝承は必要だが、いつもの自分でいいんだと感じる。踏み後が不明瞭な場所では率先して道を探し、私がここはロープ出した方がいいな。と思う場所ではレイザーさんからもここロープ出したほうがいいですよね。と、声を掛けてくれる。お互いに足りないところは補い合い、力を出し合えばよいのだと。頼もしい(^-^)

さてさて、山行はどうだったかというと、以前行った事があるすけさんから話は聞いていましたが、ルートファインディングにプチナイフリッジ、3回の懸垂と空中懸垂と短時間で行けるコースながら盛り沢山。懸垂下降をするのにロープをまとめていると後続パーティのリーダーさんに
(後で伺ったら、高名な登山家の方でした)
すぐこの下から空中懸垂になるからそのまま落としても大丈夫だよ。と教えていただきロープを落としたら、木に引っ掛かける大失態💦
(このような事があるから会長直伝、ショッピングバックを使うんだな)
トラブルや落石に肝を冷やしたりしましたが、
次に繋がる山行となりました。

コロナウィルスの猛威に晒されている現状、次はいつ山に行けるか分からない。正直、アルパインをやるには先が短い身にとって山に行けないのは辛いが、身を守ることが最優先!元気で山に行ける日が来るまで、雪の中春を待つ花のように今は耐えよう。

Qちゃん

 

ソロ山行に限界を感じ入会して早5ヶ月、遂にバリエーション山行にデビュー。
先輩のQちゃん隊長と星穴岳に行ってきました (^^)/

妙義山登山は自己最多(表・裏併せて今回で8回目)の自称ホームグランド(^ ^)
でも、登山地図上に線が無いルートは行ったことがありませんでした。
ゲレンデで学んだ懸垂下降を実践に!

中之岳神社を出発してまずは、西岳と中之岳を結ぶ分岐のコル。
一般道は右側、星穴岳へのバリルートは左側。
隊長は「この先は入るな!危険」の看板を素知らぬ顔で颯爽と跨ぐ (゚o゚;;
つ、遂にわたしもあっち側の人になったんだ!と感無量。

感傷に浸っている暇もなく、ドキドキしながら頼りないフィックスロープを
伝い登り西岳山頂へ。
ここで星穴岳、ドーンッ!
え、これ登って降りるの (゚o゚;;

まずは泥ルンゼの下降。立派なぺツル支点があります。
残置ロープが頼りなかったので、隊長は迷わず「ロープ出しましょ♪」の
ナイスジャッジ。

遂に実践で懸垂下降、楽チンで気持ちいいー!
25m懸垂では10m足りなく、最後は残置ロープでゴボウ。
その後も緊張の泥壁クライムダウン、トラバースを超え稜線リッジへ。

やっと現れました本日のメインイベント、射抜穴への下降点(懸垂25m)発見。
星穴ピークをピストンして、さあレッツゴー!

最初は下が見えず、先に降りた隊長の姿が消えてしまい待っている間は
ドキドキでしたが、いざ降りてみるとやっぱり楽チンで気持ちいいー!

そして途中からは壁に足が付かなくなり空中遊泳に!
慣れていないとクルクル回るそうです(^ ^)

最後は45m懸垂で、トップはわたし。
50mロープ2本を結び、束ねて「ロープダウーンッ!」
45mの懸垂下降もあっという間に終了。
隊長もスルスルと降りてきて、ロープ回収を開始。
ここで大きなミスを、、、

引き上げる側のロープ先端の結び目を解くのを忘れたまま
引き上げてしまい、隊長が気づいて声かけてくれた時には
ロープ先端は既に15m程頭上に、、、しまった!
自分では何も出来ず、隊長と通りかかったガイドさんに
ロープを回収頂きました。

今回の反省、
私はせっかちなので、いつか同じミスを犯してしまうだろう。
再発防止にはどうするべきか?
隊長と解は見出したので、次回からの山行で実行したいと思います。

ともあれ空中遊泳、気持ち良くてクセになりそうですヽ(´▽`)/
これも、今回山行を共にしていただいたQちゃん先輩、そしてゲレンデで
ご指導いただいた会の皆さんのおかげです。

レイザー