天然の水風呂が気持ち良い!ヒツゴー沢 〜2023.8.19~

dakekanba-admin

山域:谷川連峰 利根川水系
日程:2023.8.19
メンバー:レイザー、アーサー、コッシー
工程:
谷川温泉4:30〜二俣5:30〜稜線12:45〜谷川岳肩の小屋13:00〜天神平14:45

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昨年同行したメンバーが落石による負傷の為途中敗退したヒツゴー沢
今回はレイさん、コッシ-の最強コンビに加えて頂きリベンジだ~(^^♪

昼から雨予報の為、夜明け前に行動開始
谷川温泉駐車場から二又までの林道、昨年大量のヒルにやられたが今回被害はゼロ、コッシ-の足元には数匹居たみたい(゚Д゚;)

河原に降りてガチャを装着、少々迷いながらヒツゴー沢へ入渓
コッシ-先導で自分は2番目を歩く

しばらくして昨年敗退した小滝を過ぎると美しいナメが広がっていた。その後も楽しめる滝やナメが連続。

直登したり巻いたり、メンバーは危なげなく進む。

午前中陽射しは強く火照って汗だくになった身体に沢の水が最高に気持ちいい。

楽しい沢登りも終盤を迎えこのルートの核心と言われる20mのチムニー滝に到着。

コッシ-、トップを行きロープをフィックスしてもらう。いざ岩に触れると取り付く前の緊張感は無くなりカンテのホールドを足掛かりに。

レイさんは滝が落ちるチムニーを登ってきた(゚Д゚;)
※その後の10m滝が自分としては一番難しかった

稜線に出る草付き斜面ではズルズルと滑ってなかなか進めない、それを見かねて後続のレイさんに押してもらい無事稜線へ♪

来た道を振り返ると麓まで深い緑が覆っておりとても綺麗

予報通り今にも降りだしそうな雲行きとなり雷がゴロゴロ
急いて肩の小屋まで移動して下山支度
天神尾根経由で途中雨が降りだすもそれほど濡れずにロープウェー駅に到着
ところが落雷の影響でロープウェーが止まっており、麓に降りれたのはそれから1時間後だった(*´Д`)

憧れだったヒツゴー沢、レイさん、コッシ-のサポートのおかげで楽しく思い出深い山行となりました。

@アーサー

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未だ猛暑おさまらず、こういう時は沢登りに限りますね (^^)/
アーさん&コッシーのヒツゴー沢リベンジに参加 (^^♪

今シーズンは、小川谷廊下・西ゼンと登攀要素の高い沢を経験、
ヒツゴー沢も劣らず面白い沢でした  (^^)/

中でも楽しかったのが最後の核心、ラスボス・チムニー滝20mの登攀 !(^^)!
リードのコッシーはカンテから登り、落口付近を直登
セカンドのアーさんは支点回収しながら同ルートを登攀

私はラスト

ロープに支えて貰っているし、思い切ってチムニー滝を直登することに
ザックを抱っこしてチムニーに突入するが、ザックが引っかかって中に入れず… (^^;
右腰にぶら下げ直し左肩から再突入
奥は狭く、だんだんと扇状に広がっているチムニー
右足はヒール&トゥー(ラバーソールで助かった)、
左肩は背面の壁にあて、右手は正面で突っ張りズリズリと這い上がる

チムニーを抜けるあたりからザックを背負いなおし、わずかなカチと水流中のクラックを頼りに攀じり何とかクリア (^^)v
やったー!楽しかったあ (^^♪

今回驚いたのは、アーさんの成長ぶり!
前回の剱岳本峰南壁A2はトップで気づかなかった
終始安定した足取りで滝の登攀も自ら厳しいルートを選んでチャレンジ!
思わずコッシーと2人で称賛しちゃいました (^^)

アーさん、今度ホルモン亭で奢ってください(笑

@レイザー

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アタック日の天気予報は、午前晴れ、午後から雨となっていたので、少しでも早く出発して雨が降り始める前に稜線に出たい。前夜の作戦会議で、逆算して出発を4時にした。

ヒル街道と言われる二俣までの区間。昨年は足指が酷い目にあったので、今回はヒル対策として両足にビニール袋を巻いて、奴らが靴の中に侵入できないようにした。ただ、昨年と比較すると断然ヒルが少なく、何故年によってこんなに違うのか不思議だ。気温や湿度の影響だろうか。結果は、小ぶりのヒルが何匹か着いていたが、刺されていないので、効果はあったと思われる。

ヒツゴー沢に入ると、初めの7mをレイさんリード、次の15mをコッシーリードでウォーミングアップ。

ほどなく昨年の引き返しポイントに着くと、例のあの岩がそのままの場所にあったのには驚いた。それほど大きくて、少しくらいの水流では動かなかったという事か。

その後は、気持ちの良いナメが続く。

暑さで思わず滝壺に飛び込む。泳ぎというより、おっさんが水風呂に入る感じだ(笑。
気持ちいい〜😆
途中、滑のすべり台から滝壺へドボン!
たまには、こんな沢も良いなー(^^♪

ヒツゴー沢は、ほぼ巻きなしで直登できる滝が次々に現れるので、登攀の楽しみも加わる。

アーさんが落ち着いた足取りで、果敢に攻めていたのが印象的だ。

この辺りからトポのどれがどの滝か、気にならなくなる。

核心と言われるチムニー滝20mは、レイさんがチムニーを登りたいと言うので、私が先行してカンテから登り、ビレイする。すると、ホントにチムニー越えてきたではないか(@@

そこを越えると、だんだんと源頭の雰囲気になってくるが、稜線までは遠かった。

肩の小屋に着いた頃には、遠くで雷がゴロゴロと鳴り響く。急いで天神平に向かい下山する。心配していた雨の影響は、あまりなかった。15時前には天神平到着で、計画通りと思っていたのだが。。。

なんとロープウェイは、雷の影響で運転見合わせ。運転再開まで1時間以上の待ち。
加えてベースキャンプでタクシー呼ぼうとすると1.5時間はかかると言われる。タクシーを諦めバスで水上駅へ移動し、谷川温泉まで歩く事に。気分的には、この工程が一番しんどかったな(泣😭

それにしても、レイさん、あーさんと一緒に、ヒツゴー沢を無事に遡行できて、ほんとに良かった。一度敗退しているので気がかりでしたし、良いタイミングで声かけてくれてありがとうございました。真夏の沢の醍醐味を存分に味わうことができました。

@コッシー