山域:北アルプス
日程:2021.8.19-22
メンバー:コッシー
行程
8/19(木) 7:15室堂→11:20五色ヶ原→16:20スゴ乗越小屋(テント泊)
8/20(金) 3:30スゴ乗越小屋→7:40薬師岳→12:00北ノ俣岳→15:30黒部五郎岳→17:15黒部五郎小屋(テント泊)
8/21(土) 4:30黒部五郎小屋→9:00双六小屋→15:45笠ヶ岳山荘(テント泊)
笠ヶ岳山頂(往復約45分)
8/22(日) 5:45笠ヶ岳山荘→(笠新道経由)10:45新穂高温泉
今年の夏休みを利用し、室堂から笠ヶ岳まで単独で縦走した。
1日目
夜行バスで室堂に到着すると快晴の立山のスカイラインが迎えてくれた。
稜線上に上がるとライチョウが出てきて、立山と抜群の景観を楽しむ。いつか登攀したいと思いながら龍王岳東尾根を横目に見ながら先を急ぐ。
五色が原に到着する前に雨が降り始め、スゴ乗越まではアップダウンが何度も続き、ようやくたどり着いた小屋のテント場は貸し切り状態であった。
2日目
この日は、一番の長丁場。朝3:30の暗いうちから出発する。途中富山湾の夜景やガスの中の朝焼けを見ながら、薬師への長い道のりを進む。
昨日は3名ほどしかすれ違っていないが、薬師岳はさすが百名山!山頂には既に10名ほどの人がいて、草履&短パンで登ってきているツワモノもいた。
今回、薬師~北ノ俣岳が晴れて、池塘・湿原・ライチョウ・景色も良く感激のコースであった。
その後、黒部五郎へ向けていくと、急激に天候が悪化し、雨と風が強まる。黒部五郎の山頂を降りてすぐの出来事。若い単独の女性が登山道ではないところから出てきて、「下山はどちらですか?」と聞かれた。山頂はすぐそこですよ。と伝えるが、それどころではなく、早く下山したいとの事。良く聞けば、初のテント泊縦走をしているが、先ほどの風雨で低体温症になりかけ、道に迷い、ビバークしようかと悩んでいたところで、考えが甘かったと語り始める。その先、下山ルートのカール地形で道迷いになると大変なので、私が先導して黒部五郎小屋に向かう。テントを背負ってきたけど、その日は小屋に宿泊すると決めたようだ。ここからだと、どこに下山しても1日はかかるので、無事に下山できていればよいが。。。
3日目
4:30に歩き始めるとすぐ雨が降り始め、双六小屋を過ぎるまで降り続く。
弓折岳付近から晴れ間が出てきて、双六沢の上流部が良く見える。いつか遡行するとの思いを強める。
笠ヶ岳は私にとって初めての北アルプス。思い返すと27年ぶり。抜戸岳付近から見る笠ヶ岳は、記憶の中にある山の形が当時と少しも変わらず、急激に一緒に登った仲間との記憶が甦ってきた(^_^)
笠ヶ岳山荘では、雨の三俣蓮華から同じペースで進んできた髭のおじさんが、「明日は晴れるデー」と楽しそうに話しかけてきたが、翌朝は朝から雨。このイラン情報は何だったのか。。。
4日目
早朝から大雨で出発を1時間遅らす。小雨になったタイミングで急いでテント撤収!
夜中に地面が濡れてるなーと思っていたが、撤収時にテント場が半分水たまりになっていたのに気づいた(^^;
テント設営場所はよく考えないといけないと反省する。
笠新道を経由して予想より早いペースで新穂高温泉へ下山する。
振り返り
この縦走では晴れ間はわずか。4日とも雨に降られ、つくづく雨男だなーと感じた。
またガチな登山者が多かったためか抜くより抜かれることが多く、真剣に体力の衰えを実感する機会となってしまった(*_*)
これに懲りずに来年も縦走するぞー!
コッシー