雨の尾瀬、中ノ岐沢北岐沢へ

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山域:尾瀬周辺
日程:2021.8.14-15
メンバー:レイザー、コッシー

行程
8/14(土) 8:30大清水→10:00北ノ岐沢入渓点→17:00 1,790m地点奥二又(テント泊)
8/15(日) 6:00奥二又→7:30(小松湿原経由)2,043m付近の登山道→10:30鬼怒沼→13:30(物見山新道経由)大清水


あ、沢登りエクスパートのコッシーがソロで計画書提出したぞ。
どれどれ、お、素人の私でも連れて行って貰えそうなルートだ!
そこでコッシーに同行を願い出て自身2度目の沢行へ ♪( ´▽`)
しかしこの数日の前線停滞で雨は降りっぱなし、、、
当日も雨の中、大清水登山口へ。
駐車場はガラガラ、今日も貸切か! (^^)/

林道を歩いているとドーっと轟音響く中ノ岐沢が!
「え、この水量、ホント大丈夫なの?」と素人の私はビビる ( ゚д゚)
北ノ岐沢入渓点手前でガチャ、そして今回新調した沢スパッツを装着。
ドキドキしながら熊笹をかき分け、ドーッと轟音響く沢に降り立つ。

あちゃー、この水量、なんて迫力だ! 私ではとても太刀打ちできん (//∇//)
という事で、終始コッシーの後にピッタリついて渡渉したり、滝の隣の岩壁を攀じったり。

「こりゃ、コッシーに頼りっぱなしでガイド沢行と変わらんなぁ」と反省したが、それ以上にワクワク感のある痺れる沢行でした。

雨で焚火が出来なかったのは残念、しかし快適なテン泊で2人で大酒喰らって楽しみました(≧∇≦)

沢行の辛いところは、全身と荷物がビショビショに濡れる点ですね。
テン泊の翌朝に濡れたウェアや靴下を再び装着する勇気、そして帰宅してからの洗濯が大変!
それでも山行では味わえない楽しみがあり、沢行やめられまへん! (^^)
コッシー、ありがとう!
またお願いします ♪( ´▽`)

レイザー


1週間前に急遽予定が空き、翌週の北ア縦走前の足慣らしとして、以前から気になっていた北岐沢を計画した。レイさんが同行してくれることになり、とても心強い。

予定した2日間は終日の雨予報の中、大清水から奥鬼怒林道を歩き始める。1時間半ほど歩いた林道が大きくカーブするところが入渓点となる。入渓前からひしひしと感じてはいたが、実際に沢に入るとかなりの水量があり、なるべく水の少ない場所を選びながら左岸を慎重に進んでいく。しばらくすると対岸へ渡らなければならないが体が流されそうなくらいの激しい水圧であったため、ロープで確保して渡渉することにした。まさか、北岐沢の渡渉でロープを出すことになるとは。

その後に出現する幅広4段10m滝は左からワンピッチで越える。この沢で一番大きな18m滝は、ゴルジュっぽくなった右にカーブした先にあるが、あまりの風圧と水しぶきで近づくことができず、全貌を見ることができなかった。ここは左岸の巻き道を高巻く。

ここから先は滑床となり穏やかな渓相となるはずだったのだが、あまりの水量でへつりと呼んでよいのか、終始3点支持でゆっくりと確実に進んでいくことになった。そのため、奥の二又のビバーク地に到着したのは、予定をオーバーした17時となってしまった。沢2回目というレイさんをいきなり水量の多いタイミングで連れてきてしまい、気にながら遡行していたが、大変だけど楽しかったと言ってくれて、ホッとした。

二日目も雨の降る中、源流部の遡行を開始し、コースタイム通りに小松湿原に到着する。終了点に湿原なんて、さすが尾瀬!と感激していると、湿原のぬかるんだ場所に下半身がずっぽりはまってしまい、抜け出すのに苦労した。

稜線で装備を解除後、倒木がうるさい場所を経由し、楽しみにしていた鬼怒沼も満喫して下山した。

私にとって初リーダー山行となったが、その自覚が足りていたのか自問自答であった。今後リーダーとしての経験も積んでいく必要があるなーとつくづく感じる機会となった。
レイさん、これに懲りず、またお付き合いください

コッシー