山域:北アルプス 黒部峡谷
日程:2018/10/28(日)-29(月)
メンバー:Qちゃん、他1名
今回はレポをあげる予定ではありませんでしたが、小屋を運営し、登山道の整備をして下さっている阿曽原温泉小屋の方々に敬意を表し、アップさせていただくことにしました。
土曜出勤の振替で月曜に休みをとれることになり
〝そうだ、下ノ廊下に行こう!〟
と思い立った。
登山届けを改札の駅員さんに手渡し、歩き始めて直ぐ小説「高熱隧道」に出てくる奥鐘山が間近に見える。地元の人々が“ホウ”と呼ぶ「謎の雪崩」により阿曽原にあった小屋がここまで飛ばされたなんて、とても信じられない。雪崩の威力、恐るべし…
紅葉の見頃は10月半ばということで諦めていたが、なんのなんの、私の中ではジャストミート!自然の作り出す景色は本当に素晴らしい。が、見とれているわけにはいかないのだ。今回のコースは非常に狭い崖沿いの道。うっかり躓いたり、岩にザックが引っ掛かってバランスを崩したりするとそのまま滑落してしまい、まず助かることはない。すれ違いにも気を抜けない。
〝ゆっくり、ゆっくりです〟
という会長の言葉を反芻しながら歩く。思いのほか早く小屋に到着し、紅葉を愛でながら芯まで温まる温泉にゆ〜っくり浸かる。夕食のカレーも相変わらず美味しい🎶夜空には天の川。小屋で過ごす時間を満喫して眠りについた。
2日目はS字峡、十字峡をはじめ見所、危険箇所満載。行程も長い。雨で滑る石や丸太に細心の注意を払いながら慎重に歩く。
そもそも、こんな所によく道を作ったものだ。先人の苦労を思うと共に、その道を登山者が安全に歩けるようにと命がけで整備して下さっている小屋の方々がいるからこそ、この素晴らしい景色が見られるのだ。
道具を運び、設置する…どんなに危険で大変なことか。感謝の気持ちでいっぱいです。
ライトアルパインだけでなく、会長も入られた阿曽原の温泉に浸かりに行く。たまにはそんな山行計画もありかな?などと思いながら帰路についた。
Qちゃん