
山域:八ヶ岳 横岳西壁 小同心クラック
日程:2026.02.22
行程:
22日:赤岳鉱泉テントサイト7:00→裏同心ルンゼ登攀→大同心基部8:30→小同心クラック取り付き9:30→横岳奥ノ院12:30→大同心ルンゼ下降(大同心基部)13:00→赤岳鉱泉テントサイト14:45
メンバー:コッシー(L)、ガジ
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八ケ岳アルパイン Day2 小同心クラック 2/22(裏同心ルンゼ詰め上げ、小同心クラック登攀、大同心ルンゼ下降)
(@コッシー)
ガジさんに小同心のアプローチについて、裏同心ルンゼから詰め上げるのはどうか提案したところ、迷わずOK。
2月の裏同心は、あまり聞いたことないので、沢の状態が心配でしたが、実際に取り付いてみると滝が埋まってアイス要素が少ないものの、雪がしまっており、思っていたより歩きやすい。


F1-F3は、滝が埋まって上部が少し出ているだけだったのでフリーで越え、F4はガジさんリードで越える。アイスの要素は少ないものの沢を詰め上げるのは楽しい。
程なく大同心基部に到着し、休憩していると大同心ルンゼを詰め上げる多くの登山者に出会う。これだけの人が入っているのであれば、「下山は大同心ルンゼもありだねー」なんて会話をする。
この日は、大同心南稜に何パーティーか取り付いていましたが、小同心は我々だけでした。
そこからトラバースし、1月に引き返したポイントを通過。小同心を目の前にすると、ほぼ雪がついていない。しかも太陽が当たって暖かく風もないし、コンディションは最高!

1P目をガジさんリードで登攀開始。前回夏に登った時よりロープが伸びる。コールが届いて、フォローで登り始めると、小同心はガバが多いとはいえ、壁が立っているので、テムレスとアイゼンで登るのは、なかなか大変。妙に喉がカラカラに渇き、ガジさんの待つビレーポイントへ。正直、良くリードしたなーという思いでした。

2P目は、右のクラック内を登攀。カムを決めたり、岩にシュシンゲを巻きつけながら、ズリズリ進む。昨年ハッシーがビレーしていたポイントを横目に、その上の安定した場所まで辿り着く。ここには支点がなかったので、少し離れたところのハイマツを利用して支点を構築する。

ここでしばし休憩して3P目へ。難しくはないが、疲れた体には、メンタル的にプレッシャーがくる。
コンテで、少し進んだ後の4P目。ガジさんが最後の力を振り絞ってリードし、横岳山頂へ。
ガジさん、ありがとう!

下山は、偵察がてら大同心ルンゼを下る。途中懸垂2回で、小同心との分岐まで降りると、赤岳鉱泉まではすぐでした。


会長から冬の小同心を勧めて頂いたおかげで計画できた今回の山行。同じルートとはいえ、夏とは異なる印象のクライミングでした。一度は経験したいルートだと思います。
また、この夜は、ガジさんとテン場で2日間にわたるアルパインの祝杯をあげることができました。
ガジさん、今回もタフな山行でしたが、ご一緒できて楽しくクライミングできました。来季も八ヶ岳の新たなルートに挑戦しましょう!

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(@ガジ)
石尊稜登攀を終えテントに戻り、コッシーの美味しい手料理をいただきながら翌日の作戦会議です。
コッシーから裏同心ルンゼを詰め上げ、小同心クラックを登攀し大同心ルンゼ下降の提案がきました(下降ルートはレイさんから以前にご教示いただいていましたが)。まさかの一粒で三度おいしいプラン!さすがアルパインクライマー!(笑)

時期的に難しいとは思っていましたが、裏同心ルンゼは雪が多くF1~F3はフリーで通過。F4もそれほど高くはなかったのでリードをやらせていただき今期最後のアイスを堪能。
大同心稜(基部)へ詰め上げ、小同心クラックの取り付きへのトラバース道を進みます。

取り付きに到着し、小同心を見上げ少し怯みます(笑)
雪は付いていないとはいえ、やはり立っている!しかも今回は冬用手袋にアイゼン登攀。 石尊稜1P目のリードはお任せしたので、今回はもちろん私がリード(以外の選択肢はない)。意を決し登攀開始。

取り付いてからは落ち着くことが出来ました。
昨夏の登攀では先行パーティーの関係から20Mくらいのところでピッチを切った記憶がありましたが、今回は完全貸し切り(この日取り付いたのは恐らく我々だけ)。
40Mあたりまでロープを出し支点構築しコッシーをビレイ。それにしてもいい眺望!

今回はお互い2Pずつリードし横岳山頂へ詰め上げます。 (たまたまそこにコッシーの知り合いがいらして写真を撮っていただきました…ありがとうございました!)

その後、大同心ルンゼを2回の懸垂で基部まで下降し無事にテントサイトへ。
この日もかなり濃いアルパインとなりました。
翌日(23日)は南沢大滝でのアイスを計画していましたが、天候不良により(気温上昇もあり)早々に下山。朝7時半には茅野の湯川温泉河童の湯で温まり、午前中には都内に到着。
今回はリーダーコッシーのお蔭でとても充実したアルパイン登攀となりました。
是非ぜひ、また色々とチャレンジしていきましょう!