大ヤスリ岩ハイピークルート -ライトアルパイン12景制覇!- ~2024/06/01~

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山域:奥秩父山塊
日程:2024.6.1
メンバー:ロッピー、レイザー
行程:7:30県営駐車場⇒9:30大ヤスリ岩取付き到着⇒10:00取付きスタート⇒13:45大ヤスリ岩頂上⇒17:00県営駐車場
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ライトアルパイン12景、オーラスは大ヤスリ岩ハイピークルートにアタック! (^^)/
ライトアルパイン12景についてはこちら参照↓↓
https://dakekanba-club.com/about/%ef%bd%8cight-alupang/

最後に選んだのは訳ありで、12景唯一のA1(アブミ)登攀ルート
この日をターゲットに、2ヶ月前からロッピーと修行に励んで参りました (^^)v

取付きに着くと誰もいない、「よしっ!、今日は貸切か」 !(^^)!

<1P(20m,Ⅳ,A0)>ロッピーリード
左にあるコーナークラックを10m登ってから右にトラバースし、チムニー~スラブへ。
残置ハーケン・リングボルトは豊富にあったので、カムは使用せず
コーナークラックから右手のチムニーへの2mのトラバースが核心
ボルトにかけられたワイヤーにヌンチャクセットし、迷わずA0でチムニーへ乗り込む


チムニーはザックが邪魔になるのでハーネスに吊るし、左差しでずり上がる
「あ、右差しに切り替えないと左側のスラブに乗り移れない!」
しかし、ハーネスに吊り下げたザックが邪魔で反転できず… (^^;)
喘いだ結果、リングボルトにザックを吊るし身軽になってから反転、スラブへ乗っ越す

<2P(20m,Ⅲ)>レイザーリード
オフウィズス~チムニー
1P終了点から右のオフウィズスに乗り移り、階段状の窮屈な廊下を奥に進むとパティオ(中庭)へ
途中までボルトなし


オフウィズスにカム#6をセットしてから乗り移り#4⇒1⇒2をセット、その後はリングボルト
パティオを抜け3P目スタート位置にペツルボルト2つあり、終了点を構築

<3P(30m,Ⅳ)>ロッピーリード
左上するダイク~フェース~チムニー
ダイクはリングボルトが4箇所あったのでカムは使用せず


フェース上からの景観が抜群! しばし撮影タイム (^^♪

チムニーは進むほど幅が狭くなる形状、リングボルトが見えた辺りから手足を突っ張ってジリジリ直上、大ヤスリ岩の台座へ
フリクションが良く効くので怖くなかった

<4P(40m,A1)>レイザーリード
ついに待ちに待った40m垂壁アブミ登攀 !(^^)!


リングボルトにヌンチャクをかけ⇒アブミをかけ⇒アブミに乗り移り⇒ヌンチャクにロープをかけ⇒下のアブミとヌンチャク(一つおき)を回収
これを何回繰り返しただろうか?ヌンチャクは14本使用

過去レポに「アブミの最上段に乗っても次のリングボルトに手が届かない箇所あり」と記載あったので、今回お助け棒も準備 (^^)v
しかし出番はありませんでした… 

最終ピッチは瑞牆山頂、そして登山道から丸見え !(^^)!
ギャラリー(登山者)から「キャーっ!スゴイっ!がんばれー!」と喝采を浴びてテンションアップ⤴
疲れを忘れてグイグイ攀じりてっぺんへ (^^♪

ロッピーと喜びを分かち合い、サイコーの景観の中でランチ (^^♪
瑞牆山頂から手を振ってくれたり、「ヤッホー!、お疲れ様でーす」と声かけてくれたり、もうヒーロー気分です! (^^♪

<下降>
懸垂下降2回(台座まで40m+瑞牆山方面へ15m)で樹林帯に降りて、踏み跡を辿り登山道へ

下山中に富士見平小屋の休憩場に着くと、周りの方々から「あの大ヤスリ岩登ってた人でしょ?いやー凄いね!、見てて感動しました!」と有難いお言葉 !(^^)!
もう~嬉しくて、クライミングやめられません!

◆所感
今回パートナーになってくれたロッピーに大感謝です!
これまで一緒にライトアルパイン12景制覇を目指していたコッシーが海外に転勤 (T_T)/~~~
「大ヤスリ岩は当分無理かなー」と思っていた矢先、3月の例会時にロッピーが手を挙げてくれた !(^^)!

でもロッピー、クライミングの腕は認める(ボルダー1級を狙うレベル!)けど、アルパインどころかマルチの経験もないよね!?
そしてこの2ヶ月間、2人で猛特訓。

1.フナムシでクラック外岩デビュー(3/31)
2.獅子岩でマルチデビュー(4/20)
3.セレクションでクラックマルチデビュー(4/30)
4.自称虎の穴(非公開の岩場)でワイドクラック特訓(5/12)
5.知り合いのOガイドにお願いして、広沢寺でアブミのプライベートレッスン(5/19)

ここまで付いて来てくれて本当にありがとう!
お陰でライトアルパイン12景を制覇できました (^^)v

瑞牆デビューが大ヤスリ岩だなんて、ホント凄すぎます! ( ゚Д゚)
いつの日か、ロッピーが希望するベルジュエール(11P,5.11b)に一緒にアタックできるよう、これからも修行に励みます! (^^)/

@レイザー
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瑞牆のデビューがハイピークルート
ハイピークルートがどんなルートが分からないまま今年3月の例会でレイさんと行くことを決めたが、ルートを調べてかなり焦ってしまった。

マルチもクラックもアブミも経験ないし、行くのを決めたはいいがかなりヤバイ!
3月末に初クラック、4月の例会でアーさんにマルチのシステムを教えてもらって、翌週にはレイさんと獅子岩ノーマルルートで初マルチ、5月初めに小川山セレクションでクラックを絡めたマルチの復習、5月中旬にアブミの講習と、ハイピークルートに向けたトレーニングに集中してきた。
そして本番当日を向かえた。

アプローチに2時間、結構長いけど雰囲気が良くアプローチも楽しめるルートだ。
そしてハイピークルート取付きに到着。

さすが瑞牆、岩の殿堂と言われているだけあって岩がカッコいい!
レイさんから4P目がリードできれば他はどっちでも良いよ、とのことだったので1Pはリードをさせてもらった。

1Pの下部はクラックだけどフェイスのムーブでも登れるので問題なし、右にトラバースしてから体がすっぽり嵌るワイドクラックになって「うッ動けん!」と思いつつとりあえず芋虫になってずりずり攀じっていく、途中から体を外に出し得意な動きができるようにして1Pの終了点に到着。

2Pの最初の動きがわからないがレイさんがリードで登っていく。
さすがレイさん、ワイドの動きが多彩で見ていると勉強になる。

2Pの終了点の箱庭に到着。雰囲気が良くここに来るためのクライムもありかも。

3Pはリードさせてもらって途中は問題なくどんどん進んだが、3Pの終了点が見えない!
4P取付きのほうにリングボルトが2個見えるけどそこが終了点には見えないし、幅90cmほどの高さが5mありそうな岩と岩の切れ目で何もない、上に行けば何か見えるか?と思い、手足を突っ張り登っていくと終了点見っけ。

ようやく見えた40メートルの垂壁、レイさんも3Pの終了点到着でわくわくが止まらない様子。
アブミの準備をしつつちょっと休憩、その間もレイさんの顔は明日遠足に行く子供のような顔。

レイさんがとうとう4Pに取付いた。
やはりリングボルトの間隔が広く苦戦している、それでも講習で習った動きを駆使して登っていく


1カ所かなり苦戦していたが最終手段の手を入れるループに足を入れてクリア、さすがレイさん。
上部は見えなくなってしまいどんな動きをしているかわからないが、ロープの流れで予測して、張り気味と垂れ気味を使い分け、ガッツンビレイだけはならないように気を付ける、なにせリングボルトが錆び錆びで今にも破損しそうだから。

さすがに40メートルは長い、結構な長い時間のトライになっている。
とうとうレイさんからビレイ解除の声がかかる。
自分の番が来た、よし登ろう。

遠くで見ているよりもリングボルトの錆による劣化が激しい!
細引きも垂れ下がっているが、紫外線による劣化が見て取れる。
いつ支点が破損してもおかしくない状態、レイさんよくリードで登ったなぁ。

この4Pは恐ろしすぎる、腰が引けてしまう。
レイさんが残してくれたクイックドローがなければ自分には厳しいか?
それでも何とか最終終了点に到着。
最終ピッチは恐ろしかったが、やり切った感がすごかった。

レイさんと二人ガッツポーズでこぶしを合わせる。
やり切った感動のなか休憩していると、瑞牆山山頂から手を振ってくる人が何人もいる。


下山中も「岩の上にいた人達でしょ?すごかった」、「感動した」とか言われて、恥ずかしさと優越感と「やってやったぜ」の気持ちが沸いてくる。
今ハイピークルートを登れて良かった、再整備をしなければ数年後にはリングボルトが朽ちて登れなくなると思う。

瑞牆サイコー!岩が面白い。ボルダーも合わせて通いたくなるが、この後はしばらくジムボルダー
に専念してコンペに集中だ。

来年はトムソーヤの冒険を皮切りに瑞牆のマルチを3本ぐらい登りたいな。
レイさん、また一緒に瑞牆行きましょう。

@ロッピー