妙義山木戸前ルンゼ・バリエーション ~2020.10.3~

dakekanba-admin

山域:西上州 妙義山(裏妙義)
■日程:2020/10/3
■参加者:レイザ、ドリル

 

ドリさんたっての希望で、裏妙義の木戸前ルンゼ〜軍艦岩〜丁須の頭バリルートにアタック!
この山行計画を聞いた時「我々の敵はヒルである!」と思い対策を検討。
ディート配合率の高い市販虫除けに木酢液を数%混ぜるのがベターと知り、早速100均スプレー容器に「ヒル撃退液」を調合して充填!
さあ、泥壁・泥ルンゼ・泥藪の裏妙義バリルートにチャレンジだ! (^^)/

旧国民宿舎駐車場を8:00スタート、ドリさん先頭で木戸前ルンゼを目指す。
ドリさん早速「うわっ、ズボンにヒルが!」と叫ぶ (゚o゚;;
一般的には後続の私の方がヒル被害に遭いやすいのだが、被害ゼロ。
ズボン、シューズ、スパッツに撃退スプレーしていた効果ですな! (≧∇≦)
効果が証明されたところで、ドリさんにも撃退スプレーを噴射!

ヒルとの戦いに勝利し、テンションUp⤴︎してきたところで木戸前ルンゼ取付きに到着。
駐車場には車1台しか止まっていなかったし、今日は貸し切りかな。 ♪( ´▽`)
ルンゼ右岸をフリーで登り、チェックストーン上でロープを出す。
1ピッチ目ドリさんリード、草付きフェースを登って行く。
2ピッチ目私リード。左は小ハング、右はスラブで迷わず右へ (^ ^)
トポでは4Pのルートであったが、2ピッチ目は切らずにそのまま核心の3ピッチ目へ突入。
スラブからバンドを左上しルンゼに抜けるルートだが、炭団岩が今にもポロリときそうで全く信用ならない (・_・;
何とかクリアし、最終4ピッチ目(ルンゼを左上、灌木フェース)ドリさん何なくトップアウト!

通常であれば、この後裏沢を懸垂下降して終了なのだが我々の本チャンはこれから (p_-)
木戸前ルンゼのコルから北東方向へ進み、小枝をポキポキ漕いでたら難なく軍艦岩へ。
ピークが2つあり、景観も良かったので各々のピークに立って撮影会 ♪( ´▽`)

続いて北籠尾根へ。
軍艦岩から丁須の頭方向へ進むと大きな壁に阻まれる。過去レポ「壁にぶつかったら右に巻いてルンゼを登る」に従い進み、このルンゼかなーと思って炭団岩をポロポロしながら登ってみると北籠尾根の手前の岩壁コルへ来てしまった (・_・;
懸垂支点が作れそうな木や岩もなく、登ってきた炭団岩壁をクライムダウンする羽目に (´Д` )
途中の岩で捨て縄をかけて支点を作り、何とか無事に懸垂下降して脱出!
落ち着いて行動出来たのは、ドリさんの的確な指示とこれまで会で学んできたノウハウのお陰です。

気を取り直して、GPSを確認。やはりルンゼを取り違えたようだ。
ルンゼに入ると二股がいくつか出てくるが、いずれも広そうな方を選択して登り、チェックストーンを越えて無事に北籠尾根に到着。

あとは稜線歩きで丁須の頭を目指すのみ♪
と簡単には行かなかった、、、
北籠尾根は踏み跡がわりと明瞭だが、獣道らしくて当てにならず。
地図上は平坦だが、実は途中10m以上のギャップが2箇所あり北側に巻く必要あり。
1回目はそれほどではないが、2回目はけっこう深く、ここでもルートミスって別の尾根に出てしまった
(´Д` )
GPSを頼りに泥藪を登り返し、再び北籠尾根へ。
すると直ぐに丁須の頭ビューポイント、プチ岩峰へ到着!
やっと核心を越えた感じ ♪( ´▽`)
その後、一般ルートの籠沢コース最上部に合流、無事に17時下山。

乗車前に全身ヒルチェック。
ドリさんの脇腹でチューチューしている敵を発見。
そこで撃退スプレー、ワンプッシュで撃沈!
一方の私は被害ゼロ、強力なアイテムを手に入れました (^^)

本日はヒルとの戦い、炭団岩との駆け引き、木戸前ルンゼマルチピッッチ、北籠尾根バリルートのルーファイと盛り沢山。
まさに藪岩魂!「The 妙義バリ」をタップリ堪能しました ヽ(´▽`)/

このようなルートでも安心して山行できるのも、会のみなさんのお陰です。
ドリさん、的確なアドバイスありがとうございました!

レイザー


今回は木戸前ルンゼからバリエーションルートに行ってきました。

国民宿舎跡から出発して登山口に入った途端ズボンにヒルが!
払っても払ってもいつの間にか引っ付いている。
そんな私を見かねてレイさんが必殺ヒル撃退スプレーをかけてもらうとあら不思議、
その後がズボンにヒルは付きませんでした。

木戸前ルンゼを登り終了点から東に向かいバリエーションルートに入ります。
あまり情報が無かったので二人でルートを探りながら進みました。
何度か迷っては戻りを繰り返しながら、難しい所はレイさんにガンバしてもらい、無事下山することが出来ました。
まるで探検しているようでとても楽しい山行でした。

ドリル