奥日光 スノーシューハイク

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日 程 :2/21~22
山 域 :奥日光
メンバー:微苦笑、ミエリン、チョコナン

木々は枝先に新芽を覗かせ、根元は雪を溶かした根開き石楠花の蕾は大きく膨らみモノトーンの世界にチラチラと春の色が混り始めている夏の喧騒からは想像出来ない奥日光を独り占め
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浅草から「まるごと日光東武フリーパス」を購入往復電車と4日間バス乗り放題年配者御用達のイメージのホテルはスキー客で満員。部屋は快適、温泉は最高交通費と宿泊費でなんと一万円!!
帰りの電車で来期のスノーシュー計画と今年の山行に話が弾む背中も心も軽く舞い上がった初スノーシューハイクでした。  ミエリン
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<小田代ヶ原の「白樺の貴婦人」と「岳樺の貴婦人」>by DG

2015.02.21.~22.
久し振りのスノーシュー
微苦笑

数年振りに眠っていたスノーシューを履きたくなり出かけた。新雪の樹林帯を目標地点までコンパスと地図で歩く”地図読み“の実習を兼ねて計画を立てた。地図の上にコンパスを置き、現地点と目標地点を結び、回転盤を回して磁北線と合わせ、コンパスを胸の前に持ち、目標地点に合わせて歩く方向を定める。天気は良く歩きはじめると防寒着はいらない。目標地点まで一直線に進む。新雪をサクサクと踏んで歩くのは気持ちがいいですね。
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遠く夏道には人影がちらちら見えることがありますが、近くに人はなく、しんとして、聞こえるのは自分たちの息使いと足音だけです。1.5時間ほどで目標地点に到着。パーティの歩き具合を勘案して、帰りは踏み跡のある夏道を利用する。

翌日、窓から見渡すと山側から黒い雲が張り出しているので、計画を変更して湖の西側からバス停方向を目標にして歩くことにした。湖の廻りは結氷しているが真ん中あたり湖水の見えるところもあり乗る勇気はでない。回り込んだルートに踏み跡はなく、樹林帯の奥へ獣の足跡が点々と続いているのみである。夏道は新雪に覆われスノーシューでなければ踏み込めない。わかんだとかなりのラッセルになるかもしれない。左側は雪の積もった湖面で所々に動物の足跡が見える。右側からの雪崩を警戒しながら慎重に、スノーシューにしっかりと乗って、約1.5時間で目標地点に到着した。吹きだまりは雪も深く、湖面への滑落に注意して、結構な汗をかき、雪としっかり遊んで、今回のスノーシューの核心部を楽しんだ。
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(チョコナン感想)
スノーシューハイキング一日目。お天気も良く、青空の下、男体山が大きくきれいに見える。スノーシューを履き、小田代原へ歩き出す。履き慣れていないスノーシューをずるずると引きずるように、最初は上手く歩けていないような感じだったが、少しするとだいぶ慣れたようだ。風もなく、歩いていると暑い。今回の山行は、地図読み講習を兼ねているので、途中で、コンパスの使い方を教えてもらう。
そして、いよいよ、踏み固められた夏道から、まだ、誰も踏み入っていない雪原へと入っていく。柔らかい雪の上を、すっぽりと深く埋まってしまうのではないかと不安を抱きつつ、コンパスの示す方向へと、一歩ずつ慎重に進む。スノーシューと、纏わりつく雪の重さで、足がだるいが、それでも、ふかふかの雪を踏む感触がとても気持ちよい。だるさと心地よさが交錯するまま、途中何度かコンパスを合わせながら、暫く雪原を歩き、再び、固い夏道へと戻る。ほっとしたような、名残惜しいような、少し複雑な心境。その後、お昼を食べ、バス停へと夏道で戻る。既に、気持ちは温泉へと向いていた。
二日目、曇り空で、墨絵のような風景。湯ノ湖の周りを歩いて、戦場ヶ原に向かうことにした。深い雪の斜面を、湖に滑り落ちないように、恐る恐る歩く。雪のない季節なら頭上にあるはずの木の枝を時々、手で持ち上げ、体を低くしてくぐる。雪の深さを感じる。深く柔らかい雪が、踏んでも踏んでも崩れ、少しの段差を登るのも一苦労。湖を抜けるまで、緊張感が漂う歩きとなった。そして、戦場ヶ原へ入ると、木道歩きの季節とは違う風景が広がっていた。
今回の場所は、何度か行ったことがあったが、冬は初めてで、他の季節とは違った冬景色の魅力に触れることができ、そして、スノーシューハイキングという新しい楽しみが増えた山行になりました。