日 時:2013/12/21-24
山 域:八ヶ岳
今回は忘年山行で久々の大人数2班に分かれ稜線にて合流
の計画です。
・硫黄岳チーム:竜少年、エミリン、Chokkonan
・裏同心ルンゼチーム:BULL、DG、IKE、Rie-san、KMT
私は裏同心ルンゼを報告します。
5時起床、前夜の鍋にうどんを入れ朝食、体力十分の中8時前に鉱泉を出発
尚、今回はアマチュア無線を硫黄岳チーム1台、裏同心チーム2台携行
定時に連絡を取る事に。
10分程で裏同心ルンゼ分岐着、程なくF1着
ここから2パーティに別れる。
構成はBULL、DG、Rie-sanとIKE,KMT2パーティ
BULLチームが先行
F1よりロープを出し、左寄を登攀 両チームとも順調に進む
F4 ここまでは概ね順調に進んだのだがF5 10m 見た目はそれ程ではなく左側を選択
西面向きの為か氷がグツグツでアックスが利き難く、最後の乗越しがどうも越えられない
3人DNF
特に私は5mほど落下、幸い無傷でしたが・・・
5人で氷を見つめ、右側から行けるかも???
BULLさんが行くが本日体調不良の為力が入りません
それではと私が4本のロープを背負って挑戦、最後の乗越しは前回の落下も忘れ気合で越えました、
やっと支点に到着。
残り4名も問題なく登攀
F5から大同心稜までの登りも、氷に雪が載っている場所が数箇所あり油断が出来ませんでした。
ここで硫黄岳隊と無線連絡 大同心チームの方が遅れているので先にBCに下りるとの事。
大同心基部でやっと一安心、ロープをしまう。
ここからの下りは1箇所だけいやらしいところがあるものの鉱泉まで1時間
鉱泉着16時
先に下りた硫黄岳隊がテントでお湯を沸かして待っていてくれました
ありがたいす。
今回は2パーティだった事とF5でかなり時間がかかってしまい遅くなってしまいましたが、アイス初めてのRie-sanを筆頭に皆さん大満足のクライミングでした。
尚、無線機についてはF5は距離が長く声が全く通らない中 大活躍、細かい指示もスムーズに出来携行する事によって時間短縮が図れ、今後は必需品となると思います。
テントではエミリンさんの計らいで
初日イチゴケーキ、2日目あんみつ(寒天はテントで作成)
おやじだけでは到底考えられないメニューでやっぱり女性がいるといいですね。
ありがとうございました。
記:KMT
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感想:竜少年
年末八ヶ岳
12月21日。一年ぶりの鉱泉への路。食糧やテント一式など全て持って貰って個人装備だけでの歩行であったが、それでも遅れがちになり息も絶え絶えで付いていくのがヤットという体たらく。林道から山路に入るころから雪が舞い始め人もザックも真っ白に覆われる。
まだ年末年始には少し早いのか、鉱泉の廻りのテント群もチョット少な目。鉱泉名物のアイスキャンデーの前で幕営。でるわ出るわ、チーズ、ハム、雷鳥、漬物、ビール、ワイン白、赤、日本酒、焼酎・・・、そのうえ鍋には牛、鳥、ソーセージ、白菜・・。よくぞ背負いあげたものだと感心と感嘆でクラクラする。
12月22日 高曇りで辺りは真っ白、裏同心登攀パーティの5人と鉱泉小屋で分かれる。雪上歩行パーティは竜少年、ミエリン、ミカの3人。行くぞ硫黄を超えて横岳あたりで登攀パーティと合流だー、と勢い込む。前日までの降雪でいつもの年よりも雪の量は多い気がする。ユックリと行きつつも後ろから抜かれるたびにこれ幸いとレスト、レストの連続、息も切れる、こんな筈じゃーなかったのにーとミエリンサンと頷きあう。時折青空が広がりその度に、おー陽が差した、休もう、などと休んでいるのか歩いているのかがもう分からない。しかし、努力はするものだ、とうとう硫黄岳と峰の松目との分岐2656mに着く。
ここで登攀パーティと交信、順調に登っている様子が手に取るように分かる。残念ながら赤岳、阿弥陀は見えないが、青空にクッキリと硫黄岳の白い姿を見て満足したので、帰営することにする。
BCに到着後しばらくすると登攀パーティが戻ってくる、おー全員無事で帰ったか、よかった、よかった、その後は第二回目の忘年パーティとなりました。
全員がなるべく同一行動を、と願って今まで来ましたが、ヤング層とシニア層とは体力差は如何ともし難いものがある。今後の合宿や山行形式は体力、年齢、力量に応じて別行動となることが正しい山行のあり方だと思う。いろいろと考えさせられる山行であった。
何はともあれ全員無事に帰宅できた事が一番嬉しい。
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感想:DG
2013を締めくくる年末会山行であった。久々の大人数で出発前から大盛り上がり。
毎度のことながら食事とつまみが豪華になりすぎて、美濃戸から鉱泉までの道のり
がかなり辛~い。二日目裏同心、時間切れで稜線までは詰められなかったが、F5
まで行けて満足だった。まだまだ足りない事だらけだが、次は稜線までキッチリ抜け
られるよう精進したい。
お約束の宴会も盛り上がり、仲間との楽しい時間はあっという間に過ぎていくのでした。
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感想:IKE
初!裏同心ルンゼ
本格的なアイスクライミングは今回が初めてだ。
本格的な会山行は随分と久しぶりだった。
去年Bullさんと裏同心に着た時は、時間が無かった事もありF1で少々稽古つけてもらって以来なので楽しみである・・・と同時に「冬山に行く」事にかこつけて増加した体重が少々不安でありました。
朝、硫黄岳への登山道を進み、裏同心ルンゼへの入口に着くと既に、先行パーティーのラッセル跡があった、結構雪深かったので正直助かった~
今回僕には目標があった、それはリードで全て行くことだ。
「僕がリードで行かせてください」と言う前に、「リードする?」とKMTさんから言っていただきリードする事に。
その都度KMTさんから指導いただき順調にF5まで来ることが出来た。
それもその筈、リードとはいえBullさんチームが先行してルート工作してアイススクリューをセットしてくれていたからであった。
しかし、F5は僕らが先行する事に!
もちろんアイススクリューをセットしながらの登攀なんて初めてであった。おまけに、日が当たっていたのか氷質の脆い部分がチラホラとあった。
任せていただいた喜びと不安の葛藤の中、登攀を開始する。
やはり初めてのアイススクリュー、なかなかセットされてくれない。なにより脆い所が結構あり、場所をしっかりと見極めないと抜ける可能性がある。
何とか半分を過ぎ、あと少しの所で・・・・「あ~、腕と足がプルプルしてきた~」
そう、ここで体重が邪魔してきたのである。 しかし! 任せてもらったからには最後まで行きたい! 力を振り絞り渾身の一撃を打ち込む、「よし!行ける!」体重を2本のアックスに委託したその刹那「!!」
気づいた時にはぶら下がっていました~
アイスの奥深さを思い知らされた山行でした。
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感想:ミカ
八ヶ岳忘年山行
初日
美濃戸の駐車場で身支度をする。
登攀に使う道具だけでなく、食材やテントが入った、
皆の大きなザックが、凄く重たそうだ。
今回、自分の荷物だけで精一杯で、
食材など、全く持ってこれなかったことを申し訳なく思う。
皆の荷物に比べれば、自分の荷物は相当軽いはずである。
これで、途中、歩けなくなるなんてことになったら、
初めての雪山とはいえ、あまりにも情けない。
とにかく、赤岳鉱泉までは頑張って歩こうと決意して出発する。
休憩を取りながら歩き、赤岳鉱泉に到着。
最初の目標地点に、無事に着くことができ、ほっとする。
アイスキャンディを見て、自分もいつかは登るんだという野望を抱く。
幕営の準備をする。
皆が行動するなか、勝手がわからず、一人おろおろとする。
こういうことも覚えて、出来るようにならなければと思う。
夕食は、具だくさんのお鍋。
たくさんの食材に、なんとデザートにケーキまで、
山の上にいるとは思えないような贅沢でおいしい食事を
お腹いっぱい頂く。
皆さんには、本当に感謝です。
二日目
五時起床。
朝食を済ませ、身支度をしてから、ピッケルの持ち方を教わる。
いざというときにきちんと使える自信がない。
使わないで済むことを願う。
いよいよ出発。
小屋の横を通り、登山道に入る。
石や木の根が、雪で覆われているため、大きな段差やデコボコも殆ど無く、
夏山では歩きづらいであろう道も比較的歩きやすい。
アイゼンのお蔭で滑ることもない。
それでも、転ばないように、滑落しないようにと慎重に歩く。
眺望はないが、雪を纏った白い木木が美しい。
自分が雪にすっぽりと包まれているような感じが心地よい。
いくつものパーティーと抜きつ抜かれつ、ゆっくりと歩を進める。
持ち慣れないせいなのか、重みのせいか、ピッケルを握った指が、
時々、攣りそうになる。
だんだんと標高が高くなる。
ウェアに小さな小さな雪の結晶を見つける。
時折、日がさすようになり、青空も覗くようになっていた。
白い木木が、より一層白く、青い空に映える。
稜線に出た途端、視界が開ける。
それまでにはなかった風が冷たかったが、
暫しの間、美しい景色を堪能する。
そして、今回はここで下山することにする。
頂上に続く道を見ると、心残りだが、
ここから先は次回のためにとっておくことにする。
登りよりも、早いペースで下山。
無事にテントに到着。
天候が良かったことも幸いした。
私にとっては初めての雪山山行でした。
寒かったけど、楽しかった二泊のテント生活、
たくさんの星が瞬く夜空、青い空に映える白い風景、
雪の中で感じた心地よさ。
きっと一生忘れられない山行になりました。
いつかは雪山へ行きたいという憧れはあったものの、
雪山登山に必要な知識も技術も道具もなく、
本当に行っても大丈夫なのかという不安もありました。
そんななか、道具を貸して頂き、使い方教えて頂き、
そして、いろいろとアドバイスを下さったりして、
たくさんのことを学ぶことができました。
これからも、もっとたくさん、
いろんな山に行けるようになりたいです。
今回、最高の雪山デビューが出来たのは、何よりも皆さんのお蔭です。
本当にありがとうございました。
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感想:ブル
久しぶりに屋根裏から出してきた100リットルザック。
50kgは肩どころか、頭に響いた。
いつもは会話が弾む北沢だけど、美濃戸を出発して殆どしゃべることができなかった(笑)
そのキツイ荷揚げのおかげで、仲間といいお酒を飲み、美味しい山飯をたくさんいただきました。
さて山行は、昨年の年末山行で登った裏同心。
雪の量が少しだけ心配でしたが、まぁまぁな感じ。
ただ、おなかの具合がよくない。
おなかの具合がよくない。
マジでよくない。
おなかに力が入らない。。。
F1、F2をトップでやり、F3はDGさんにお願いした。
F5に取りつくが、いよいよおなかがヤバい。
アックスを刺すが、力が入らず体を持ち上げることができない。
あぁぁぁぁ
ってことで、その後はIKEちゃん、KMTさんのレポ通りです。
結局、F5は右側の立った氷壁を人工登攀して乗り切りました!
これはあれだね。チーム登攀だね。
ってことで、2013年の登り納め。
ちょっとケガをしたりと、いろいろありましたが、いい一年でした。
2014年もよろしくお願いします。