2月3連休を利用して、八ヶ岳に出かけてきました。今回は内容盛り沢山です。前夜に出発し、美濃戸駐車場でテント泊。気温は-10℃超。翌朝、車のエンジン音と人の声で起床、朝食を済ませ6:30出発。鉱泉までの2時間はボッカトレさながらの大荷物。
鉱泉に8:40頃到着し、受付を済ませ早速テント設営、今夜の宴会場もバッチリ準備完了です。一息入れて、10:00本日のトレーニング山行(阿弥陀北稜線)に出発です。行者小屋を過ぎ登山道から外れて北稜取り付きへ向かいます。
ここで入り口を間違えたらしいが、気にも留めずに踏み跡をグングン登ります。いい加減登った後で、どうも様子がおかしいと気づくが、ここまできたら下るのはもったいないと皆で頑張る。傾斜がきつくなるにつれ膝までのラッセルが、太もも、腰、最後は胸までのラッセル。先頭を行くKMTさんは沈まないのだが、体重差からか歩を進めるごとに沈みまくる(あ~ぁ)、かなり体力を消耗させられたが、何とか森林限界を越えて北稜の取り付きまで出た。尾根を一つ間違っていたことが判明。北稜ジャンクションポイントまで進み、時計を見るといい時間。無理して行けなくはなかったのだが、翌朝と夕方の宴会準備を考えて、今日のトレーニングはここまで。(リーダーBULLさんナイス判断!!)
15:30頃テント場にもどり、早速ビールで乾杯!!いや~八ヶ岳最高!!。第2班の皆さんと18:00頃合流。「午前中仕事をしてこられた皆さん、大変ご苦労さまでした」これで6名全員集合となり、夕飯&宴会で更に盛り上がります。翌日はいよいよ本番、石尊稜にチャレンジ。段取りを打合せて21:00頃就寝。
二日目、4時に起床しご飯を炊いて、前夜食べられなかった牛筋カレーをいただき、朝から元気モリモリです(美味しかった~!!)。ギアの確認・準備を済ませ6:00過ぎ鉱泉出発。ほどなく石尊分岐、しっかりした踏み跡をたどります。今日はそこそこ他のパーティも入っている模様。順調に高度を稼ぎ、最初の取り付き1ピッチ目で予想通りの待ち行列。(前に二組やってます)稜線は風も強く、午後から下り坂との予報を加味し、リーダー2人の判断でここは無理せずコース変更→地蔵尾根から赤岳山頂を目指すことにしました。一旦、登山道まで下り行者小屋へと向かいます。トイレ休憩の後、地蔵尾根に取り付きます。一般登山道とはいえ森林限界から上は慎重に登っていきます。順調に進み地蔵の頭に出た瞬間、八ヶ岳名物の強風が体中を叩きつけます。毎度のことながら、ここの風はハンパない。
赤岳展望荘裏で強風を凌ぎながら一息入れて、山頂に向けて出発。あまりの強風にリーダーが、同行のRIEさんとロープを結びます。途中、耐風姿勢を何度かとりながら、ようやく赤岳山頂です。「ヤッタ~!!、絶景に感動です!!」これだから山はやめられない。
素晴らしい景色を堪能し、体温が下がらない内に文三郎尾根に下ります。下りは更に慎重に、ツルッといったらアウトです。無事下り終えて、阿弥陀との分岐で大休止。風も収まり、写真タイム。しかし、この素晴らしい景色はここに居ないとわからないものだとつくづく感じます。景色を十分堪能し行者小屋へと出発します。
行者で小休止し鉱泉に13:30頃到着。第2班の皆さんはこのまま身支度を済ませ、今日のうちに下山です。名残惜しいのですが仕方がないですね。第2班のみなさん、お疲れ様でした。また、是非宜しくお願いします。さてさて、今日は長い一日になりそう。ワインと焼酎各1本を鉱泉で調達し、テントにもどって宴会開始。夕飯はトマト鍋、チキンソテー、鴨の燻製などなど豪華ディナーとなりました。最後は、朦朧となり夜は更けていきました。(すみません、何時に寝たのか記憶がないです~)
三日目、6:00頃ノンビリ起床。頭が少々痛いのですが、暖かいコーヒーで目を覚まします。具沢山のトマトスープとさっぱりうどんを平らげて、8:00ジョウゴ沢へ向けて出発。今日は最終日、アイスクライミング。初めてのアイスにワクワクです。先ずはF1で道具の使い方についてリーダーからレクチャーを受けます。KMTさんがTRを張ってくれて練習開始。何となく頭でイメージしてたのが現実になって、ひとり感動!!。アックスが決まったときの何ともいえない感覚にテンションが上ります。更にF2まで進みTRでチャレンジさせていただく。まだまだ全然ダメですが、アイスの楽しさに目覚めた感じ。BULLさん、KMTさん丁寧に教えていただき本当に有難うございました。
11:30そろそろ下山準備しないと、ということでF2撤収しテント場にもどります。テントを撤収、荷造りをして13:00頃鉱泉を出発。14:00駐車場に到着し、14:30出発。日帰り温泉で汗を流して、途中渋滞に遭いましたが19:00津田沼駅に到着、解散となりました。2月のこの時期に天候に恵まれ、メンバーに恵まれ最高の山行となりました。同行いただいた皆さんに感謝です。有難うございました。