まるで沢登り⁉ bガリー大滝〜バットレス第4尾根

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山域 : 南アルプス
日程 : 2026/8/29-31
メンバー:ハッシー、コッシー(L)
工程 :
<8/29> 広河原(6:30) →白根御池小屋(10:00)
<8/30> 白根御池小屋(7:00)→bガリー大滝(9:30)→第4尾根取付(12:00)→終了点(16:00)→北岳山頂(17:00)→白根御池小屋(19:00)
<8/31> 白根御池小屋(6:00)→広河原(8:00)

<北岳バットレス第4尾根>
bガリー大滝下部 (III, 50m) コッシーL
bガリー大滝上部 (III, 30m) ハッシーL
ヒドンスラブ(III〜IV, 30m) コッシーL
1P (V-, 30m) ハッシーL、コーナークラック
2P (II, 35m) コッシーL、フェース
3P (III, 40m) ハッシーL、白い岩のクラック
4P (III+V, 20m+30m) コッシーL、フェース〜小垂壁〜リッジ
5P (15m) マッチ箱懸垂
6P (IV, 30m) ハッシーL、コーナー〜リッジ
7P (III+, 40m) コッシーL、左トラバース〜凹角
8P (IV+, 20m) ハッシーL、ナイフリッジトラバース
9P (IV+, 20m) コッシーL、チムニー状の城塞


@ハッシー

クライミングを始める前から憧れだった北岳バットレス。いつかリードで登攀出来たら凄いなぁと夢見てきましたが、ようやくそのチャンスが訪れました。

アタック3.4日前の天気予報では”雨と曇” 降水確率もどんどん高くなり悩ましい感じでしたが、“経験として次回へ繋げるためにも下見だけでも行っときたい”という思いをビレイパートナーのコッシーに伝え、そんなわがままに快諾をもらい決行することになりました。 


前夜新宿発のバスに乗り込み早朝に広河原入りして小雨混じりのなか出発。
しかし30分と経過しないうちに雨は本降りになり、予定通り昼にはテン場に着いたものの土砂降りのなか取付きまでの下見に 行くわけにもいかずテントで停滞。早速、あすの作戦をコッシーと練り直しました。


この後の天気は予報では19時からは雨が止むはずなので、朝は2時起床3時出発の予定だが、
①3時でまだ降ってたら出発時刻を遅らせる
②遅らせた場合どこで打ち切るか、またはコンディションが悪い場合、再度月曜アタックするか? 
③月曜アタックだと帰りの最終バスに間に合うか微妙、、など

アタック当日の早朝は土砂降りの雨音で目が覚めましたが、小雨になるまで待って出発。


途中でまた雨足が強まったり少し道に迷ったりしながらBガリー大滝取付きに到着。


改めて、コッシーと相談確認しながら登攀開始。岩肌を流れる雨水と全身ずぶ濡れの現実は、
まさに沢登り。


そんな状況でもヒドンスラブでは他のパーティーにも出会い、ちょっと嬉しくなりました。


その後も快適クライミングを続け、第4尾根の1ピッチ目を攀るころには、青い空も少しのぞき背後には鳳凰三山も見え気分も上がってきました。


ハーケンがあるところはスリングを、無いところでは適宜カムを決めながらついに北岳山頂へ到着!感無量です。


最終日は快晴で爽やかな空気の中、最近鳥のコトバがわかるコッシーから色々教わりながら楽しく下山いたしました。


会長へ、いつもあたたかくお見守りいただき本当にありがとうございます♡♡♡

会の皆さんへ、マルチの操作やムーブなど、ここまで沢山鍛えていただきありがとうございました!皆さんの優しさで私は成り立ってるなとつくづく思いました。

そしてコッシー、大変お世話になりました。忙しい中、事前練習から当日までお付き合いいただき感謝です。また重ーい荷物(デカテントにワイン2本!)もありがとうございました。

いつか私も誰かにPay it forward出来るようこれからも精進したいと思います。



@コッシー

今回は、2回目のバットレス。

予定していた天気予報は、初日雨、2日目小雨〜曇り、3日目晴れ。
アタック日は、2日目なので天候がとても心配でしたが、事前相談の結果、現地入りして様子見することにしました。


初日は、予想以上の雨の降り方で、白根御池小屋に着いた時には、全身びしょ濡れ。テント設営して様子をみますが、雨が止む気配はなく、予定していた偵察はキャルセル。
お昼過ぎには夕飯の支度をはじめ、ハッシー特製鍋🍲をいただきました。これがとても美味しかった😊
ハッシーありがとう!翌日に向けてしっかり英気を養うことができました。


2日目、午前2時に起床すると、凄まじい豪雨で、とても外に出られるような状態ではありません。仕方なく二度寝して、雨がおさまるのを待ちます。
午前6時頃になると雨が小降りに。午後には雨が止む予報のため、偵察がてら行けるところまで行き、撤退も想定しながら出発しました。


下部岩壁は、前回とは違い、bガリー大滝から取り付きます。この時点では、霧状の小雨で、岩は濡れ濡れ。アプローチシューズのまま恐る恐る取り付いてみると、ガバが多く、特に悪場もなく問題なさそう。ハッシーと、「まるで沢登りみたいだね」なんて言いながら2ピッチで横断バンドまで抜けます。


その後に登場するヒドンスラブも、濡れていましたが、右のクラック沿いを慎重に突破!


そして第4尾根取付きに到着した頃には、雨もすっかり上がり、景色が一気に開けてきました。遠くには富士山まで見えています。これで望みが出てきました。
ここで出会ったパーティーの話によると、後続にもう1パーティーいるとのことでしたが、どうも撤退した模様。


1P目、ハッシーリードでいざ出陣!
濡れたクラックのリードは烏帽子岩左稜線で既に経験済み。難なくクリア。


その後は、時折太陽が顔を出すこともあり、岩もだんだんと乾いてきました。つるべで順調に登攀を進めます。


小垂壁は、A0でパワームーブ。
マッチ箱懸垂すぐ後のフェースは、嫌らしいもののハッシーがリードで果敢に乗り越えていきます!


そしていよいよ城塞ハング、やっぱりムズイが前回より体力温存できており、無事にクリア。

ついに終了点へ。やったー!😆
2人で喜びのグータッチ!


一時はどうなることかと思いましたが、ハッシーの思いが届き、天気が味方してくれてたようです。無事に登攀できて本当にホッとしました。

白根御池小屋に到着すると、ハッシーから生ビールのプレゼント!これが最高でした🍺

2日目起床時には、ほぼ絶望的かと思われた天候でしたが、午後からの天候回復はまさに奇跡的!
2人とも怪我なく、無事に下山できて本当に良かったです。


3日目は、朝から快晴で、北岳のモルゲンロードがとても綺麗。テント場からもマッチ箱が望め、前日の登攀を思い返しながら下山の途につきました。


ハッシー、念願のバットレス完登おめでとう🎊
今回の登攀で、また一段と経験値上がりましたね。これからがますます楽しみです!
これからもアルパイン一緒にいきましょう💪

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