
エリア:谷川岳
日程:2026/5/30
メンバー:レイザー(L)、コッシー
行程:
谷川岳ロープウエイ駐車場(6:00)→中央稜取付きスタート(9:00)→衝立の頭(13:30)→谷川岳ロープウエイ駐車場(20:00)
<衝立岩中央稜>
1P(40m, IV)コッシー(L) : カンテ状スラブ~急なフェース
2P(25m, II)レイザー(L) : 奥壁側のルンゼ~右のリッジへ
3P(30m, IV)コッシー(L) : リッジ上の凹角状
4P(25m, V-)レイザー(L) : フェース~チムニー
5P(25m, III)コッシー(L) : 短いフェース~ルンゼを右上
6P(40m, III+)レイザー(L) : 右上してリッジ
7P~9P(100m, II~III)コ(L)→レ(L)→コ(L) : 土のルンゼ~凹状部
(@レイザー)
「いつの日か攀じりたい!」と憧れていた衝立岩、
毎年の様に計画しては天候不良で断念⤵︎
実は先週末もアタックしたのだが、霧雨でテールリッジがツルツルでまたもや断念⤵︎

そしてついに今回、紺碧の青空のもとでアタックする事ができました (^^)v

一ノ倉沢クライミングは今回で2回目。
前回の烏帽子岩奥壁南稜レポはこちら↓↓
前回は南稜テラスに6時に到着したが2時間待ち。
そこで今回は6時過ぎに駐車場を出発。
テールリッジを登り始めて後ろを振り向いても他のパーティは無し。
どうやら我々が最後発パーティのようだ。

中央稜取付きに8時過ぎ到着。
最後の4人パーティが登り始めるところであった。
先行2パーティとの事で、本日の中央稜は4パーティ。
一方の南稜は7パーティ、5パーティ目がスタートした頃か。
コッシーリーダー即断、
「今回は中央稜にアタックしましょう!」

やったー!
私は偶数ピッチをリード。
ほぼ待たずに9時スタート♪
核心の4ピッチ目(25m,Ⅳ A0)チムニー、
要所要所にハーケンあり、勇気を出してフリーでクリア! ٩( ᐛ )و

本当の核心は登攀終了後、北稜の懸垂下降でした。

事前情報を入手していたにも関わらず、懸垂5回目と6回目の支点が見つからず危うかった(しかもヤブヤブの中でブヨの大群に襲撃され、後日両耳が腫れあがる💦)が、7回目略奪点への懸垂支点を何とか発見!

略奪点からは沢を下り最後に滝を8回目の懸垂、日が暮れる前に一ノ倉沢出合いまで下山できました。

◼️所感
日本三大岩場の1つだけあって、スケール感が凄いっ!
まさに岩と雪の殿堂 (^^)/
そして中央稜は「核心が下降で沢下りもあり」とまさにアルパイン尽くし!
快晴の中、充実した山行を味わいました。
また、先行4人パーティ(下降は中央稜)に、本日が80歳の御方が居たのにはビックリ‼️
なんと、一ノ倉沢クライミングは50回目だとか、、、
都心から近いし、毎年この時期に企画したいです。
コッシー、
車出しにリーダーとありがとうございました!
来年は南稜から国境稜線を目指しましょう♪





(@コッシー)
一ノ倉は、計画するたびに天候に恵まれず、何度かスケジュール変更を余儀なくされてきたため、なかなか行くことができませんでした。これまでの反省を活かし、今年の5月は2週連続で一ノ倉を計画。
第1週目は、曇り予報の中、テールリッジに着くと、しっとり感のある霧雨状態。岩が濡れており乾く気配なく、あえなく撤退。

そして、1週間後。
期待を胸に迎えた当日は、雲一つない快晴となりました。満を持してのアタックです!

レイさんの「少し遅めの出発作戦」が功を奏し、中央稜では待ちなく取り付くことができました。この日は計4パーティーで、私たちは4番手。
初めてのルートなので、先行パーティーがいるのは、とても安心感がありました。加えて各ビレイポイントでは、ルートの情報を教えて頂いたり、一ノ倉にまつわる興味深い話しを伺うことができました。
今回の核心ピッチをレイさんにお願いすると、逆算して私が1P目をリードすることになります。気合いを入れて1P目をクライムオン!
一ノ倉は開放感があって、気持ちよく登攀できます。谷底のスラブをみていると以前遡行した西ゼンを思い出します。

2P目は、岩の向こうにトラバース。3P目は、またこっちに戻るトラバース。知らないと間違えそうなルートです。

3P目の終了点から南稜テラスを臨むと、最終パーティーがちょうど登り始めているところが見えました。もし南稜をアタックしていたら、まだ登攀開始できていなかったかもしれません。
4P目V-をフォローで取り付きますが、ムズい。レイさんよく登ったなーと思いながら必死にくらいつきます。

5P,6PはガイドブックにはIIIと表記されていますが、一ノ倉あるあるで、体感的にはそんなものではありません。

7P目から先の100m土のルンゼは、コンテで進めるほど甘くなく、3Pかけて、ようやく衝立の頭へ到着しました!

しばし休憩の後、ピナクルのあるピークなど偵察しながら北稜を懸垂するための支点を探します。

ちょうどピナクルとは反対側、そこには新しい懸垂支点が構築されていました。

あとは下るだけ…と思うのもつかの間。この日の核心は、ここから始まる計8回の懸垂でした。

初めの3回はわかりやすかったのですが、4回目には笹藪の樹林帯に入り、次の懸垂支点が見つけられません。谷を見下ろした時にもっと左へ行く必要があったようです。やむなく樹木で支点を取ること2回。開けた場所で、ようやく正規の支点を発見しました!

そこからコップスラブ略奪点へ到着し、ここでようやく一息つくことができました。
ここからは歩きになります。途中雪渓トラバースもありつつ、衝立前沢を下っていきます。少し脱水気味の体に、冷たい沢水で喉を潤すことができたので、食欲が戻ってきました。
最後の滝を懸垂すると、目の前に早朝歩いた雪渓が現れます。

「ああ、帰ってきた」そんな安心感でいっぱいです。レイさんとグータッチして、無事完登の喜びを分かち合いました😆

衝立岩中央稜は、日帰りで楽しめる、これぞアルパインという感じのルートでした。浮石も多く、ピトンもどこまで信用できるかわからないため、常に緊張感を持って行動せざるをえませんでした。また、純粋なクライミング技術だけでなく、ルーファイやラペリング、急峻なトラバースなど山の総合力を試さる山行だったように思います。レイさん、一緒にアタックしてくれ、ありがとうございました。
次回は、南稜から国境稜線へ抜ける計画を立てましょう!


