春の戻り雪〜2025/5/24〜

dakekanba-admin

山域:小川山
メンバー:群草、ガジ、ハッシー
行程:春の戻り雪4ピッチ→ガマスラブ→ KC‘S Banana Cake


今回のクライミングは小川山。

土日の2日間の計画でしたが土曜日夕方から生憎の雨予報。

土曜の日帰りでコンパクトに楽しんできました。

まずは八幡沢左岸スラブエリアの「春のもどり雪」でマルチピッチ。

グレードは5.7ですが、1P目の登り始めが意外に手足がなくリードの私は少し苦労しました。3P目もノーピンで更にカムを決める箇所も少なかったことから、このピッチのリード群草もひと苦労。4P目をリードを担当したハッシーは初カムをバチ効きさせ大満足の様子

懸垂下降3回で無事に駐車場へ戻り、昼食を済ませてガマスラブへ移動。

ガマルート1P目(5.8)をトップロープとリードでそれぞれ楽しみ、その後、KC‘S Banana Cake(5.10.a)をトップロープで楽しみました。

3人でのマルチピッチ登攀も今回で3回目。

意思疎通も図れるようになってきましたが、小さなミスが大きな事故に繋がらぬようこれからも慎重に臨んでいきたいと思います。

@ガジ


誰がどのピッチを行くのか相談。 今回はハッシーに花を持たせようと、事前情報をもとに2・4Pをハッシーに振った。1Pをガジさん

3Pを私が行くことになった。
1Pガジさん。え~~結構怖い。う~~ん~~と言いながら奮闘していた。
2Pハッシー やはり恐怖心に耐えながら、それでもソツなく登って行った。
3P群草 いざやいざや え?でも、ここって全部NP?

どころか、それすら取れないではないか。いやぁ、NPでも取れれば行く気満々なんだが。しかも、ルートと思われるすぐ下は落ちたらヤバイ感じ。

「今日一怖い」とぼやき、足もプルプル震わせて登った。トポにはカムで支点を取るとあったが、カムを効かせるところも何処にある?しかも小さ目のカムは持ち合わせていなかった。NaturalProtectionではなくNoProtectionだ。

ほんの気休めに、人差し指の太さの、苗と言ってもいいほどの松の木に支点をとった。先週左稜線で緊張しまくりだったので、今日は暢気に登れるところを志願したはずなのに、なんてこった。

4P ハッシーがんばれ!見通しが悪くすぐに見えなくなった。「セルフ取りました~」の声が、すぐ上から聞こえるんだけど?4Pは核心なんじゃないの?
なかったみたいね


ハッシーは、終了点で「もうおなか一杯」と言っていたが、昼食後ガマスラブでさらなる修行。
さて、だれがリードをするか…

ジャンケンで私が行くことになった。緊張しながらも、さっきのNoProtectionに比べれば心的負担は少ない。リードの職責は果たせた。

ハッシーも、ガジさんもトップロープで登った後、もう一度リードで登ることができた。
ガマスラブは学生さんらしき団体で込み合っていたので、ガマルートの2P目のある上のほうへ場所を移した。

ハッシーが「いける気がする」というのでKC‘sBananaCakeにチャレンジした。10aなので流石にトップロープを張ってのチャレンジだったが、これが我らに本当の満足感と満腹感を与えるものだった。

これまではグレードを聞いてチャレンジを諦めたりしていたが、スラブであればチビの私でも何とかなることがあると実感。気持ちを強く持つことを学んだ。

@群草


今回、初めてリーダーを務めさせていただきました! 怪我もなく楽しくクライミングでき、皆さまありがとうございました。

春の戻り雪は、私は2Pと4Pをリード担当。4Pではカムをバチ決めでき大満足(カムを使うのも初!)。その後、ガマスラブへ移動し、続けてスラブの特訓。ここでは、終了点でメインロープの付け替え(こちらも私は初!)も練習できました。

KC‘sBananaCakeはリードはちょっと無理だったので横から登ってトップロープをはって練習。

岩の表面をよーく見て、ちょっとした窪みに足をそーっと置いて、すーっと体重移動とか、スラブって難しいけど楽しい♬と思えた1日でした。

@ハッシー