
山域:奥秩父
日程:2025.05.18
行程:廻り目平キャンプ場駐車場(4:30)⇒左稜線取付き(5:30)⇒左稜線終了点(13:15)⇒廻り目平キャンプ場駐車場(15:00)
メンバー:グンソウ(L)、レイザー
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私の大きな目標に行くための課題としてレイさんから与えられたのが、今回の烏帽子岩。

まずは渡渉から。冷たいが、緊張のあまり黙々と渡った。珍しくレイさんが「ツメタ~~い」とはしゃいでいた!?

今回はクラックが多い。抜かりなくテーピングをした。ボクサーのようだ。

難しそうなピッチを避けるために計算し、1P目を志願した。

ただ、他の方のレポによると3P目までは1-2と繋げたり2-3とつなげたり、私には判断が難しそうだ。

4P前半核心 と読んでいた通りちょっと難しい。低身長のワタシには特に。で、落ちました。心的ショックは意外に少なかった。

10P一瞬怖いトラバース これは怖すぎそうなので、レイさんに譲るって宣言してたのに、なぜかトラバースせず上部を登ってしまったようで気づかないうちに通過。 短いピッチを繋げたりしている間にピッチ数のカウントがウヤムヤになった私がスルーしてしまった。

美しいハンドクラックが見えてきた。 垂壁にスッと入っているクラック。確かに程よい幅で美しいが、とりつき下部の切れてる様子が怖すぎ。

12Pその昔平均台の上で演技していた身としては十分すぎる幅のリッジだ歩きだったが、風も強いし、やっぱり怖い。

13P美しいハンドクラックにたどり着いた。遠くから見た時よりは短く、ちょっとホッとした。
ひと足、ひと手ずつは気持ちよく決まるが、決まりすぎた足が抜けず、気を取られてる間に手がお留守に。
テンションかけまくりで通過。

20Pさて、遠くから見て、「無理無理無理無理」と思っていたラスボス。
でも、これを登らないと帰れない。

実は群草、A0以上のナンデモアリを駆使すれば、何とかしてしまうことがある。
自分を信じてナンデモアリ教の神様を信じていざ!

あれ?このチムニー、私の体のサイズにぴーーーーったりじゃありませんか。
足と背中でもにょもにょと登って行かれました。

「そこで体を反転させて!」というレイさんのアドバイスに従って後半もノープロブレム!
終わりよければ!で気分良く締めくくることができました。

そうそう、前回ドリさんがザックをボロボロにしてしまったとのことで、今回は荷揚げの方法をレイさんが工夫してくれました。

長い行程だったが疲労でウンザリしたということはなかった。
ただ、「怖い」という思いがかなり勝っていて、いつもほどのワクワクはなく、1Pごとにホッとしたというのが正直なところだろう。

もちろん、下山後は達成感でいっぱいだったのは言うまでもない。そして私の手にはバットレスへの切符が!
チャンスをくれたレイさん、励ましのメッセージをくれたダケカンバの仲間にも感謝です。

@群草
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グンソウと夏の北岳バットレス前哨戦で左稜線へアタック♪

前日まで天気予報に悩まされて決断できず(汗
私は今回で3回目、ルート詳細は過去レポ参照
正直なところ、グンソウは核心の美しいクラック、若しくはラスボスチムニーで音を上げるのではと少し心配していたが、フォローながら見事にクリア!
本番に強い(笑

今年に入って急激に成長していますね、バットレス本チャン前でやっとヤル気になったか(笑

バットレスの挑戦が楽しみです (^^♪

@レイザー