裏妙義、奥深いなぁ〜2024.11.3-4〜

dakekanba-admin

山域:妙義
日程:2024.11.3-4
メンバー:アーサー、コッシー
行程:(初日) 11:30旧国民宿舎→木戸壁右カンテ→16:30旧国民宿舎
(2日目) 6:30旧国民宿舎→木戸前ルンゼ→9:30軍艦岩前→間違いルンゼ→14:00旧国民宿舎


コッシ-と妙義は筆頭岩のクライミング以来です
初日に登った木戸壁ルンゼは会の先輩達からおすすめされていたので気にはなっていた。

コッシ-が先陣を切ってスタートその後私は偶数ピッチをリードさせて頂いた
眼下に素晴らしい景色と相まって評判通り楽しめるクライミングでした。

2日目の木戸前ルンゼは上部から水が流れておりどちらかといえば沢登りに近い感覚。
木戸壁同様、紅葉に囲まれ気持ちよいクライミングが出来ました。

その後丁須の頭へ向かうルートが見つからず苦労しましたが(結果敗退)そんなルートファインディングも2人なら楽しい旅です

コッシ-、リーダー&楽しい企画とありがとうございました。ステーキ最高!

@アーサー


妙義に泊まりで山行をしたいと思い始めたのは、いつ頃だったか?日帰りでもいいんじゃないか?と思いながら、やっぱり満喫する為にはテントでしょと思い、あーさんに相談すると快く賛同してくれた。2人とも木戸壁と木戸前ルンゼは、未経験。なんとも楽しみな山行となった。

初日は前日の激しい雨が残っていそうなので、少しゆっくりと出発する。関越の渋滞にハマりつつも、お昼前には旧公民宿舎に到着。

木戸壁右カンテは、我々以外に2パーティーが取り付いていた。
1P目(25m,5.6)コッシーリード
2P目(25m,5.6)アーサーリード
3P目(25m,5.6)コッシーリード
4P目(20m,5.7)アーサーリード
5P目(25m,5.5), 6P目(15m,5.4) コッシーリード

どのピッチも拳大の岩がポロっと取れそうでドキドキするが、よく登られているため実際に取れる事はない。

終了点からは、わざわざ懸垂の為に担ぎあげたもう一本のロープを繋ぎ、50mの懸垂で一気に松の木テラスまで降りる。ところが、ロープがスタックして回収できない。どれだけ引いても、どれだけ体重かけてもビクともしない。暫くトライした後、諦めて約45mを登り返す。マイクロトラクション持ってきて良かった。

裏妙義の岩は、フリクションがよく効き、岩がポコポコしてるので、ロープの繋ぎ目が丁度良い加減に引っかかっていた。そこからは、潔くシングルロープ3回の懸垂で取り付き点まで降りる。妙義は連結しないロープを小刻みに懸垂した方が良いのではないかと思った。

夜は快適なテント生活。たらふく食べて、たらふく飲んで、とても質の良い睡眠を取ることができた。

翌日、木戸前ルンゼから軍艦岩を越えて、丁須の頭を計画していたのだが、残念ながら途中敗退となってしまった。木戸前ルンゼは、所々水流もあり、ほぼ沢登り状態。
1P目コッシーリード、トイ状の滝
2P目アーサーリード、左壁に取り付く
3P目コッシーリード、ようやくクライミングみたくなる
4P目アーサーリード、トラバースが嫌らしい
5P目コッシーリード、残りの10mほど
※ガイドには全体的にIIIとあるが、個人的には木戸壁右カンテより少し難しく感じた。

木戸前ルンゼ終了点から軍艦岩までは、程なく到着する。
その先、御殿の稜線に上がるルンゼを間違えて、かなり手前にあるルンゼを登ってしまった。

登っている途中であまり登られてないなーと感じながら、土と苔が着いた岩を慎重に登る。ここでは拳大の岩をつかむとポロポロと取れてしまうので、かなり気を使いながらの登攀となった。結局ルンゼ頂上の岩までたどり着いたが、そこからどこにも行けず懸垂2Pで降りる事に。

ここで時間と労力を費やしてしまったため、予定していた丁須の頭を目指すのは諦め、来た道を戻る事にした。

木戸前ルンゼの懸垂は、昨日学んだロープ1本小刻み作戦により、スムーズに降りる事ができた。出会ったパーティーに教えてもらった流し懸垂という技を多用して、あーさんとの息もぴったり。7回くらい懸垂したが、あまり苦にもならず、慣れたもんだ。

あーさん、長時間のドライブありがとうございました。裏妙義は、とても面白かったので、またテント持って行きましょう!


@コッシー