天空のビバーク! 幌尻岳 ~2022.7.31-8.1~

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山域:日高山脈
日程:2022.7.31-8.01
メンバー:レイザー
行程:
<Day1>
チロロ川登山口(630m、12:45発)⇒トッタの泉(1,400m)⇒ヌカビラ岳(1,807m)付近でビバーク(17:00着)
<Day2>
ビバーク地(4:30発)⇒北戸蔦別岳(1,912m)⇒戸蔦別岳(1,960m)⇒幌尻岳(2,052m)⇒ピストンしてビバーク地(11:30)⇒テント撤収して下山⇒チロロ川登山口(16:00)


百名山ハンター、91座目は北海道遠征で幌尻岳(ポロシリダケ、2,052m)へ (^^)/
アイヌ語で「ポロ」は「大きい」、「シリ」は「山」の意味だそうだ

今回の核心はヒグマ対策
5年前に購入したベアスプレーを持参
消費期限は2年らしいが、中身は唐辛子なので大丈夫かな

チロロ登山口駐車場着くなり、アブ大群(100匹以上!)の襲撃にあう
車内で身支度してダッシュで出発

アブの毒牙はウェアの上から容赦なく襲ってくる
昨年、東北遠征の笹ヤブ地獄で失った「おにやんま君」、再購入しておけばよかったと反省

東北遠征レポはこちら参照↓↓
紅葉真っ盛りの葛根田川・大深沢 ~2021.9.23-25~

まずはプチ沢登り。
こんなところをヘツったりと渡渉10ヶ所程あるが、シューズ濡らす事なくクリア

トッタの泉で3ℓ補給、この後ガクンとペースが落ちる

標高1,700mで稜線に出、ビバーク地を探す
良さげなスペース見つけたが、ヌカビラ岳山頂でちょっと邪魔になるかな

お花畑に囲まれたところに決定!

最近のお気に入りアイテムは、ミニカセットコンロ♪

飛行機移動の山行で毎回気になるのがボンベの現地調達
CB缶はセイコーマート(コンビニ)で調達できるので便利
ちなみに当会ではCB缶を「家ボンベ」、OB缶を「山ボンベ」と教わりました

深夜、ヒグマにテントを襲撃される夢を見て「うわーっ!」叫び声で目を覚ます (ToT)/~~~
この記事が頭に擦り込まれているようだ

まだ2時だが、その後ヒグマにビビって寝付けずグズグズと起きることに。
日の出に合わせて4:30出発。
外に出てみると、天気予報に反して晴れ!
昨日ガスで見えなかった戸蔦別岳、幌尻岳が目の前に ♪( ´▽`)

北戸蔦別岳山頂で日の出♪

そして日高のマッターホルン、北大山岳部創立者の伊藤秀五郎がソロ初登頂した戸蔦別岳、トッタデ! 幌尻岳ロックオン!

ビバーク地から幌尻岳までU字型のルート、辿ってきたルートが望めてサイコー!、マイハウスも望めます♪ 谷川の馬蹄形みたいです

七つ沼カール、水場ありビバーク推奨地だが、クマがウヨウヨ現れそう (^^;)

この辺りからハイマツ藪漕ぎ地獄で体力を奪われる (>_<)

お、あれが山頂か!と思ったら手前のニセピークだった⤵

ニセピークで日向ぼっこしているエゾナキウサギ発見!(フォトとれず⤵︎)

こちらが山頂です

8:15幌尻岳ゲット!
貸切かと思ったら先行者がいた
新冠ポロシリ山荘から新冠川ルートで来たそうだ
ベアスプレーと91座プレートを手に記念撮影♪

9時頃からガスってきた
11:30マイハウス帰宅。テント撤収中に雨が降ってきた

雨の沢下りはツルツルで緊張した

16:00に無事下山したが喜んでいる場合では無い、アブ大群(100匹以上!)のお出迎え (ToT)/~~~
靴履き替える間もなく逃げるように車を走らせ、車内に入り込んだ20匹以上のアブを追い払う
行き帰りで全身7ヶ所噛まれた (T_T)

登頂のご褒美は、翌日十勝まで60kmドライブしてこれ!

残り9座(北海道で残すは羊蹄山のみ)、次はどれにしようかな (^^)/

@レイザー