瑞牆山アドベンチャー連チャン! (Joyful Moment編) ~2022.5.28-29~

dakekanba-admin

山域:奥秩父山塊
日程:2022.5.29
メンバー:コッシー、osugi、レイザー
行程:
みずがき山自然公園キャンプ場(7:00)→Joyful Moment取付き(9:00)→十一面岩奥壁ピーク(13:00)→キャンプ場(15:30)



トムソーヤの冒険で怪しいスイッチが入った3人、連チャン戦2日目に挑んだのは、Joyful Moment!(^^♪

本日も晴れ !(^^)!

おっと、コッシー・osugiは朝練中、気合が入ってます(笑

Joyful Momentは全5ピッチ。
昨晩の宴の席で、1-2ピッチ目はリンクしてosugiリード、3ピッチ目はコッシー、4ピッチ目はレイザー、5ピッチ目はosugiに決定。

取付きに着くと、またもやSガイドさんとバッタリ !(^^)!
「カムは#5まであれば大丈夫、#3〜4は2セットあった方が良いかな。
1ピッチ目はフォローのことを考慮してカムは多めに使用した方が良いよ。
そうそう、先日1ピッチ目でフォールした方がいたけど、ちょっと恥ずかしいよねー」

<1P目(20m 5.9)+2P目(10m 5.6)、終:立木>osugiリード
左上するクラック(浅いので安定しない)、かなり緊張感あり。
あっ、ヤバい! Sガイドの話を聞いてosugiの顔が青ざめている…(^^;)

でも大丈夫、この手のクラックは城ヶ崎で一緒に練習してきた。
ジリジリと安定感のある攀じりで見事にクリア! !(^^)!

<3P目(40m 5.9)、終:立木>コッシーリード
傾斜のあるフレーク状のクラック。離陸直後のワイドが核心。
さすがコッシー! 落ち着いて#5のカムをセット、アームバー+ヒール&トゥでズリズリ攀じっていきます !(^^)!

<4P目(15m 5.8)、終:リングボルト>レイザーリード
核心ピッチ。ハングを越えワイドクラック。
昨日の花唄小径が5.7、「どんなに恐ろしいワイドなんだろう」と思っていたが、傾斜はゆるくアームバー+ヒール&トゥがバッチリ決まる !(^^)!

余裕が出てきたので半身を出してポーズを決めるが

あれ?ワイドは写真映えしないぞ…(-_-;)

そして、またもや楽しい荷揚げ作業 (^^♪

<5P目(25m 5.7)、終:岩にスリング>レイザーリード
ラストは短い垂壁、ハンドクラック。

レイザー:あれ?ラストはosugiが決めるのでは?
osugi:1+2ピッチ目でやりきったので、もうムリムリ。
レイザー:では、コッシー行ってみる?
コッシー:3ピッチ目でやりきったので、もう無理っス。ザックなら持ちますよー。

ということで、ラストは飾らせていただきました (^^;)
1週間前にアタックした本峰(トムソーヤの冒険)をバックに臨みながらのビレイ、気持ちイイー! (^^♪

◇所感◇
3人各々が自分の持てるすべてを出し切って、一体になって十一面岩奥壁ピークをゲット!
達成感がハンパありません !(^^)!
竜少年曰く「アルパインは3人以上でやるもんだ」の言葉を思い出しました。
osugi、コッシーありがとう!

ミ・ズ・ガ・キ・サイコー !(^^)!
でも、全身バキバキで疲労度マックス(笑

次は錦秋カナトコルートかな (^^♪

@レイザー


瑞牆最終日。そしてJoyful Momentアタックの日

前夜の宴にて、1-2P目osugi、3P目コッシー、4P目レイさんとリードを決める。
3P目は確か5.9。就寝前に不安になり、改めてYouTubeでルートを予習したけれど、緊張は当日まで持ち越した。

取り付きで、Sガイドさんとバッタリ出くわし、1P目の華麗な登攀を拝見させて頂く。
1P目担当のosugiがムーブを注意深く見てたのが印象的。緊張感がひしひしと伝わってくる。気持ちはわかります(^^)

1-2P目:osugiリード
さすが、osugi!
いざ取り付くと上手くカムを決めながら進み、安定したクライミングだ。

立木を越えて3P目取り付きまでハイハイムーブで進む。
左上しながらのクラックは、フォローですら足の置き場や、手の使い方がいつもと違い、難しい。osugiは、よくリードで登ったものだ。
ビレー点に着くと、本日の仕事をやり切った感の満面の笑顔で迎えてくれた。

3P目:コッシーリード
私がリードの番だ。

フレーク状のクラックからスタート。見た目は垂直だか、取りついてみるとホールドがあり、慎重に進めば何とかなりそう。
途中で右ルートと左ルートがあるのを忘れており、どうやら左を選択したようだ。
4P目の取り付きの少し左に辿り着き、そこで支点構築。
自分のリードが終わると、どっと疲れが出てきた(^^

4P:レイさんリード
さすがレイさん!ワイドもサクサク登る。
私はと言えば、何度やってもワイドは難しい。
セカンドでカムの回収と言い訳しながらA0。
右に垂れ下がったosugiのロープを掴んでA0x2。
ほとんどインチキクライマーの登攀でした(^^;

5P:レイさんリード
皆お疲れモードの最終ピッチ。
レイさんがリードしてくれると、ありがたいお言葉を頂き、それならとザックは喜んで引き受けた。

山頂からは、昨日登った小ヤスリ岩がよく見えて、この2日間の感慨深い思いが、溢れてきた。

JoyfulMomentは、瑞牆にあって5.9は貴重なルートだそう。今の私のレベルでは、充実した内容であったが、かなり緊張感のあるルートであった。
恐るべし、瑞牆!

レイさん、2週に渡り瑞牆を計画して頂き、感謝です。
osugi、果敢なアタック姿勢に脱帽!

来年もまた、梅雨入りの前の気候の良い時期に瑞牆へ~!

@コッシー


瑞牆山合宿2日目

この日のためにクラックの練習を重ねYoutubeで動画を見まくってきたけれど、いざトライする日が近づくと怖気づいてしまう。
前夜、担当ピッチを決めてからはその気持ちが恐怖に代わり、最近のヘタレ登攀も相まって『やっぱり無理です…』と何度も辞退しようという気持ちが芽生える。

2週連続のキャンプ場から取り付きへの長い急登にネガティブな感情が芽生えるも、私のそんな気持ちを明るく爽やかに『大丈夫、大丈夫♪』と一蹴する激強ブラザーズ。
(その後自分の担当ピッチが終わった途端に同じフレーズを投げかける私(;^_^A)

今回、それぞれが各々の担当ピッチを精一杯登り切った。
私は1-2P目担当、恐怖のため細かくカムを決めまくり、後続のお二人のロープの掛け替えや回収が大変だったと思います。

3P目、既にかなりの高度に達しており景観は最高だけれど恐怖で足がすくむ。
離陸ではフレークへの取りつきが難しくそこからワイドへ、首が痛くなるほどの垂壁を見事に制したコッシー、最高でした!

4P目、このルートのハイライトのワイドクラック。
青空に映える花崗岩を安定したカムの設置で華麗に登りきるレイさん、流石でした。
ただ、体をねじ込んでいるだけに素晴らし技術も岩の中…写真には岩に挟まっているお写真となってしまうところがワイドの残念なところです…

担当ピッチを終え既に抜け殻となった私とコッシー、レイさんの『5P目リードしますよ』という有難いお言葉に素直に従いお任せいたしました…感謝!

Joyful momentのピーク、十一面壁奥壁から昨日登った小ヤスリ岩を正面に眺め、3人で制したあまりにも贅沢な時間と空間に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

2週連続で瑞牆山合宿の計画を立ててくださったレイさん、怖気づく私をさり気なく牽引してくれたコッシー、お二人なしでは成し遂げられなかった素晴らしい瑞牆山合宿でした。

次回はもっともっと技術と体力を磨き瑞牆山に訪れたいと思います。

@osugi

 

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