表妙義 筆頭岩 山頂で春一番!? ~2022/3/5~

dakekanba-admin

山域:表妙義
日程:2022.3.5
メンバー:アーサー、コッシー
行程:さくらの里駐車場(10:30)→1回目の筆頭岩取り付き(11:00) →2回目の筆頭岩取り付き(14:00) →さくらの里駐車場(16:30)


 

昨年10月、雨で引き返した筆頭岩。
前回の金鶏山縦走振りにコッシーと行ってきました。
気になる天気は1日中晴れ&風も弱い(はずだった)。
朝の高速道路で渋滞にハマり予定より2時間遅れで妙義桜の里駐車場へ到着。
前回の濃霧の時とは打って変わって妙義の山々を視界にとらえる事が出来た。
気持ち良いクライミングが出来そな予感。

今回の筆頭岩、ルートが短いので奇数偶数ピッチを替えて2回登攀しようと打ち合わせする。
1ピッチ目は階段状でウォームアップには最適。

2ピッチ目のリッジは両側が切れ落ちていて高度感を楽しめた。

その後3.4ピッチも技術的に難しいルートではないが久しぶりのマルチピッチ、ロープワークを確実に行う事を心掛ける。

それでもスムーズに行かないのでまだまだ練習が必要だと思った。

風景に見とれながらワンクール終えて取り付きに戻る。

別パーティーが登り始めたようで時間調整も兼ねて昼食を取る。
アンパンを頬張りながら上空を見上げるとなんだか模様が怪しい。
時折風は強まり、太陽は雲に隠れてしまった。
2クール目スタートする頃、風は更に強まった。

ロープは風に煽られあらぬ所でスタック、無線の電波も風の影響で届かない。
フォロービレイでロープを左右に振り分けるのすら風でロープが飛ばされ振り分けられない。

懸垂ではロープが落下しない。
1クール目のポカポカクライミングとは別の顔を見せた。
筆頭岩恐るべし!

今回は1クールで終わらせていたら楽しいだけのクライミングで終わってしまったが2クール目の悪コンディションで練習出来た事で経験値が上がった気がします。

コッシー今回もお世話になりました。またお付き合いお願いします。
ATCやアプローチシューズはたまた自分自身の墜落未遂に関しては2人だけの秘密でお願いします。

アーサー


 

今回は、昨年10月の金鶏山の後、筆頭岩に取り付けなかった時のリベンジとなり、出来ることなら2-3回登り返そうと目論んできた。

ところが、早朝の関越でいきなりの事故渋滞にはまり、これを抜けるのに1時間半以上かかる予報が。途中SAで1時間ほど休暇したところ、渋滞は徐々に解消してきているもののノロノロ運転が続いて、登山口の到着は予定より2時間遅れの10:30となった。さすがにこの時間からでは、2回が精一杯か。

1回目
どちらが先に登るか、ジャンケンで決めようとなり、勝ったアーさんから先に登る事になる。
今回は、ロープワークの練習も兼ねて、ダブルロープにした。

1p目、取り付きは前回の予習通り。
2p目、事前に写真で見た壁が現れた!前回近くまで来ていたのに、ガスで何も見えなかったが、こんな近くにあったのに驚いた。

壁を越した先には「剣の刀渡り」と呼ばれるナイフリッジを渡り、ピッチを切る。

登山口からは三角形の岩峰に見えていたのに、取り付くと筆頭岩自体が妙に薄く感じた。

3p目、いつ設置されたのか古い鎖が現れ、そこにヌンチャクをかけながら登る。

4p目、短めの歩けるピッチで山頂に到着。

山頂横の懸垂支点は、こんな感じ

そこから10mと40mの懸垂で降りる。

2回目
先程と順番を変えて、私が1p目に取り付く。2回目だから登りやすいと甘く考えていたら、2p目を過ぎた頃から風が強くなる。3p目を過ぎると捕まっていないと吹き飛ばされるのではないかと思うくらいの強風になり、花粉まみれ&砂埃まみれになりながら、なんとか山頂へ。

ここからの懸垂がとても大変で、風の影響でロープが安定せず、空中懸垂に揺られながらなんとか着地。

この日は春一番が吹いたとのニュースを聞き、あの山頂で格闘した風は流石にすごかったと納得であった。

下山後、「もみじの湯」から金鶏山~筆頭岩の稜線をながめると、ココから見る筆頭岩はやはり細かった(一番右のとんがり)

筆頭岩は、全体的にIII級程度のクライミングで、マルチピッチのロープの練習には最適でした。途中上手くロープが流れない時には、なんだか思い当たる節もあり、支点の取り方やロープさばきなど、実地での良い勉強になりました。

アーさん、今回もお迎え頂き、ありがとうございました。また妙義エリアへは、繰り返しチャレンジしに行きましょう!

コッシー

カテゴリーnews