五色山北ルンゼ 執念のアイスデビュー ~2021.12.19~

dakekanba-admin

山域:日光
日程:2021.12.18-19
メンバー:レイザー、コッシー
行程:
<12月18日>
関越道赤城ICピストン
<12月19日>
菅沼登山口(8:00)→F1(9:00)→F6(11:00)→F4にてトップロープで練習(11:30-14:30)→菅沼登山口(15:30)


コッシー共にアイスデビューの地として選んだのは、五色山北ルンゼ (^^♪
ここは12月中頃までしかアイスクライミングが楽しめないらしい(滝が積雪で埋まってしまうため)

当初は18日(土)にアタック予定であったが、寒波到来で関越道は生憎のチェーン規制。
ここで「コッシー号チェーンが切れる!」ハプニング発生して赤城越えできず、Uターンして帰ることに (^^;)

フツーならばテンションダウン⤵して「今回は諦めてリスケしましょう」となるのだが、
レイザー:「今回は諦めるor明日出直すのどちらが良い?」
コッシー:「もちろん、明日リベンジで!」
コッシー、やはり只者ではありません !(^^)!

そして翌日の夜、前日と同時刻にピックアップしてもらう。
「24時間前にタイムスリップしているのでは?!」と2人で道中盛り上がる (^^)

今回は無事に菅沼登山口に到着。
但しここ数日の降雪はハンパなかったようで、今度はラッセル地獄が待っていた (*_*)
しかしコッシー、「わたし、先行きますね」とここでも挫けません。

通常コースタイムの2倍(約1h)で、五色山北ルンゼ取付きに到着。
なんと、ルンゼを見上げても氷滝らしいものが見当たらない、、、(^^;)
しかしコッシー、チャチャッとギア装着すると「わたし、先に登ってますね」
腰上ラッセルにもめげずにガシガシ登っていきます ( ゚Д゚)

そしてついにF4で氷滝(20~25m位)に出逢えた !(^^)!
会長アドバイス「とにもかくにも前爪です」を思い出し、アックスを打ちアイゼンの前爪で攀じって行きます
いやー、氷にピックや前爪が刺さる感触、気持ち良いっすね (^^♪

その後も腰上ラッセルに耐えながら、ゴルジュを越えてF6取付きまで進んだが、、、

氷滝には巡り合えず。
F4に引き返し、トップロープで練習することに。

氷の分厚そうな場所まで攀じり、微苦笑さんお勧めのフィフィを用いてアックステンション。
楽チンチンです (^^)/

そして、アイススクリュー(13cm)で支点構築にチャレンジ♪
スクリューのハンドルをくるくる回していくと「シャー」と音を立てて真ん中の空洞から氷が出てきた!
かき氷を作っているようで楽しい! (^^)/

次は、アイススクリュー(22cm)でアバラコフ懸垂支点(V字スレッド)構築にチャレンジ♪
BDのファーストショットなるツールを用いて試したところ、一発でアバラコフ完成 !(^^)!
「アイスは道具で登るものだ」とどこかで聞いたことがあるが、まさに実感。
スリングを通してグイグイ引っ張ってみるがビクともしない。
次回はロープを通して懸垂下降してみよう。

こうして楽しい時間はあっという間に過ぎ、気が付くと撤収時刻。
深々と雪が降ってきた、さっさと片付けて下山。

あ、会旗持ってきたのに写真撮るの忘れた、、、
それほど充実したアイスデビューの1日でした。

これも執念の男、コッシーのお陰です (^^)
ありがとう、深く感謝です。

次は八ヶ岳だ! (^^)/

@レイザー


 

レイさんから五色山北ルンゼのお誘いを受け、12月に奥日光でアイスクライミングができるとは知らず、興味津々でご一緒させて頂くことになった。

雪道経験のあまりない私はノーマルタイヤ&FFに不安があったが、なんとそれが現実のものになってしまった(泣
関越でチェーン規制しており、せっせとチェーン取り付けて走行すると何か音が違う。。。何とチェーンが切れているではないか!
その後も事件が継続し、夜中の関越でタイヤを取り外す羽目に。
レイさんには、大変な迷惑をかけてしまった(汗

で、一旦出直すことに。
改めて、翌日の同時刻にデジャブのように再出発となった。

菅沼登山口に到着すると、すでに7-8台の車が駐車スペース確保のために雪ならしをしている。
我らもスコップを取り出し、二人で駐車スペースを作る作業から開始した。

登山道には踏み跡があるものの、北ルンゼへ向かうルートはラッセルとなった。
取り付きで装備を準備して、いざ!
ルンゼに入ると更にラッセルが深くなり、ところどころ腰上までくるくらいに埋まる。

滝は見えないし、本当にアイスができるのか?
心配になってきたころ、ようやく滝が見えてきた!

F1かと思ったら、すでに滝をいくつか超えたようで、これがF4であった。
近づくと既に下部は雪に覆われているが、上部はアイスが顔を出している(^^)/
傾斜が若干緩いので、フリーで登ることができた。

少し進むと釜を持つような滝があり(実際は雪に埋もれているので想像でしかないが)、落ち口に少しだけアイスがある。沢登りのルート取りをしているようでこれも面白い。

その後、更にラッセルが深くなってきたため、二股で折り返し、戻ってF4で練習することにした。

トップロープをセットして、アイススクリューやクライムダウンの練習。

いつも落ち着いているレイさんが、珍しく声を張り上げながら楽しそうにスクリューをセットしているのが印象的でした(^^♪

私はといえば、
アックスがアイスに刺さったあの感覚。
アイゼンを蹴りこんで決まったあの感覚。
そんなことを一つずつ噛みしめながら、あーたまらない。

いつかアイスで稜線まで沢を詰めたいなーとの想いが強くなる山行でした。
ここまで連れてきて頂いたレイさんに感謝。
とても楽しめたので、早くも次回に期待です。

振り返ると、今回の山行は、アプローチが核心でした。
来シーズンは4WD&スタッドレス検討しようかな。。。

コッシー