小川山セレクションルート ~2021.10.03~

dakekanba-admin

山域:小川山
日程:2021.10.03
メンバー:ゆうこりん、レイザー
行程:8:30廻り目平駐車場→9:00セレクションルート取付き→13:00Ⅱ峰頂上→14:30セレクションルート取付き→16:00廻り目平駐車場


前回のルート取付き勘違い事件のリベンジを果たすべく、ゆうこりんとアタック! (^^♪

廻り目平駐車場からGPS片手に、今回は難なくセレクションルート取付きへ到着 (^^)


しかし昨晩台風が通過したばかりで、岩は半渇き状態。
だんだんと晴れてきたので上の方は乾いていると思うが、1-2ピッチ目はちょっとヤバそう、、、
先行パーティ(4人組)が1ピッチ目のヌルヌルクラックに奮闘しています。

今回の共同装備は、
・60mシングルロープ1本
・カム#0.5~#4+ナッツ(私)
・カム#1~#3(ゆうこりん)
ちなみに同一サイズのカムを使用したのは最終ピッチのみ(#3)、ナッツは不使用。

ゆうこりん、本日はおニューのペツルザックで気合入ってます!

<1P(10m/5.7):私リード>
短いハンドクラックだが、途中で右上しているのでフットスタンス等のムーブがちょっと厄介。
ヌルっていたが、ハンドはバチ効きで無事にクリア! (^^♪

2P目をリンクする予定であったが、先行パーティがいたのでピッチを切ることに。

<2P(30m/5.8):私リード>
段状の岩場からダイヤモンドスラブ、ところどころに指が入りそうな小さいポケットあり。
スラブは未だ半渇き状態、足がズルっときたときにはビビった! (>_<)

<3P(40m/5.6):ゆうこりんリード> バンドを右にトラバースしてチョックストーンを潜りチムニーを登ると大テラスへ。 チョックストーンの上には1本の小さい木が生えていて、なかなか可愛らしい (^^)

立木でビレイ。

<4P(50m/5.8):私リード> 核心の一つ。 短いワイドクラックとスラブのマントリングは諦めて木登り+A0してクリア (^^;)

その後チムニーからバンド状を左上、さらに左上レッジ~スラブを越えて立木でビレイ。

<5-6P(10m+20m/Ⅱ~5.7):ゆうこりんリード> 核心の一つ、恐怖のハング下トラバース。 さすが肝の据わったゆうこりん、落ち着いてカムを1本ずつ決めていきます。

残置ハーケン1つあり。 最後は右手でハンドジャムしながら、ゼーゼーとホフク前進。

ザックが邪魔になり、なかなか進まない (ToT)/~~~

<7P(20m/5.9):私リード> 核心の最後、ワイドハンドクラック。 Y字クラックで右に行くとセレクションオリジナル(5.7)だが、ここは迷わず左(5.9)をセレクト!
(^^)/ スラブが立っていて足はズルズルとフリクションは効かず、ゼーゼー息も絶え絶えに、、、
(>_<) 最後はカム#4でA0して何とかクリア! (^^;)

ヤッター! ゆうこりんとハイタッチ! (^^♪ 山頂は最高の展望! 前回ミスったⅢ峰を攀じっているパーティがこちらに手を振っています (^^)/

下降は山頂のラッペル支点から、20m→20m→30mで懸垂下降。

最後は木の枝地獄、ドMにはたまりません! (^^;)

ここで終わらないのが、ゆうこりんの凄いところ。 ルート取付きに戻り、1ピッチ目のクラックをヘロヘロになりながらも反復練習! (>_<)

<所感>
さすが小川山マルチピッチの大人気ルート。
クラック・スラブ・チムニーと変化に富んでおり、クライミング技術の基本が試されます!
会長がライトアルパイン12景にセレクトしたのも納得です !(^^)!

直近の課題はシン&ワイドハンドクラック攻略、クリアして再度チャレンジだ! (^^)/

レイザー

 


前日の台風の暴風雨が嘘のような秋晴れの本日、小川山セレクション登攀にレイさんと行って参りました。

セレクションはクライミングを始めてから〝いつかは登りたい〟と憧れていたルートで、我が岳樺のアルパイン12景にも選出されているベストルート。

クラックのリードはパートはまだハードルが高いためレイさんにお願いし、私は3Pと5Pを担当しました。

1Pのクラックは朝早くまだ日が当たらない状態でヌメっており、そんなクラックもハンドとフットをバッチリ決めて登るレイさん。
クラック登攀の練習を初めてからまだ数ヶ月、フォローでの登攀でもかなりの緊張と不安の中、力技で何とか登攀。その後は
2Pはランナウトした小川山独特のスラブ
3Pはチョックストーン下を潜るアドベンチャー感溢れるルート
4Pはワイドクラックを抜けてクラック
5Pはハング下をアンダーを取りながらトラバース、その後狭い岩をほぼ腹這いで通過
最終6PはY字の左側を抜けるクラックルート

登攀約4時間、頂上から眺める絶景にただただ感激するばかりでした。

反省点としては、今回の登攀はほぼ腕の力頼りの力技で足で立ち込めていなかった事。
余裕を持ってマルチピッチに取り組める様、自分自身の登攀力を上げる事が課題だと思いました。

まだまだ足りない私ですが、今回ご一緒して下さったレイザーさんに改めて感謝致します。
これからも頑張ります!

ゆうこりん