紅葉真っ盛りの葛根田川・大深沢 ~2021.9.23-25~

dakekanba-admin

山域:岩手山・秋田駒連峰
日程:2021.9.23-25
メンバー:レイザー、コッシー
行程:
9/23(木) 6;00滝ノ上温泉登山口→9:00お函→11:15葛根田大滝→14:00滝ノ又沢出合ビバーク地
9/24(金) 6;00滝ノ又沢出合→10:00八瀬森付近稜線→16:00大深沢出合ビバーク地
9/25(土) 6:00大深沢出合→7:30十字峡→13:00大深山荘付近稜線→16:30三ツ石山→19:00滝ノ上温泉登山口


沢師匠コッシーと南八幡平を流れる、葛根田川と大深沢へ (^^♪
滝ノ上温泉駐車場(トイレと休憩場がとても立派!)を6時過ぎ出発。
他に車は無し、今回も貸し切りか !(^^)!

散在する地熱発電所を過ぎて間もなく入渓

広い川床の葛根田川!ゴーロ歩きがしばらく続く

そしてエメラルドグリーンの淵、ゴルジュで形成される「お函」へ !(^^)!

お函を過ぎてもしばらく小滝やナメが続き、魚影も多く心癒されます (^^)

そして2段15mの葛根田大滝へ!

ドロドロの左岸をバイルで攀じり高巻く

そして1泊目のビバーク適地、北ノ又沢と滝ノ又沢出合へ。
他にパーティはなし、テント設営して今回の目的の一つ、「テンカラ釣り」へ (^^)/
しかし残念なことに大粒の雨がザーザーと降り始める (T_T)
雨の中毛バリを垂らすが、本日の釣果は小物1匹⤵ 食料とせずにリリース

夜中に大雨となり、翌朝も小降り⤵
水量の多い小滝を慎重に攀じる。

北ノ又沢二俣を左俣に入ると、水量は一気に減り再びナメに癒される (^^)

そして葛根田川編のゴール、赤く染まった大場谷地湿原へ !(^^)!

続いて湿原を過ぎて沢筋を下降、大深沢編へ♪

葛根田川のエメラルドグリーンに対し、大深沢は赤茶色っぽい色。岩質が異なるのだろうか。
但し、嬉しいことに魚影の多さは変わらず。
晴れてきたので、竿を垂らしながら下ることに。
そして、ヤッター!イワナゲット !(^^)!

そして2泊目のビバーク適地、大深沢北ノ又沢との出合へ。
既に1パーティ(4人組)が焚き火用の枯れ枝を集めていた。
我々もテント設営後早々に枯れ枝を集め、コッシーが慣れた手つきで手早く着火! (^^)/

今晩のディナーは、イワナの塩焼き♪

イワナ・玉ねぎ・シメジに味噌を加えてホイル焼き、そしてお約束のチョリソー&ウィンナー串焼き !(^^)!

ちょ~美味で、ワインボトル2本があっという間に空いてしまった、、、 (*_*)

最終日の3日目は晴れ (^^)/
早朝の冷たい水を浴びながら7m滝をシャワークライミング!

そして「ナイアガラの滝(幅30m、高さ15m)」の水量の少ないところを直登

滝上の景色は一変、70mのナメに癒されます (^^)

ラストは2m以上の背丈がある笹藪地獄を1時間以上も彷徨いヘロヘロ、そして遂に一般登山道へ合流!

八幡平の紅葉が出迎えてくれた!

三ツ石山山頂で岩手山をバックに記念撮影 (^^)/

<所感>
前回の尾瀬

雨の尾瀬、中ノ岐沢北岐沢へ


を経験した事で、必要な装備(ウェア、バイル、ザック等)を抜かりなく準備して沢行に望むことが出来た。
また、新たにイワナ釣りや焚き火の楽しみを知ってしまった!

「日本百名山」同様に「日本百名谷」があるらしい、しかも葛根田川と大深沢も含まれているではないか!
残り98谷、うーんムリムリ、「日本の渓スタンダード10」制覇を目指します! (^^)/

沢登りの世界に導いてくれたコッシー師匠に感謝!
また、今回も終始リードいただきありがとうございます。
来年もこの時期に、東北遠征しましょう (^^♪

レイザー


憧れの東北の名渓である葛根田川と大深沢をつなぐ、期待高まるコースへいざ出陣することに!
今回、レイさんからフライフィッシングのお誘いを受け、テンカラセットなるものを準備した。また、出発直前にクマが多いという情報を読み、対策として念のため熊撃退スプレーを購入し、気持ちの上でも万全の体制で臨んだ。

1日目
葛根田川は入渓地点からしばらくは河原歩きとなるが、その間に支流から個性的な滝が多く流れ込み、見るものを飽きさせない。

お函へ近づくとだんだん水の色がエメラルドグリーンに近づいていく

お函でしばし休憩し、ゴルジュで形成された瀞・淵を楽しむ。

その後、ちょっとした段差を降りようとしたその時の出来事。左足に激痛が走り、倒れこんでしまった。足の筋を張ってしまったようで、すぐに立ち上がることができない。慎重に降りるべきだったと後悔したがもう遅い。これは、やってしまった感がハンパない。

レイさんにもらったマッサージオイルで左足を入念にマッサージすると、何とか歩けるようになるが、痛みが残りずいぶんとゆっくりとしたペースで進むことになった。その後の葛根田大滝の巻きは、レイさんに先行してもらい、ロープで確保してもらった。

滝ノ又沢ビバーク地点についた時は晴れていたが、釣りに出かけて少しすると雨が降り始めたので私はそそくさと釣りをやめ、テントに引き返す。レイさんは1尾収穫したが小さいのでリリース。釣りの成果を目の当たりにし、翌日が楽しみとなった。

2日目
夜中に大雨で起こされるが、出発時は雨があがり予定通り出発した。しばらくは滑が綺麗な場所に癒される

15m滝は右岸を高巻く

その後、トポ図にない10mくらいの滝が現れ、私がリードで滝の右の壁を上る。ここでハーケンを準備するが、残念ながら利用できる場所がなかった。
八瀬森付近湿原では、紅葉が素晴らしく、しばらく景色を堪能した。

そのまま継続して、大深沢の下降を始める。滝を何本か下ったのち、河原歩きになる地点から、釣りをしながら下降することにした。当たりはくるがなかなか釣れず、レイさんアドバイスでラインを変更するとすぐに釣れた。

釣りをしていると時間のたつのを忘れてしまい、この日は予定より手前のビバーク地である大深沢出合でテン泊することにした。薪を集め、念願の焚火とイワナで乾杯し、サイコーの夜を過ごすことができた。

3日目
朝から焚火にあたりながら朝食&出発の準備をする。
歩き始めてすぐ「ナイアガラの滝」に出会う。誰が命名したのか、幅30m、高さ15mの立派な滝だ

その後、綺麗な滑を過ぎると直登できる滝が現れ、再びリードさせてもらう。ここで再びハーケンにチャレンジ。1本目は甘くなったが、2本目はガチ効きで、実践での感触をつかむことができたのは良かった。

大深沢の源流部に近づくと、かなり深い藪が現れ、体力を消耗してしまった(*_*)
恐らく300m進むのに1時間くらいかけたのではなかろうか?
稜線にあがると綺麗な紅葉が迎えてくれ、稜線上の紅葉ハイクも楽しむことができた。

<今回の反省>
初日に左足の筋を張ってしまったのは、不注意から来る出来事で、とても反省しています。行動時間も長くなり、レイさんにも心配をかけてしまいました。一歩ずつ確実に歩を進めるという基本的な動作ですが、改めて意識して行動します。

<今回の収穫>
何といっても初のイワナ釣りですね。釣竿を出すと当たりを感じるので、釣りの成果はさておき、とても楽しめました。レイさんのおかげです。ありがとうございます!来年もまた釣りができる沢へ行きましょう!

コッシ-