子持山獅子岩 ~2021.09.20~

dakekanba-admin

山域:上毛三山
日程:2021.09.20
メンバー:すけちよ、Qちゃん、レイザー
行程:8:00五号橋駐車場→屏風岩→10:00獅子岩ノーマルルート取付き→14:00獅子岩山頂→15:30五号橋駐車場


昨秋、紅葉狩りで子持山ハイキングした際、獅子岩山頂からノーマルルートを見下ろし
「え、こんなに立っている壁なの? 今はとてもムリムリ(^^;」とビビって早1年。
今の自分の実力を測る上で今回チャレンジしました! (^^♪

「獅子岩を望みながら取付きを目指すのが楽しそう!」と思い、屏風岩稜線上の登山ルートを取る。
獅子岩へ近づくにつれてドーンっ!と150mの垂壁が迫ってくる。すでに4ピッチ目を攀じっているパーティが見えた。

9:30取付きに到着。
ガチャ装着しながら各ピッチのリード担当、トランシーバ疎通を確認。
今回は全ピッチを50mダブルロープ使用。

<1~2P(20m+20m/5.5,5.6):私リード>
スラブ状のやや急なフェースで1~2Pはリンク。
トポ上は5.5~5.6となっているが、とんでもない! (>_<)
途中、スタンスがなくフレークをレイバックしつつ足はスメアする箇所、勇気を振り絞ってハイステップする箇所あり。
体感5.9+位で、私にとってはここが一番の核心でした、、、

<3P(25m/5.7):Qさんリード>
フェースを左上~右のフレークに移るのだが、フレーク上段のガバに手が届かないとちょっと厳しいかも。

<4P(25m/5.8):すけさんリード>
トポ上の核心ピッチ。
ホールドの多くはカチ系、ハイステップへの乗り込みが数回、助けてほしいところに黄色いハーケンあり。

<5P(20m/5.6):Qさんリード>
スラブを左上。終了点は直上部と右の2箇所あり。
5-6Pのリンクが一般的だが、今回は2ピッチリード担当/人としたかったのでリンクせず。

<6P(20m/5.7):私リード>
最後の垂壁乗越が左右どちらからもバランスが悪く厄介。
垂壁最上部に終了点があるが、上の登山道にある木にも残置スリングがあったのでそこでビレイ。

<7P(15m/5.7):すけさんリード>
登山道から頂上岩壁の凹角を攀じるのだが、残置支点は錆びたリングボルト1つのみ。

14:00獅子岩山頂に到着 (^^)/

<所感>
各ピッチの体感グレード5.7~5.9+、
気の抜けるピッチは無く終始緊張の連続、痺れるルートで楽しめました !(^^)!
私がこれまで経験したマルチピッチルートの中で最も厳しいルートであった。

但し、中間支点のボルトが短い間隔で打ってあり、NPも不要。
今回はダブルロープだったので、ヌンチャク延長用のスリングも不要であった。

「垂壁に慣れる」という点で、近場の良い練習ルートだと思いました。
来年も来よっと (^^♪

レイザー


取り付きにつき見上げた垂直の壁を前に久しぶりに胃が口から出そうになり、
酸っぱいものが込み上げてきた(~_~;)
マジか〜ここ攀るのかぁ〜

セカンドだというのに乏しいホールド、スタンスに苦戦しなかなか次の一手が出ず、
リードをすれば行き詰まり…と苦行でしかなかった
が、いつもガッツリしたガバホールドに頼り腕で攀じている感が否めない私にとり、今
更ではありますが足で立ち込むこと。を学べた一日となりました。

途中幾度となく落ちる!怖いと固まり動けなくなることもありましたが心折れる事なく
なんとか完登し山頂を踏めたは鼓舞してくれる仲間がいたからです。

Qちゃん


獅子岩に行ってきました。
グレードって行ってみて実際に行って登ってみないと分かりませんね。
どのピッチも核心があり油断できません。加えてカチ多しガバ少なし(^^:)

久々の垂壁、高度感にしびれましたが、十分楽しめました。
取り付きまでの行きは屏風岩の稜線を歩いた方が近づく獅子岩が見れるし楽に思えました。

無事に完登できたのも会の皆さんのおかげです。
今後ともよろしくお願いします。

すけちよ