小川山の人気マルチピッチルート、セレクション(7P、5.9)にアタック (^^♪ の予定が、、、 ~2021.8.7~

dakekanba-admin

山域:小川山
日程:2021年8月7日(土)
参加者:レイザー、ドリル


前夜発、廻り目平駐車場で車中泊、翌朝6:00出発。
台風接近中で駐車場はガラガラ。ひょっとして貸し切りか !(^^)!

セレクションの取付きは、ドリさんが最近行った水晶スラブの近く。
大日広場からパノラマコースに入り、道に迷いながら進むとドリさん「あ、これが水晶スラブだよ!」

ということは、セレクション取付きは左側かな(後になって、これはソラマメスラブと判明!)。
7:00、ある方のGPSログを頼りにセレクション取付きらしいところに到着(実はこのGPSログも誤っていた、、、)

セレクションのトポを確認すると、「1P目は短いハンドクラック(5.7、10m)、2P目はスラブ(5.8、30m)」
確かにそんな感じのルートである。ただし、ペツルのボルトが打ってあるところが3箇所あり、どこから取付くか悩む。


奇数ピッチのリード担当は私、
「ちょっと難しそうだけど、ボルトが一番近くにあるこのルートにしよう!」

最初のハンドクラックはレイバック気味に攀じり、そのまま2P目のスラブに繋げる。
「うん?このスラブ、かなり垂直に立っているしホールドの風化が激しくてザラザラしている。
フリクションが効かずにキツイぞっ!」

ルート取りも難しく、楽そうな方向に攀じっては行き詰まって戻るの繰り返しでなかなか進まず、腕がパンプしてきた! (゚Д゚)
小ハング越えがなかなかできずに幾度となく小休止を繰り返し、やっとのことでピッチ終了点に到着。
40分以上も攀じっていた、、、(^^;

1年前のガマルート5.8もビクビクしながら攀じった。
この1年で山行経験は重ねたつもりだが、登攀レベルはまったく変わって無いなー、俺、、、(ToT)/~~~

次のピッチはドリさん、トポには「チョックストーンを潜りチムニーを登る」と記載あり。
「チョックストーンは越えないで潜るんですよー!」とアドバイスする。

ドリさんからコールがかかり攀じっていくがボルトや残置ハーケンは一切なく、一向にチョックストーンもチムニーも現れずに終了点へ、、、
「あれ?何かが違うぞ。取付きを誤ったか!?」二人で顔を見合わせて考えるが解は出ず。
「ま、アルパインクライミングなので、先ずは頂きを目指そう!」と更に2ピッチを攀じり、尾根岩2峰と思われる頂きへ到着。

休憩していると、隣の尾根岩を攀じっているクライマーを発見。
攀じっているルートをよく見ると、写真で見たセレクションのトラバースやクラックである。

「あーれーっ!我々は2峰ではなく3峰を攀じっていたぞ! (゚Д゚)」
「ま、痺れるルートだったので良しとするか!」と二人で大笑い (^^)/
そして、攀じって来たルートを懸垂下降後、正規のセレクション取付きを確認して下山。

帰宅後に攀じったルートを確認したところ(青線が今回攀じったルート)

1P目(私):同志会ルート(5.10b) ※JMCCルート(5.9)の右隣
2P目(ドリさん):レモンルート+オリジナル(5.8)
3P目(私):エスケープルート(5.7)
4P目(ドリさん):記載なし(5.7位)

2P目以降は岩の弱点をついたルーファイになっていたので、アルパインクライミングとしては正解かな?
それにしても「思い込み」というものは怖いものです。

こうして未知のルートを恐れずに楽しんで攀じれるのも、最高のメンバーと会のみなさまに鍛えていただいたお陰です。
ドリさん、ありがとう! (^^)/

レイザー


2つの台風が迫っている中、天気予報と感を頼りに小川山に行ってきた。
人気のセレクションを目指して地図やケルン、GPSを頼りに取り付きに向かう。
二人で取り付きを確認しあい準備をして登り始めた。
「レイさんよくこんな所リードで登れたね」などと話しながらピッチを進めた。
途中から、このルートはセレクションではないと気が付き周りを見渡すも、他にルートも見つからなかった。
難しくなさそうなので取り敢えず頂上を目指した。
頂上に着くと隣によく写真で見るセレクションのトラバースが見えた…(^^;)
帰りは頂上に懸垂支点が有ったが先が見えないため使うのをやめにした。
ルート上に他のパーティーの声も聞こえないので、先が分かる登ってきたルートを懸垂で降りることにした。
無事、地上に降りるとレイさんとハイタッチで喜んだ。
今回は色々な失敗が重なりましたが、レイさんがパートナーでしたので特に不安になることもなく楽しく登れました。
レイさんありがとうございます!

ドリル