2021岳樺クラブ雪上訓練 in 谷川岳 ~2021.4.10~

dakekanba-admin

山域:谷川連峰
日程:2021/04/10
メンバー:竜少年(L)、アーサー、Qちゃん、レイザー
体験参加:U田さん、O越さん

 


今回の講師はアーさん。前週の受講後の会員への水平展開だ。
前週の講師は・・・そだったのか、元会員のあの人だったのか・・・。
なんだかな~。山の世界っておもしろい。
さて、講習内容は、雪上歩行上り下り、斜め登下降など、滑落停止はひとり5回づつそれを6名で30回。
へろへろになったところで今度は左体側側でのストップ3回6名。息も絶え絶え。
などなど。

雪稜登攀の本チャンを想定して、スタンデングアックスビレイの徹底、デッドマン、スノーバーの自己確保と中間支点の取り方、などなど。
おまけに、トランシーバー講習&ビーコン操作講習まで実践を想定しての講習であったが初めて参加してくれたO越さんとU田さんはどうだったかな~。心配。
だけど講師のアーさんはよくやってくれた、きっと、前週の講習では優等生ではなかったか。いや、そうに違いない。
次回は機会があれば雪崩を中心にやっていきたい、と思っている。雪山を安全に登山するにはまだまだ修行が必要なようだ。
常に勉強だ。(生きてかえりたいからなア~)

竜少年


1週間前、谷川岳マチガ沢で県連主催の雪上技術講習を受講する機会を頂いた、
今回はその内容を自分が講師役としてメンバーへ展開する事となりました。
とは言っても、会の中では私が一番の初心者でありメンバーは百戦錬磨の猛者揃い
どんなふうにやったらよいかな・・なんて心配は不要でした。
当日は会長のリードでスムーズに進んでいきました。
メンバー達はすでに知識や技術も持ち合わせているはずですが、今回講習内容である雪上歩行や滑落停止、支点構築技術など一つ々しっかり確かめ確認しています。
知識や技術はもちろん大事ですが先輩達の一つ々の行動こそ自分が今回一番勉強させて頂いたところです。
楽しい雪山も怪我や事故にあっては台無しです。
基本を確りと学び実践してこそ安全登山に繋がるのだと学んだ一日でした。

アーサー


初めての例会山行で雪上実技訓練に参加させて頂いた。

朝いち、いきなり痛恨のミスをしてしまった。
待ち合わせ場所を天神平と思い込んでしまい、さっさとロープウエイで移動しながら、なんだか違和感を感じた時には既に時遅し。
皆さまに迷惑をおかけすることに。汗

雪上訓練は、滑落停止、ビーコン、トランシーバー、スタンディングアックスビレイ、スノーバー、デッドマン、と様々な練習を行った。
滑落停止では、精一杯スピードを上げてから止まってるつもりが、「自分でスピード抑えてるよね」と指摘を受け、何度かチャレンジする。
滑落時のスピードを上げると実践的で緊迫感のある訓練になった。

自分でスノーバーを設置して、それを支点に滑落停止する訓練が実戦的で、とてもためになった。
自分の作成した支点の効き具合も確認することができ、実際の雪上での行動をイメージできた。

また、20数年ぶりに持ち出したビーコンが、未だに正常に動作していることが確認できたのは、大きな収穫であった。

雪上でのロープワークや確保技術など、多岐にわたりご指導頂き、感謝!
とても貴重な機会であったので、本日訓練した技術を忘れないよう、ぜひとも実践で活かしていきたい。

<追伸>
訓練終了後、デッドマン(死人?)の意味が気になって色々調べてみたところ、デッドマンという言葉には大地(地球)に対してアンカーをするイメージがあるようだ。
地面に埋めた木製アンカーをデッドマンと呼んだのが始まりか、という英語の記述を見つけたが、そもそもアンカーがなぜデッドマンになるのか、その語源まではわからなかった。

O越さん


雪を求めて谷川岳へ
先週講習を受けてきた新会員の〝アーさん〟と会長による例会を兼ねた雪訓

入会希望の方も参加され
1.基本の歩き方

2.登り、下りのピッケルのピックの向き

3.滑落停止法
※滑らない事が1番大事!
雪面に仰向けになりその場で左右にゴロンゴロンと転がりピックをさす練習の後、実際に斜面を滑り滑落停止練習。
レイさんが持参したソリを使い、加速がつくとなかなか止まらず流れてしまう。
また右側より左側体勢の方が止めづらい事も体感した。

4.雪面での支点構築
スノーバー&デッドマンを埋めてセルフビレー後、スタンディングアックスビレーにてパートナーの確保
スノーバーを埋める時の溝の深さやセットしたら上側の雪のみを崩して埋める事(下側の雪を崩して埋めると強度が落ちる)を学ぶ。
スタンディングアックスビレーではピッケルにスリングを巻き付け、カラビナをセットしてシャフトを埋め込み、
カラビナにロープを通し片足でピッケルのブレード部分に乗りピッケルが抜けないようにして肩がらみ確保をする。
が、前屈みになるし、足も踏ん張れないし、なんか上手くいかない…
ここで会長から的確なアドバイス
姿勢は前屈みにならず堂々と自信をもって胸を張って!谷側の足に全体重をかけて!
その通りやってみると、体重差があっても自分に掛かる負担少なく、しっかりと止める事ができた(^^)


その後、自分がリードで登り滑った時中間支点が抜けないかテストもし、会長直々に色々と教えて戴き、翌る日筋肉痛になるほど学び多い1日でした。

忘れている事も多く、GW前に再確認でき、繰り返しやる事の大切さを感じました。
雪溶けが早くGWの雪の状態はどうなんだろう?気になるなぁ~

Qちゃん


山行前日、ドリさんから「車が故障して翌日の山行で車出し出来ないかも」と連絡が入る ( ゚Д゚)
残念ながらドリさんは欠席、集合場所を変更してアーさん車で向かう事に。

また、駐車場に到着して竜少年が体験参加の2人を探しに行くがO越さんが見つからず (・_・;
先にゴンドラに乗ってしまったようだ。
といった事前ハプニングはあったが、春のポカポカ陽気の中、充実した雪上訓練であった (^^♪

ゴンドラ山頂駅から100mほど登ったところで訓練を実施。
先週末講習会に参加したアーさん、そして竜少年からレクチャーを受ける。

特に印象的だったのが、滑落停止訓練。
「滑ったら直ぐに停止させること。硬い雪など滑りやすい場所だと5m以内で停止しないと止まらない」

そこで本チャンのスピードを想定、ヒップソリで滑落スピードアップ! (゚o゚;;


1、空身で滑落して右、そして左回りで停止
2、ザックを背負ってGアップ⤴︎ 仰向けで足から滑落して停止
3、ザックを背負ってGアップ⤴︎ うつ伏せで頭から滑落して停止

反射的に動作しなければ止まらないので身体で覚える必要あり。
定期的な練習(最低1回/年)が必要だなあ、と実感しました。

個人的な収穫は、押入れに25年間眠っていたハンディトランシーバーの動作確認が取れたこと。
まだ携帯電話が普及しない頃に登山で必要だと思い購入したのだが、相方が居らず使う機会が全くなかった...
今回、会のトランシーバーと周波数合わせて、通信確認!
あまりにも楽しくて、思わずO越さんに購入を勧めてしまいました (^^;)

山行仲間が居るって楽しいですよね (^^)/


次回の山行からトランシーバー使ってみよっと。

レイザー