甲府幕岩 ~2020.10.18~

dakekanba-admin

山域 甲府幕岩
日程 2020.10.18
参加者 K他3名(女2人、男2人)

 

前日からの雨が止んだのが、当日の朝。夜明け前から中央道を飛ばし、ガスがかかったり小糠雨になったり、ふと雲が切れて青が覗いたと思ったら、
突然八ヶ岳が宝冠のようにカキーンと光ったりして、車中は、刻一刻と変化する天候に真剣に振り回され通しだった。
岩場はいかにも雨上がりで、風通しのよい上部は大体乾いていたが、下は染みだしも多数あり、各自の課題はさておき、最初は登れるルートを探してどんどん登り始める。
[山椒王国]エリアの
森からのおくりもの10.b で全員アップを済ませる。岩が冷たくてじっとりしていた。
[森の散歩道]エリアは岩の乾きが悪くて断念
[豊穣の森]エリアでは、
動物がイッパイ 10.b
ナベちゃん 5.8
ピリカ 10.b/c
アイソメトリックス 10.c

昼食を挟んで、

[メルヘンランド]エリアの、
森の唄 10.a
ダダ 10.c
アプローチ 5.7 から二股に繋いで、ベテラン勢はジューンブライド 11.c、
私を含めて女性陣は HIVE 10.a

既に周囲は、乾きのいい好ルートを狙って数組のグループで混んできている。
ビレイしながらふと脇を見ると、みんな目を光らせていて慌てて視線を逸らした。クライマー特有の、岩に対するギラついたそのハンター的な雰囲気、これだから外岩たまらん…。

メルヘンランドの二股ルートで4人それぞれ力を出しきった感。
男性2人は登りかたもルートの取り方もムーブも、勿論体型も全く異なっていて、2人の登りを比較しながらじっくり観察できたことはいい勉強になった。

16時近くなり、周りは次第に閑散としてきたが、ここぞとばかりに短いルートをガシガシ登る。
[森の散歩道]エリアの
スパイラルリーフ 11.b(男性陣)
ペンタゴン 5.9

ここへきてタイムリミット。日が陰りだし、大急ぎで道具を詰め込み、1日たってもまだ泥状に濡れた山道をヘッデン着けて慎重に戻る。
車に着くと辺りは真っ暗闇で、でも心は満足で、途中のファミレスで限界までしこたま食べて帰途についた。

普段ジムトレ積んでも、外岩では10.aだのbだのに苦戦している私は、そのギャップについてアドバイスをもらった。
外岩でもジムでも、自分でムーブを起こしていくことが大事。普段ジムで手順通りに登って「できた」「できない」云々ではなく、1つ1つのムーブのつなげ方を意識しながら、
自分のリーチやパワーに合った登りを自分で作っていくという作業が大事。普段からそれをやるくせをつけるということ…。

人生観変わったかも。