十二月一日 十二時に十二ヶ岳登頂! ~2018.12.1-2~

dakekanba-admin

山域:西上州(星穴岳・碧岩)
日程:2018/11/24(土)-25(日)
メンバ ー:Qちゃん(L)、Muu(SL)、すけちよ、ドリル

先週の山行(西上州の星穴岳&碧岩西稜)にも参加出来ず、バリエーション登山で今回の参加メンバーにかなり遅れをとっている私は、「どこかに行かない?」と誘いを受けて「岩場のある山に行きたい!」と希望を出した。


いくつかの候補地から毛無山〜十二ヶ岳〜節刀ヶ岳に決定。変化に富んで中々面白いコースだったが、すけさん、ドリさん、むーさんには物足りなかったかな?(⌒-⌒; )

普段、メールやLINEなどの文章だけでは伝えきれないことも、一つのテントで寝食を共にし、顔を見ながら色々と話をすることが出来、実りの多い山行でした。

いつもアドバイスを下さる会長をはじめ、先輩方がいるからこそ安全な山行が出来ると感謝しております。

これからもよろしくお願いいたします。

Qちゃん

 

岳樺クラブでは、山行を行う際には事前(1週間ほど前まで)に参加者(今回はリーダーのQちゃん)で計画書を作成・提出し、会長に受理していただき実施している。その計画書には装備表もついており、登山靴やザックなどの個人装備から、テントやロープなどの共同装備も記載されている。

その装備表を基に持ち物を準備するのだが、ここ最近で3度も忘れたものがある。“タオル”である。「タオル」は装備表には書いてない。そして、私は登山中に汗を拭くためにタオルは持っていかない。下山後にお風呂で汗を流した後にだけ使うものだ。そして、タオルを忘れた時の救世主は、いつもドリさんだ。

1度目は、穂高から下山し沢渡バスターミナル近くのお風呂に寄ったとき。服を脱ぎ終わって「ないこと」に気付いた。その時、ドリさんが「ありますよ!」とサッとタオルを出してくれた(^_^)v
2度目は、八ヶ岳だったか・・・車を降りてお風呂セット(着替え&タオル)を確認したところ、「なぜか用意してなかった」ことに気付き。ドリさんの車に載っていたタオルをお借りした(;^ω^)

そして、今回、毛無山に向けて歩き出す際に、脱水ローラーの付いた年代物の洗濯機が民家の前に放置されているのを見た時「アッ、洗濯したタオルを持ってくるのを忘れた!」・・・とは、ならずにローラーに手を挟む格好をして「呪いのローラー!」と、キン肉マンのネタで盛り上がっていた。

毛無山への登山道は、風もなく南面で日が差して暖かく、汗をかいたが「タオル」の存在を気にすることは無かった。

毛無山から十二ヶ岳の縦走路で、いくつものアップダウンを進む際に、今回の最大のチャンスが訪れた。誰かが落としてしまった青いタオルが、登山道でよくある落とし物への対応で、木に結び付けてあった。ここで、私は「そういえば、タオル忘れたかも、ちょっとお借りしよう(^_^)v」・・・とは、思わず、逆にお調子者になって「ドリさん、タオルを拾っておかないと、後(お風呂)でタオルが無くて泣きますよ~!」と軽口をたたいていた。

その後、なかなか登り応えのある岩場を攀じ登り十二ヶ岳、節刀ヶ岳に登頂、無事に下山となった。さて、下山後のお風呂へ、まずはお風呂セットを確認・・・「ん!?」・・・「アレッ?」・・・「ない?」・・・「忘れている(>_<)」

3人は、そんな私の様子に気付かないようで、ニコニコと片付けとお風呂の準備をしている。思い切ってタオルを忘れたことを告げると、「えーっ!」「またー!」と大ブーイング(+_+)。しかし、今回もドリさんがタオルを貸してくれた。しかも、そのタオルは前にドリさんが下山後にタオルがなくて購入したヤツではないか。う~ん、ドリさん、本当に申し訳ありません!

装備表の個人装備に、「タオル」って書くべきか、ドリさんの持ち物に「タオル×2枚」としておくべきか・・・。もちろん冗談です!ただ、また、もしも・・・本当にもしもの時は、よろしくお願いいたします(*^^*)

ムー

 

道の駅に前泊して起きれば今日から12月。・・・にしても富士山はでかいし、雲一つない素晴らしい富士山の山容に見惚れてしまう。今年登ったけど富士山はやっぱり見る山かな、ともうなずける。

十二ヶ岳に登るなら、と、一ヶ岳から十二ヶ岳までのピークの写真をQちゃんに撮り続けてもらう。xxヶ岳~xxヶ岳はアップダウンがそれなりにキツイところもあればそうでないところもある。3つの岳を越えたらリードを変えようとムーさんがルールを作った。

で、七ヶ岳~九ヶ岳は私がリードの番。七ヶ岳→八ヶ岳は30mくらいの距離で高低差もほとんどなくて笑えた。次は九ヶ岳のはずなのに、十ヶ岳が現れた。あら~(汗)先週の星穴岳の道迷いに引き続き、今週もルートを誤ったのかと、意地になって引き返す。しばらく4人で探しても九ヶ岳がどこにも見つからない。スマホで調べると九ヶ岳はなんと行方不明だと知る。チャンチャン。(標識の棒のみ発見か!?)

そのあとは、吊り橋を渡ったり、鎖場を通過したりと大人のアスレチックを楽しんだ。山頂では先行していた男女2人がいて、聞けば地元静岡の労山のメンバーの方であった。

すると麓から正午を知らせるチャイムが聞こえてきた。「(今日から)12月の12時に十二ヶ岳の山頂って最高ですねぇ」とうまいことを言ってその場を和ませる私。もはやドヤ顔。自他ともに認める100点満点の出来としか言いようがない名言だ。あまりの名言にドリさんも悔しそうだ。そこからは周辺の山にも登り、飽きるほどの下山道を無事に下山した。アラフィフがキャッキャと楽しく登る山もたまにはいいものです。♪

お風呂に入り、先週と同じようなスタイルでテントでの反省会が始まる。塩チャンコ鍋を囲んでの長~い夜は更けていくのであった。♪

翌朝、十二ヶ岳の岩場の状況がよくない(雲が低く、風が強い)ためクライミングは中止し、西湖の公園でビーコン練習をした。ビーコンはワカさんから去年からずっと借りていたものだがこの度、売ってもらった。大事に使いたい。10年以上前の機種であるが、最新のマムート社製のビーコンと比べると大きさの差は少しだけあるものの、性能や機能はほとんど変わっていないようだ。

練習内容は、これまで1人の遭難者を想定してサーチしていたが、今回は複数の遭難者を想定してサーチしてみるなど、ビーコン操作に慣れるのに加えて、ビーコンの性能まで十分に検証してみることができてよかった。・・・にしてもビーコンで迷走してしまう姿は、知らない人からみたら不審者としか思えず思わず笑いが出る。アラフィフの和気あいあいでビーコン練習を終えて、西湖を後にした。

 

今年は冬の訪れが遅いようであるが、昨年以上にメンバーと雪山を楽しみたい。雪が降らなくてもこうして冬を楽しめるのはこれまで会を築いてきたメンバーのおかげです。今後ともよろしくお願いします。

すけちよ

 

毛無山、十二ヶ岳

今回の山行を計画する前から登ってみたかった毛無山、十二ヶ岳です。いずみの湯に車を止め出発する。文化洞トンネル方面には車道は危険なので根場通学路を通ることにした。結構なアップダウンや痩せた道を昔の子供は通学していたのかと想像する。長浜への分岐から毛無山へ向かって登っていくと途中これから向かう十二ヶ岳が見えた。毛無山の山頂手前で振り返ると富士山が視界いっぱいに有った。思わず声が出てしまう絶景だ。

毛無山で小休憩をして十二ヶ岳に向かう。すぐに一ヶ岳の看板が。アップダウンを繰り返し順調に八ヶ岳まで来た。しかし、なんと次の看板が十ヶ岳に!九ヶ岳を見落としてしまったらしい。戻って九ヶ岳の看板を探したが見つからなかった。どうやら看板が無くなってしまったらしい。

気を取り直して十一ヶ岳を越え、つり橋を渡り十二ヶ岳に着いた。富士山をバックに会の旗を入れて記念撮影。休憩をして節刀ヶ岳を目指す。地図で見ると等高線もなだらかで気持ち良い稜線歩きを想像していたが、ここでも結構なアップダウンの繰り返しだった。節刀ヶ岳に着いてから、また十二ヶ岳を経由して無事下山した。とてもスリルの有る山行でした。

 

十二ヶ岳の岩場

十二ヶ岳の岩場でのクライミング予定でしたが、雲行きが怪しいので急遽予定変更で、ビーコン練習になりました。ムーさんを講師に、まずはグループチェックを行う。次は実際にビーコンを隠してもらい、サーチモードで探す練習を行った。できればお世話になりたく無い練習でした。

ドリル