山域:谷川連峰
日程:2015/5/5~6
メンバー:みっちゃん、Muu(報告者)
今年のGWは、例年に比べて荒れた天気でした。
GW前半は当初予定していた北アルプスから、幕岩に変更(既にHPにUP済み)しました。後半も北アルプスの縦走を予定してましたが、天気予報から判断して谷川連峰主稜線縦走に変更しましたので報告します。(Muu記)
行程は、5日に西黒尾根から上がり、避難小屋泊でひたすら西へ向かい、平標山から6日に下山します。
4日の午後に谷川岳登山指導センターで情報収集したところ、西黒尾根は雪がほとんどないとのこと。…と聞いても、さすがにピッケル、アイゼン、スコップ等の雪山装備はもちろん、防寒装備も置いて行くわけにはいきません。結局、2日分の水も背負って西黒尾根に挑みます❗
日の出とともに笑顔で出発しましたが、背中の荷物が肩に食い込み、顔が苦痛で歪みます。また重い荷物にバランスを崩さないように気をつけながら登ります。情報通り雪面を歩くのは僅かな距離で、重荷のことを考えれば良かったと思います。
1日目で元気だから登れたのかなぁと思いながら、肩の小屋に到着。小屋番さんに伺うと、この先も雪は少ないとのこと。では、ここからは緩~い稜線歩きに出発❗…と言うのは甘かった。なだらかな稜線のイメージがあったのに、実際はアップダウンの連続に岩場もあり、掛け声を上げながら一歩ずつ一歩ずつ、身体を持ち上げるように登っていきます。
ここにきて、訓練を兼ねてテントを持ってきたことを、頭の中で「今後の縦走に向けて良いトレーニングだよ🎵」と「もっと装備を厳選し軽くするべきだったよ❗」という意見がケンカをしていました。
そんなケンカに決着をつけたのは、素晴らしい景色でした。
360度がすべて山、振り返れば歩いてきた稜線が自信を持たせてくれ、前を見ればぐんぐんと近づく仙ノ倉岳に励まされました。そして1日目の終わりは、仙ノ倉岳に沈んでいく太陽で、久し振りに美しい日の入りを見ました。普段は山では眠れずに苦労しますが、この日は暗くなると自然に眠れました。
6日の朝も日の出とともにスタート❗
この日も平標山までアップダウンがあり、さらに平標山登山口までの急な下りに疲労しましたが、前日にも増して良い天気(風が強いけど)だったので最高の縦走ができました。
下山後は、前橋から来た優しい姉弟に越後湯沢まで乗せていただき、本数の少ない上越線にうまく乗ることができました。
唯一の反省点は、晩ご飯をもう少し豪華にすることくらいでしょうか(^^;