広沢寺で岩トレ ~2015春~

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山域:広沢寺の岩場
日程:2015/5/31
メンバー:竜少年、Mierin、みっちゃん、Muu

谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜への登攀を翌週に控え、「実際に岩を触っておいた方が良いでしょう」という竜少年の計らいで、広沢寺の岩場でトレーニングをしてきましたので報告します。(Muu記)
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実は私は、初!広沢寺。写真等を見たイメージで感じていたのは、ロープワークの練習に最適な(ロープワークに専念できる)、なだらかな斜面。ところが、岩場(もっとも大きな「弁天岩」)が見えてくると、それは壁にしか見えず、ちょっとドキドキする!
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でも、いきなりは登らずに、まずはロープワークの確認。冒頭にも書きましたが、今回はクライミング技術のレベルアップがメインではなく、翌週に控えた本チャン(谷川)に向けて、以下のような目的を持ってのトレーニングでした。
① しっかりと安全な登攀をするための技術(知識)を習得する。
② マルチピッチでのロープワークを確認する。
③ ザイルパートナーとのロープワークを確認する。
昨夏の入会前には、ロープはおろかハーネス等の登攀具も使用したことがなかった私のために行われたトレーニングではないかと、勝手に主役(!?)になった気で竜少年の説明を聞きます。まずは、リードで登って終了点に着いた際に行うことを、竜少年が近くの岩を使って順番にゆっくりと教えてくれます。
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そして、一人ずつ順番にトライ! まずは、P.A.S.等を掛けて、メインロープでセルフビレイを取る。続いてセカンドの人のビレイをセットするという一連の流れを行う。
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それが終わると「よしっ!忘れないうちに登っちゃおう!」とばかりに、いきなりリードで登るように言われて、あたふたと用意するが、いよいよ登るときに竜少年から「朝一番なので、慎重にね~。」と言われ、落ち着いて登ることができました。(まずは入門者向けのプレゼントファイブというルート)
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広沢寺は、スラブ(プロレスラー武藤敬司の『プロレスラブ』とは、まったく関係ないようです。。。)と言われる1枚岩ですが、それなりに手足の置場もあり、適度な緊張感で登れました。終了点には、しっかりとボルトが打ってあり、習った通りに支点工作を行えました。ビレイしてからみっちゃんが登ってきて、懸垂下降で降りるのですが、ロープが風で流れたり、岩や木に絡んだりとロープを投げられない条件を想定してエコバッグに入れ下降します。
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手順の確認で手間取っていると、下から竜少年がスーッと音もなく登ってきて、すぐにMierinさんも続く。
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私達も、斜面に立ってのエコバックの使用に苦労しながらも何とか降りて、次はみっちゃん→私の順。また、Mierinさん→竜少年も登ります。次は、一般ルート右側に移動して、途中でピッチを切って登ります。これこそマルチピッチの良い練習になるルートで、2パーティがそれぞれ繰り返し一般ルート左側も登りました。
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クライミング及びロープワーク共に、とても良いトレーニングとなりました。また、この日は非常に暑くなったので、皆とても汗をかいて疲労しましたが、夕方になり、暑さも和らいできた頃まで没頭し、全員が充実した状態で下山しました。
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