千葉県勤労者山岳連盟

山の会「岳樺クラブ」

クライミングをずっと続けていきたいと願い続けているクライマー集団
【新着山行リスト】

谷川岳 一ノ倉沢・烏帽子沢奥壁南稜


【目 的 地】谷川岳 一ノ倉沢・烏帽子沢奥壁南稜~国境稜線
【日  時】2003年6月7日
【メンバー】Miya、Nob、チカ(無所属)

【タ イ ム】一ノ倉沢出合(4:10)・・・テールリッジ(4:30)・・・南稜テラス(5:20~
      37)・・・南稜終了点(8:12~35)・・・烏帽子尾根(9:10~25)・・・一ノ倉岳
      (11:06~35)・・・オキとトマの耳コル(12:18~27)・・・肩ノ小屋
      (12:35)・・・厳剛新道分岐(13:19~25)・・・第一見晴(14:00~10)・・・
      マチガ沢出合(14:35)・・・一ノ倉沢出合(15:00)
■6月7日(土) 晴のち曇り
 南稜に多数のパーティーが入る情報が入り3時起きとなった。登山指導センターで軽く朝食をとり車で一ノ倉沢の出合に向う。一ノ倉デビューのNobさん、チカさんは緊張した様子もない。緊張しているのは20年ぶり?の僕だけのようだ。
 
 南稜テラスへの到着を3位以内を目標に一ノ倉沢出合を4時10分出発。先行に2パーティーが見える。ビョングリの滝も雪に埋まり楽だ。息を切らせ雪渓を登り1パーティーを抜きテールリッジに取り付く。天候も薄曇りだがすっきり稜線まで見える。



 テールリッジの途中で軽く休憩をとり衝立、滝沢を眺める。若い頃最後に来たのは確か冬?よく覚えていない。昔の仲間にそっと手を合わせる。
 中央稜取付きを通り烏帽子スラブに入ると南稜テラスに1パーティー、変形チムニー取付きに1パーティーがいた。南稜テラスに到着すると先行パーティーは1ピッチ目を登り終えるところだった。南稜テラス到着2番となった。続いて3番手の3人パーティーも到着。
 今回は南稜から国境稜線まで抜ける予定だ。渋滞を避けたかったため3人がんばって早起きしたのは正解だった。僕がリードでチカさん、Nobさんに続いて登ってもらう事にする。

1ピッチ目
 5時37分スタート。テラスの右よりから登り10Mほど直上して、細いバンドを右に回りこむとチムニー下に出た。週末の仕事疲れか動きが硬い。クニさんからの情報でチムニーの右側に大きな浮き石があると聞き、チムニーを5Mほど登ると右側にその石があり触れてみると落ちそうだった。(クニさんありがとう)





2ピッチ目
 ホールドが豊富なフェースを右上する。動きもだいぶ慣れてきた。さらに左にトラバースして直上すると緩傾斜帯のテラスに出た。Nobさん、チカさんも快調に登ってきた。



3ピッチ目
 緩傾斜帯の草付のためNobさん、チカさんにザイルを引きながら先に登ってもらい、僕は念のため確保をする。下の南稜テラスを見れば、もう10人ほどいる。梅雨入り前の好天の日、満員御礼のようだ。

4ピッチ目
 左にトラバースして傾斜の緩いフェースを登ると6ルンゼ側のテラスに出た。先行パーティーを見れば最終ピッチを登り終えるところだった。



5ピッチ目
 ここから右のリッジに移るか迷う。25年前に南稜を登っているが記憶にない。6ルンゼ側を登り馬ノ背リッジの上に出た。下に見える本谷をバックにNobさんの登る姿をにわかカメラマンのチカさんが撮影する。途中6ルンゼ下降用の支点にランニングビレーをかけてしまって、先行パーティーが下降してきて迷惑をかけたようだ。(先行パーティーの方、すみませんでした)



6ピッチ目
 快適なカンテラインを登り、奥壁側のクラックを登ると最終ピッチのフェース下のテラスに出た。





7ピッチ目
 ピナクルの上に登り垂直のフェースを移る。垂直と感じたのは上部の5Mぐらいだろうか。古いが残置ハーケンも豊富であった。チカさん、Nobさんも続いて登ってきて終了点のテラスに到着。8時12分終了。
 後続パーティーの事を考え一段上のテラスで休憩をとる事にした。







 南稜終了点から烏帽子尾根までルート図には200Mとある。出だしは岩と草付のミックスでザイルをしまいノーザイルで進む。烏帽子岩もすぐ上に近づいてきた。100Mほど登るとクラックが現れたので念のためアンザイレンして登ることにした。このクラックは登った記憶があるような気がした。
 1ピッチ半ほど登ると懸垂岩のコルから左の草付の踏み跡に出て、私達の本当の終了点となりクライミングシューズから開放された。ここで滝沢スラブ、2ルンゼをバックにVサインで記念撮影。



 烏帽子尾根を草付の踏み跡をたどり5ルンゼの頭の登りとなる。登りの途中下を見ると、衝立の頭と烏帽子岩の中間あたりに中央稜や凹状を登り終えた人達が見える。
 5ルンゼの頭の下のテラスに着くと40Mほどの脆い岩が待っていた。ここは若いころ何度も登っているのが記憶と違っていた。クライミングシューズに履き替えザイルを出し準備をしていると若い2パーティーと単独の人が登ってきた。尋ねると、どちらも変形チムニーを登ってきたそうだ。同じ稜線にぬける人がいるのは嬉しかった。
 脆い岩を緊張しながら30Mほど登ると5ルンゼの頭に出た。ここでクライミング用具をザックにしまい、ハーネスとヘルメットだけを着け、ここからは一ノ倉尾根の登りとなる。
 途中の脆いリッジなどが現れ慎重に通過する。やがて一ノ倉岳が近づくと熊笹の中の登りとなった。踏み跡はしっかりあるのだが熊笹に覆われ踏み跡が見えない。熊笹をかき分け掴み登ると縦走路に飛び出した。一ノ倉岳山頂に立ち3人握手、記念撮影をする。
 下りは谷川岳山頂を経由して西黒尾根から巌剛新道を経てマチガ出合に下り立った。車が停めてある一ノ倉沢の出合に戻ると一ノ倉の稜線はガスにおおわれていた。







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■感想
 一ノ倉デビューのNobさん、チカさんも充実した山行だったのではないかと思う。
南稜ルートを登った事も嬉しかったが、懐かしい一ノ倉沢を登れた事に満足した山行だった。
                                               記 Miya

| 山行リスト::クライミング | 04:26 PM | comments (0) | trackback (0) |


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